綿をつむぐ 紡ぐまでがまた一仕事・その1

摘んできた綿には一房あたり数個の種が入っています。 というより、種の表皮に綿が生えているのです。この種から綿をはがしとるのが綿繰り機です。
パスタマシーンのようになっている(昭和の時代にあった洗濯機の絞り機みたいな) ロールのかみ合わせに、綿を差し出して右側の取っ手をグルグルと回すと、 ロールとロールの間に綿毛が挟まれて、種の表面からちぎり取れて後ろに溜まります。 前には裸になった種がぽろぽろと落ちる仕組みです。
掛けてあるビニール袋はここに種を落としていくというずぼらテクニックです。

   


こうして集めた綿は塊があったりゴミがついていたりするので そのまま紡ぐのには厳しいものがあります。そこで、カーダーというのに掛けます。 犬の毛をとぐのに使うようなブラシ2枚に綿をはさんでこそぐと、きれいに毛並みがそろうのです。
ところが、チーマーの皆が綿繰りしてあつまった綿は約5キロ!ハンドカーダーなんてやってられません。 ユウチャンの持っているモーター付のカーダーでさえ、それは大変な作業。そこで 前にネットで探し当てて、ヒゲジがオーガニックコットンを求めてきたふとんやさんにお願いすることに なりました。茨城県にあるふとんのマスダさんです。

 お店の裏にある綿打ちの工場に一足いれて、びっくり。そこにあるのはまるでハウルの城みたいな 大きな機械です。
   私たちの綿は機械手前の台でかるくほぐされて、天井のチューブを通り、機械の、向かって 左側の箱の中に入っていきます。

左側に入っていく綿。木のロールの下を通って(左上)、右側に 薄い紗のように出てきます。(中上)畳表でできたコンベアを登って、グラム単位で切ることのできる ローラーに幾重かに巻き付き、(右上)折りたたみ機械に運ばれます。(左下)
  

         

工場のだんなさんが、機械の中を見せてくださいました。ハンドカーダーを大きなドラムにしたものが 何重にもかみ合わさって、粗目から細目へとわたり、あのように薄い紗のようにカードされていくのだそうです。

表のふとん店は色豊かです。マスダさんは ふとん屋さんのために蒲団を手作りするふとん屋さんなのです。
お店のホームページはリンクからどうぞ。たのしいですよ。
           
 これが出来上がりの、猫の和綿200グラムです。