一葉(イチヨウ)

 

一葉(イチヨウ)

サトザクラの栽培品種。江戸時代末期(1800年代前期)から関東を中心に広ま

っている。花は淡紅色の大輪八重で、‘普賢象’よりも早く咲く。1-2本の雌しべ

が葉のような形態に変化していることに栽培品種名は由来する。若い葉は鮮や

かな緑色で萼片にはギザギザがない。この点で‘普賢象’や‘松月’と区別でき

る。新宿御苑にはおよそ200本も植えられている。栽培品種では、‘染井吉野’

に次ぐ本数であるうえ、その多くが10mを越えてるような高さの大木になってい

るので美しい。‘一葉’の大木が咲き誇る景観は、新宿御苑の桜の大きな特徴

であろう。

(「新宿御苑の桜 サクラウォッチング」書苑新社、2000年4月)

 

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