特定非営利活動法人IKGS

第2章 IKGSを支えたボランティアの記録
(1993年〜1997年)


「クズが地球を緑にする!」

葛(クズ)が地球を緑にすると聞いて
   クズの種子を集める
   ボランティア活動が広がった

 1991年(平成3年)6月、フィリピンのピナトゥボ火山大噴火時の噴出物により、半径60q以上の自然環境が破壊されました。  現在でも雨季の度に火山灰による泥流(ラハール)が起こり、周辺住民の生活を脅かしています。特にピナトゥボの自然に依存して生活していた山岳少数民族アエタ族は唯一の財産とも言える森林を失い、今なお極限の生活を強いられています。

 ピナトゥボ火山噴火の一年後、1992年(平成4年)6月6日に山南町で『わが町の葛を生かそう』という演題の講演会が開催されました。この講演会に参加した私たちは、「日本ではやっかいもの扱いの葛も、生かし方で火山灰砂漠の緑化に役立つ」ということを講師の津川兵衛教授(神戸大学農学部)から学びました。そして、この不毛の地に未来を築かなければならないアエタ族の人々のことや、砂漠化の進む地球のことを考え、早く被災地を緑化しなければならないことに気付きました。
 そこで、日本の山野に自生する葛の種子を被災地に送り緑化を進めようと、葛の種子を集めるボランティア活動に取り組みました。


葛の種子採集

クズは、日本中の山野に自生しています。

11月の中ごろから2月にかけて、クズの種子をサヤのまま採集します。

1.袋に入れてもむ 2.ふるいにかける
3.水に入れて沈んだ種子を取り出す 4.乾かす


葛が地球を緑にする理由







葛がピナトゥボで育った

クズは、1992年(平成4年)にフィリピン・ピナトゥボ火山被災地に植えられました。このときクズを植えたのは国際葛グリーン作戦山南ではなく、他の日本のNGOです。
(このころの国際葛グリーン作戦山南は、クズの種子を集めるボランティア団体でした)

1993年(平成5年)

フイリピン・サンバレス洲・ピナトゥボ山東部のヒガラ地区1.5へクタールの斜面にクズが植えられました

1994年(平成6年)   クズは見事に育ち、火山灰の斜面を固定し、土石流を止めました。

1997年(平成9年)  クズが現地の雑草を呼び込み、クズと現地の植物が共生し、地力が回復してきました。(ビカラ地区)

トップページへ