草津温泉「泉質主義」宣言
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特徴ある温泉を強調し「泉質主義」を宣言
草津温泉=群馬県
上州の草津温泉は、古来から効能の高い温泉地として知られる。徳川時代に作成された温泉番付「諸国温泉効能鑑」には、常に東之方最高位の大関にランクされてきた。草津温泉の大きな特徴は、強酸性で高温の豊富な温泉そのものだ。現在でも湯畑をはじめとする源泉は全て自然湧出で、1分間あたり3万リットルを超える湯量を誇るという。
平成13年12月1日、草津温泉では、観光協会、旅館協同組合、商工会が中心となって「泉質主義宣言」を発表。温泉が身近な存在になった現在、温泉地ごとの効能など泉質が問われる時代となってきた。だから今、草津は誇るべき温泉の泉質を消費者に理解してもらうために、「泉質主義」を宣言するという趣旨。
泉質を大切にするとして、
一.自然湧出泉として湯量日本一
一.源泉かけ流しの天然温泉
一.強力な殺菌力を誇る温泉
の三点を掲げ、草津温泉のどの旅館・ホテル、共同浴場等の温泉施設でも等しく楽しむことができる、とPRしている。
今後、小冊子を発行して草津の温泉についての知識の普及に努め、草津に住む人々が一体となってその泉質を守る担い手になることを目指すという。
このように、温泉地の根幹である温泉そのものをPRし、優れた特徴を守っていくという姿勢は、意義深いことであると考えられる。また、本物志向の時代において、温泉そのものに関する情報を的確に消費者に伝えることも温泉地として重要な活動であると考えられる。
(『温泉』第70巻2月号、2002 Feb.)
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