- 大きな○○の木の下で(怖い話) -


真名井 糾(Nightmare)さんがこんなお話を教えてくれました。

古木や大木などの歳を経た木には、精霊を始め不思議なものが宿るという考えは世界中に有ったようで、日本をはじめ世界各地に様々な話が残っています。
その中でも、大きな木の下を通る事を人は特に恐れたようで、次のような話が残っています。

◆釣瓶落とし 【日本】
京都の曾我部村字法貴(現 京都府亀岡市曾我部町法貴)には釣瓶落としという妖怪が現れたといわれ、現れる前に「夜なべすんだか、釣瓶おろそか、ギイギイ」と言って下りてきて、道行く人を取って食べたと言われています。そのため、この釣瓶落としが現れると言われる榧(かや)の木の下は夜になると通る人が居なかったそうです。

◆カマ腕男 【ドイツ】
今から二百年から三百年ほど昔、ドイツの北部には両腕がカマになったカマ腕男という妖怪がいると信じられていました。そのカマ腕男というのは、大木の上に隠れていて、その下を人が通ると腕の鋭いカマで首を刎ね、その人の肉を食べてしまうそうです。
そのため今でもこの地方の人達は、大木の下を通る時には両手でしっかりと首を押え駆け抜けるのだそうです。

◆吸血鬼 【エジプト】
エジプトでは歳を経た古木には吸血鬼が棲むと信じられていたそうです。この吸血鬼は紐のような長い舌を持っていて、木の下で休んでいる人や木の下を通りかかった人をこの長い舌で締め上げ、舌の先についている口で生き血を吸い取ってしまうそうです。
そのため、エジプトの人達は「古木の下は駆け抜けろ」と言うのだそうです。

Special thanks to 真名井 糾