足尾地域セミナー
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【地域セミナー in 足尾】
■足尾町の再生と全町地域エコミュージアム構想の推進■
1.開催の趣旨とセミナーの概要
1)開催の趣旨
1992年にブラジルのリオデジャネイロで開催された「環境と開発に関する環境会議」(リオ・サミット、UNCED)から10年目にあたる今年の8月26日〜9月4日、南アフリカ共和国のヨハネスブルグで「持続可能な開発に関する世界サミット」(ヨハネスブルグ・サミット、WSSD)が開催されました。
ヨハネスブルグ・サミットでは、今後の環境・開発政策の指針となるべき「実施計画」と各国首脳の決意を表明した「政治宣言(持続可能な開発に関するヨハネスブルグ宣言)」が採択されました。
「足尾の環境と歴史を考える会」はヨハネスブルグ・サミット提言フォーラムに参加し、2001年11月にカンボジアのプノンペンで開催されたアジア太平洋準備会合に「『負の遺産』を活用した環境教育と世界に向けた情報発信基地の整備〜足尾銅山の煙害で禿げ山になった松木渓谷の保全と活用〜」という提言を提出しました。また、足尾町においては田中正造の直訴百年、松木村廃村百年を記念したシンポジウムや研究会を開催するなど活発な活動を展開してきました。
現在、ヨハネスブルグ・サミットに対しては、政府、NGO、マスコミなどからさまざまな評価が出されていますが、「足尾の環境と歴史を考える会」では、ヨハネスブルグ・サミットの報告会を兼ねて、「足尾町の再生と全町地域エコミュージアム構想の推進」をテーマにした地域セミナーを開催することにしました。
テーマ「足尾町の再生と全町地域エコミュージアム構想の推進」においた理由は、第1に、1973年に足尾銅山が閉山して以降急激な過疎化が続くなかで、足尾町では、同町の再生の方向として自然的・歴史的環境を活用した「全町地域エコミュージアム構想」の推進を中心にすえて地域づくりを行っているためです。第2の理由は、ヨハネスブルグ・サミット提言フォーラムが提出した「持続可能な開発に関する教育10年」という提言が「実施計画」に採択されたことにみられるように、今後の地球問題を考えていく上で環境教育が特に重要になっているためであり、「全町地域エコミュージアム構想」は、煙害で禿げ山になった松木渓谷の「負の遺産」などを活用して環境教育をも進めるものであり、世界に向けた環境教育の情報発信基地の整備をめざすものだからです。
2)セミナーの概要
足尾地域セミナーは、2日間の日程で開催します。1日目は、シンポジウム形式で開催し、2日目は「負の遺産」である松木渓谷の禿げ山の現状など、足尾町の環境と歴史的遺産を見学・視察します。
【第1日】
第1部では、まず外務省の中野潤也氏が、ヨハネスブルグ・サミットに向けた日本政府の取り組みの報告、採択された文書等により、リオ・サミットとヨハネスブルグサミットとの相違点、各国間等の論争点・対立点、21世紀の地球環境問題に対処すべき今後の課題等について、政府の立場から報告されます。ついで、ヨハネスブルグ・サミット提言フォーラム幹事の江口雄次郎氏が、サミットにおけるNGOの活動を報告し、NGOの立場よりサミット後の今後の課題について報告します。
第2部では、まず長年水俣病について調査・研究されてきた熊本学園大学教授の原田正純氏が、水俣病の現状と水俣再生に向けた現在の課題について報告されます。
ついで、一橋大学教授・環境再生政策研究会事務局長(ヨハネスブルグ・提言フォーラム賛同人)の寺西俊一氏が、全国の公害被害地における地域再生に向けた動向と地域再生を進める中での問題点と今後の課題について報告されます。
最後に、足尾の環境と歴史を考える会で活動されている利根川治夫氏が、足尾町の現状と、「負の遺産」を活用した環境教育と世界に向けた情報発信基地の整備という視点に立って、足尾再生に向けた課題について報告します。
第3部では、第1部と第2部の報告を受けて、「公害被害地の地域再生に向けて」と題して、報告者とフロアーを含めて総合討論を行います。司会は、環境再生政策研究会の公害部会で事務を担当されている東京経済大学助教授の除本理史氏が行います。
なお、第1日目の夜には、宿泊施設において足尾町の方々と懇親会を開催します。
【第2日】
煙害で禿げ山になった松木渓谷と松木村の跡地など、足尾町内の自然的・歴史的遺産の見学を行いながら、それらの遺産の活用方法などについて考えます。
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■足尾町の再生と全町地域エコミュージアム構想の推進■
〜「負の遺産」を活用した環境教育と世界に向けた情報発信基地の整備〜
◆と き:2002年12月15日(日)〜12月16日(月)
◆ところ:足尾町ふれあい会館
◆主 催:足尾の環境と歴史を考える会、ヨハネスブルグ・サミット提言フォーラム
◆後 援:日本環境学会、環境再生政策研究会、足尾町、栃木県(予定)、外務省(予定)、環境省(予定)
◆協 力:栃木県内マスコミ各社(予定)
【第1日】地域セミナー
[挨 拶]
足尾の環境と歴史を考える会 事務局長 生沼 勤氏
13:00〜13:05
[祝 辞]
足尾町長(予定)
13:05〜13:15
第1部 ヨハネスブルグ・サミット報告会
●外務省社会協力部地球環境課気候変動枠組条約室 中野 潤也氏
「サミットの概要と今後の課題」
13:15〜13:45
●ヨハネスブルグ・サミット提言フォーラム 幹 事
江口 雄次郎氏
「ヨハネスブルグ・サミットにおけるNGOの活動」
13:45〜14:05
ー休憩10分ー
14:05〜14:15
第2部 水俣から足尾へ・足尾から水俣へ
〜公害被害地域の環境再生に向けて〜
●熊本学園大学教授 原田 正純氏
「水俣病の現状と水俣再生に向けた課題」
14:15〜15:15
●ヨハネスブルグ・サミット提言フォーラム幹事(足尾の環境と歴史を考える会会長) 利根川 治夫氏
「足尾町の現状と足尾再生に向けた課題〜全町地域エコミュージアム構想の推進に向けて〜」
15:15〜15:45
●一橋大学大学大学院経済学研究科教授(環境再生政策研究会事務局長) 寺西 俊一氏
「公害被害地における環境再生に向けた各地の動向と今後の課題」
15:45〜16:25
ー休憩10分ー
16:25〜16:35
第3部 総合討論
<司会>東京経済大学経済学部助教授 除本 理史氏
●公害被害地の地域再生に向けて
16:35〜17:25
[閉 会]
●ヨハネスブルグ・サミット提言フォーラム 幹事 江口 雄次郎氏
17:25〜17:30
[懇親会]
●場 所:足尾町国民宿舎 かじか荘(予定)
〒321-15 栃木県上都賀郡足尾町銀山平5488番地
TEL:0288-93-3420
FAX:0288-93-3013
●時 間:18:30〜21:00
●費 用:懇親会のみ5,000円、宿泊・懇親会参加者9,895円
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【第2日】松木渓谷などの見学
[集 合]9:30 ふれあい会館前
[見 学]9:30〜15:00
三川合流ダム → 環境学習センター → 松木村跡地 → 禿げ山 → 植裁された山 → 精錬所前 → 龍蔵寺 → 古河橋 → 本山坑跡 → 発電所跡 → 掛水倶楽部 → 足尾駅 → 銅山観光(昼食) → 簀の子ダム眺望 → 中才浄水場 → わたらせ渓谷鉄道・通洞駅(解散)
[交通手段]解散後は、わたらせ渓谷鉄道経由、東武鉄道日光経由で帰路につきます。日光までは足尾町のマイクロバスを利用して送迎の予定。
なお、第1日目の12月15日(日)にも、日光から足尾町までは足尾町のマイクロバスでの送迎を予定しています。
[そ の 他]
●費用:無料
●申し込み:参加申込みは、次の様式で利根川までE-mailでお願いします。
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「地域セミナー in 足尾」参加申込書
参加希望(次の箇所に○をつけて下さい)
地域セミナー(12月15日)
懇親会(12月15日)
見学会(12月16日)
住 所:〒
所 属:
氏 名:
性 別:
所 属:
T E L:
F A X:
E-mail:
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