- ナタマメ -
(タテワキ)


ナタマメ

2001.09.23 徳島県美馬郡

ナタマメ
学名:Canavalia gladiata
マメ科ナタマメ属
熱帯アジア、熱帯アフリカの原産で、日本には江戸時代初期に伝来したといわれています。
マメ科としては全体的に大きく、本葉は人間の手のひらほどにもなります。
花は長い柄を持つ三出複葉で、淡紅花種と白花種があり、夏に(淡紅色〜白色の)花をつけ、11月の収穫期には幅5cm、長さ30cmにもなる大きな莢(さや)をつけます。ナタマメの名前はこの莢が鉈(なた)に見えることから付けられた名前です。また、その莢の形から「帯刀」(たてわき)という別名もあります。
一つの莢の中には8〜16個の薄い紅色〜白色の豆がはいっています。
身近な所では、福神漬けの中に入っている鉾(ほこ)のような形をしたものがこのナタマメを薄く輪切りにしたものです。漬物には莢が軟らかい白花種の方が主に用いられるそうです。
余談ですが、福神漬けはこのナタマメが多く入っている物ほど高級なのだそうです。
ナタマメの豆は熟すると有毒で、使い道によって薬にも毒にもなります。薬効としては化膿の薬として効果があり、江戸時代の「和漢三才図会」にも紹介されています。また、それゆえ、味噌漬などに用いる場合は何度もアク抜きをしてから漬け込むのだそうです。
平成13年に新潟県の新発田市で見つかった資料にも、赤穂義士が討ち入りの前にこのナタマメの味噌漬を食べて滋養をつけたという事が記されています。 また、有名な童話「ジャックと豆の木」のモデルになったとも言われています。