正官格
正官は名声・地位・経営・温厚聡明・細心緻密等の事柄を表わします。
女性にとっては夫の状態を示します。
女性に偏官や正官が多いと異性問題が起こりがちです。
性格
適度で良好な正官を持つ人は、温厚、聡明、細心緻密、質素倹約、品性高潔、管理者としての優秀な才能があります。
企業経営の才能が優れています。
その結果名声を博し名誉を得ることができます。
信用、職位が強調されますから勤め人としても出世します。
官印双全は要職、財官双全は財産家となります。
正官は家督の意味がありますから、長男の生まれの人が多いのです。
長男でなくとも家業家督を相続する人、または親の面倒を見る傾向があります。
正官は五行の関係で言えば、日干を剋するのですが陰陽配合の剋となり日干に良好な刺激を与えます。
陰陽配合の剋は、陽・陽、陰・陰の剋にみられるような破壊的作用はありません。
安楽な生活に安住することなく、良い刺激が与えられることで絶え間ない自己研鑽、努力を継続しますので人生が大きく発達します。
良い正官が年柱にある人は、若くして発達します。
時柱にある人は晩年に発達します。
正官は蔵干より天干として顕出しているほうが発達しやすいのです。
正財は顕出していると散財しやすいので蔵干のほうが良いので、正官と逆になります。
正官に正財があると財官双全となり富貴の運で、正財・偏財運で発達します。
家族
女性にとって正官は夫を表わし、生日地支に正官を持つ女性は賢明な夫に恵まれます。
良好な正官か偏官が1つだけあれば、夫は発達します。
男性の命式で良好な正財があれば、正官を生じて活かす意味になりますから、内助の功をつくす良妻を得ます。
男性にとって正官・偏官は子供を表わします。
正官の12運が長生で剋傷がなければ、賢明な子供に恵まれます。
職業
正官の五行による適性
正官(木) 行政、司法、総務、管理
正官(火) 文化、芸術、教育
正官(土) 農林、土木
正官(金) 財政、経済、金融、軍隊警察
正官(水) 商業工業、水産
日干が金(庚・辛)の場合、木気が強過ぎると、強固な木となり刃物が欠けてしまい製材することができない状況を示します「木多金折」。
反対に庚が強すぎる場合、丙が庚の強剛性を抑え鍛錬するのですが、丁から陰陽配偶の鍛錬を受けるほうが一層良くなります。
丁の鍛錬は庚の剛健の素質を損なわずに、鋭峰の質が一層良質化します。
庚は丁(正官)により鍛錬され鋭利な刃物となり、甲(偏財)を加工することができます。
同時に甲は丁の火力を補強することができます。
加工された甲は用材となり建築物等多方面に有効に使用されます。
戊(偏印)は炉として丁を保護すると同時に、庚を補強することになります。
日干が庚の場合は、甲(偏財)、丁(正官)そして戊(偏印)が揃えば、庚の素晴らしい能力を最大に発揮することができます。
学問でも実業でもどのような分野でも、能力を十分に発揮することができますから、有能な人物として社会的に貢献することができます。