クルーガー国立公園D
<悠然と道路脇を歩く鳥>
車の中が騒がしくなり同乗者たちが道路脇を眺めている。見ると、一匹の鳥が道路脇を悠然と歩いている。われわれを無視したようにのろのろと歩いている。図体が大きく、目のあたりが赤く、奇妙な姿である。思わず頭に浮かんだのは日本の天然記念物ヤンバルである。沖縄だけに棲む、ほとんど飛ぶことができない鳥である。やはりこの鳥も飛べないかと思っていると、同じことを考えることがいるようで、この鳥は飛べるのですかとガイドに尋ねた人がいた。答えは、飛べます、とごく簡単な回答でした。“NASIONALE
KRUGER WILDTUIN KAART”によると、この鳥の名前は、Bromvoelという鳥のようです(ただし、アフリカーナのため、英語での呼び方は別だと思います)。
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| 悠然と道路脇を歩く鳥 |
<車の前を逃げまどう鹿の群>
クルガー国立公園でもっとも多く目にした動物は鹿などの有蹄類の仲間でした。なかでもシカ、ウシ、キリン、カバなどの偶蹄類です。とりわけ多く目にしたのは、鹿の仲間です。たくさんの種類がいたのですが、動物種については無知に等しい私にとって、種類は違うらいしいということ以外は、ほとんどわかりませんでした。小さい鹿や、鹿(impalaではなかったかと思います)の背中で鳥が寄生虫を食べている風景は、ほほえましいものでした。残念ながら、そうした風景は撮影出来ませんでした。
東京を発つ当日、36枚撮りフィルムを20巻買ったのですが、カメラガ見つからず、望遠機能のついていないデジカメでは撮影できなかったためです。出発当日まで荷物の準備をほとんどしてなかった私は、準備に追われ、新宿駅で成田エクスプレスに乗車したのは発車5分前、成田空港に着いた時には、ツアー中最後の人間、すでにほとんどの人は荷物を預け終わった頃でした。
鹿の数は多く、保護されているために、繁殖しすぎたのではないかと想像するほどでした。われわれの車が行くと、道路を歩いていた鹿は、群をなして車の前を走っていきます(Springbokではないかと思います)。道路から灌木林の間に入ればよいと思うのですが、なかなかそうしないのです。それが不思議でなりませんでした。しかし、車で追うような形になっているわれわれの見学は、彼らには大きなス
トレスをかけているのではないでしょうか。
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| 車の前を逃げまどう鹿の群(その1) |
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| 車の前を逃げまどう鹿の群(その2) |