「ひゃっほーい〜!!!空を飛ぶって最高だよなぁ〜!!!」
「俊介が飛んでいるわけじゃないでしょ?でもその気持ちわかるよ。飛行機とは違って自分自信が空を、飛んでいるような
感じになるものね。」
「へへ、そうだろ?」
俊介は、高らかに笑った。
「池田さんにもらった時計のおかげで、迷わずつけそうだな」
「ねぇ、リヴァイアにどうやって指示を与えているの?」
「ん?あいつから俺の心の中に問い掛けてくるのさ。このまま進んでいいのか〜とかね」
「ええ、それってすごすぎるよ。人とウナギのコミニケーションだなんて、νタイプを凌駕しちゃってるね。」
「なぁ、前にも俺のことをνタイプだとか言ってたけど、それって一体なんなんだ?」
「あっ俊介は知らないんだ。νタイプって言うのは、人が宇宙に出て大幅な認識力を得たことで
人と人が言語を通さないでお互いを理解し合える人のことなんだ。」
「そうなのか。でもさ、俺はまだ一回も宇宙どころか海外にだっていったことないんだぜ?
ずっと地球にいるのにそのνタイプとかになれるもんなのか?」
「そっそれは分らないけどさ…でも、前の俊介の戦い振りはνタイプみたいだったよ。」
「ふーん。まっ俺はそんなこたぁどうでもいいんだけどな」
俊介は、大空を見上げながらそう言った。
「…ねぇ、今日はありがとうね。私のわがままに付き合わせちゃってさ。」
「ん、気にするなって。早乙女さんを助けるためじゃんか!それにさっきも言ったけど
海外になんていったことないから、正直わくわくしてるんだぜ!」
「くすっ外国ね…。今は、宇宙に住む方が当たり前なのになんだか可笑しい。」
美咲は、微笑した。
「わっわりいかよ?」
「ううん、ただスペースノイドの人達は、逆に地球に帰りたがってるのよ。
最初のスペースノイド達は、好きで宇宙に出たわけじゃないらしいわ。
強制的に未完成のコロニーに移民させられたの。もちろん反乱も起きたけど軍事力で強制的に鎮圧したとかで…」
「ああ、コセ―の悲劇っていうんだろ?高校の歴史学で習ったけど、そうしなきゃ
人が住めない環境になってったって先生が言ってたぜ。」
「地球圏の教師が、コセ―の悲劇を否定しちゃまずいものね。
でも、スペースノイドの人は、そのことを今でも引きずっていて、戦争を起こしたのよ。」
「…まったく戦争って無意味なもんだよな。ENKOは、地球圏を守るために
アースノイドを殺すようなことを言ってたけど結局、地球の環境破壊をしている
だけじゃねえか…」
「その通りね…向ける矛先が間違っているのよ。
だからEPOは、ENKOと宇宙で決着をつけようと必死で戦ったわ。でも結局、ENKOの地球進出は
止められなかったわ…。
連邦も連邦で、宇宙戦にはいっさい、参加しなかったんだから、結局自分達のことしか考えていないのね。」

そんな話をしていると、二人の前に
大きな虹が現われた。
そして虹の中から出てくるかのように
渡り鳥が一斉に群れをなして
通リすぎていった。
「あっすごい数だね!自然ってすごいよね…」
美咲はつい、俊介の肩に手をかけながらその光景に見入った。
リヴァイアも珍しげに目をきらきらさせたが、追いはせずに、目的の進路に進んだ。
「…俺は難しい話はよく分らねぇけど、あいつらがやってることを野放しにしたらあの渡り鳥の姿だって見えなくなっちまうんだ。
そんなことは、俺は許せない…」
「そうだね。本当にそう思うよ…」
美咲は、渡り鳥の群れが終ると、なんだか寂しげに言った。
「あれ!?」
数時間後、美咲は、おかしいことに気付いた。
「どうしたんだよ?」
俊介が話しかけると美咲は、汗をかきながら話し始めた。
「もう中国大陸を過ぎようとしてるのに全然息が苦しくないでしょ?
この辺は、汚染が顕著で人なんか、全然住めないところなのに…」
「そうなのか?でも全然平気だぜ?」
「…そうだね。もしかしてリヴァイアのせいかな?」
「案外そうかもな。羽がついてて金色してる事態でいかにもなにか、秘密が
ありそうな感じがするからな」
俊介は笑って見せた。
そしてスイスについて直後に事件は起こった。
ズドドドド!!!!!!!!!
「まずいわ、遠方でMS同士の戦闘をやってるみたい。ENKOと連邦のスイスのSNP保護部隊みたいね」
美咲がその異常にいち早く気がついた。
「やばいな、いったん降りようぜ!」
しかしそういうや否やリヴァイアが、MSのガトリング砲の流れ弾を食らった。
「リヴァイア!!!!」
グギャアアアアアーズズズ!!!!!!
痛みで混乱したリヴァイアは、すごい勢いで
加速しながら、まっさかさまに下に落ちていった。
「うわあああああああ!!!!!」
「かっかみさま〜!!!!」
二人は、叫びながらリヴァイアの皮膚に必死でつかまった。
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