ティランジアとは、
 生育するのに土を必要とせず、岩や樹木、電線などに着生しているので、俗にエアープランツと呼ばれています。原産地は中央アメリカで、パイナップルの仲間の植物です。その多くの種類は乾燥に耐える性質を持っており、土がいらない上、おもしろい形をしたものが多いので、インテリア感覚で手軽に栽培することができます。
 通常の植物は、日中に気孔を開き二酸化炭素を取り込んで、光合成を行い、夜間には、酸素を取り込んで呼吸します。ところがティランジアは、夜間に気孔を開き二酸化炭素を取り込んで体内に貯えます。そして、日中には気孔を閉じて乾燥から身を守るとともに、体内に貯えた二酸化炭素を使用して光合成を行います。このような植物はCAM植物といわれています。
 ティランジアの根は、養分や水分を吸収するためのものではなく、岩や樹木などに着生して体を固定するためのものです。その代わりに水分や養分は、葉が吸収します。このため根が全くなくても成長には差し支えありません。


 栽培方法
 水やり ティランジアの栽培は、気孔を開く夜に、霧吹きで水をかけたり、水をいれたバケツに浸すなどして水を与えます。日中に水を与え、直射日光にあてると簡単に蒸れて腐ってしまいます。また、長時間濡れたままにしておくと、蒸れて腐ってしまいますので、注意が必要です。特にロゼット状のものはロゼットの中に水が貯まりやすいので、ひっくり返して、貯まった水を抜いてやるなどして、長時間水が貯まらないようにします。

  日光の必要量は、種類によっても異なりますが、半日陰程度がよいと言われています。一般的に言って、銀色の葉のものは、強めの光を必要とし、水やりの頻度を少なくし、緑色の葉のものは、弱めの光を必要とし、水やりの頻度を多くします。

 風通し 出来るだけ風通しのよいところにおいておきます。風とおしが悪いと蒸れて腐ってしまいます。ただし、風通しがよいとは、空気の流れが常にあるという意味で、ティランジアが吹き飛ばされそうな程強い風が必要という意味であはありません。

 温度 一般に広い範囲の温度で生育することができます。ただし冬場は、関西では温度が低すぎるようです。冬場は室内に取り込んだようがよいです。ただし、冬場を屋外で乗り切ることが出来る種類もありますが、成長は全く止まってしまいます。

 成長 成長速度は通常の植物に比べると遅いです。ティランジアの中で成長の早い種類でも10日に1枚くらい新しい葉が出る程度です。遅いものだと、数ヶ月に1枚くらい新しい葉が出る程度です。

 開花 通常早い種類で8ヶ月に1回、遅い種類で数年に1回開花します。開花期には、紅葉するものもあります。また、花穂の成長は、葉の成長とは異なり速いものが多く、一日でかなり成長します。開花した株は1個ないし数個の子株を吹き、やがて枯れてしまいます。子株が親株に育てばまた開花します。

 
入手方法
 園芸店、ファミリーセンターなどで入手できます。また、通信販売でも入手できます。なぜか、園芸店より、通信販売の方が値段が高いようです。