◆◆花事典の使い方
花の名前を検索するのには、ブラウザの「編集/このページの検索」(IE)などを使うと便利です。
「戻る」もブラウザボタンでお願いします。
牧野植物図鑑に記される分類と同じ並びになるように、双子葉植物キク科から始まります。
名前をクリックすると写真のウインドが開きます。
キク(スプレーギク) Chrysanthemum × morifolium (=Dendranthema
grandiflorum)
分類:キク科キク属(クリサンセマム属)
原産地:中国
別名:イエギク、マム、Florist chrysanthemum
草丈:20〜120cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、白、緑、茶ほか、複色、覆輪・底白
用途:切花、仏花、鉢花、菊人形、鑑菊会など
最盛期:9月
花保ち:1〜2週間以上
花言葉:清浄、高潔、赤→私は愛する、白→真実、黄→わずかな愛
スプレータイプのものは洋風のイメージが高まり、花径の小さいものも出回る。下葉さえ処理すれば花保ちはかなり長い。
1輪菊は八重咲きであり舌状花が全て開ききってしまうと終わるので鑑賞期間はスプレータイプより短くなる。水上げは茎の下部を折り、それから水に浸した状態で胴折り(=水折り/表面積が大きくなる)を行う。日本には奈良時代に中国から伝わり、江戸時代に品種改良が進んだ。現在では1〜2万種が栽培されている。
キク(1輪咲き) Chrisanthemum × morifolium
(=Dendranthema grandiflorum)
分類:キク科キク属(クリサンセマム属)
学名の由来:ドイツ人ゲルベルを記念
原産地:中国
別名:イエギク、florist chrisanthemum
草丈:20〜120cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、白、緑、茶ほか、複色、覆輪、底白
用途:切、供花、仏花、鉢花など
最盛期:9月
花保ち:1〜2週間
花姿:茎頂に径2〜18cmの通常全て舌状花、八重の花をつける。
もとは中国のハイシマカンギクとチョウセンギクの交配種から始まり、現在国内の切り花産業の約3分の1のシェアを誇る。1〜2万種の品種があり、通称輪ギクと呼ばれる1輪咲きは中輪(9≦,18≧)が多い。キクはだいたい長持ちしやすいが、葉は水で腐敗しやすいので処理はしっかりする。
『万葉集』に菊は登場しないが、『古今集』『源氏物語』には多く記述されることから奈良時代から平安時代に渡来したと考えられる。天武天皇の時代菊花の宴があり、平安時代に重陽の節句の風習が生まれ、江戸時代に菊合せが流行し、明治時代に鑑菊会が催されるようになった。
アスター(エゾギク) Callistephus chinensis
分類:キク科カリステフス属(エゾギク属)
学名の由来:「美しい冠」
英名の由来:アステル「星」
原産地:朝鮮半島北部〜中国北部〜東トルキスタン
別名:サツマギク、エゾギク、China Aster
草丈:30cm〜1m
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、青・紫、白、複色
最盛期:8月
用途:切花、花壇
花保ち:5〜7日
花言葉:信ずる心、変化、同感、追想
白→私を信じて下さい、青→私はあなたを信じているが心配だ、紫→私の愛はあなたの愛よりも深い
園芸上アスターと呼ばれるのはこの属だが、アスター属とは別。園芸品種として花色や草姿はバリエーションに富む。ゲーテの戯曲「ファウスト」で少女マルガリーテが「yah」「nine」(好き、嫌い)と言いながら一片ずつ花びらを千切っていく場面が有名。
ガーベラ Gerbera cvs.
分類:キク科ガーベラ属
原産地:南アフリカ
別名:アフリカセンボンヤリ、ハナグルマ、おおせんぼんやり、African
daisy
草丈:15〜45cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、白、緑、茶、複色、覆輪、底白
用途:切花、鉢花
最盛期:4月
花保ち:1〜2週間
花言葉:神秘
耐寒性の宿根草で葉はロゼッタ状になる。花茎はロゼッタから直接伸び、花径は6〜15cm。冬地上部は枯れ、梅雨は葉にカビがつきやすくなる。温度次第で周年花がつく。
マスフラワーとして超大輪系のものが発達したが、最近の切花ではフィラフラワーとして小花系も出回っている。もっとも多いのは一重咲きのものだが、舌状花の幅は狭いスパイラル系もある。育種の中心はオランダ・フランス・イタリア。
ヒマワリ Helianthus annuus
分類:キク科ヒマワリ属
学名の由来:ギリシャ神話の太陽の花ヘリアントス
原産地:北アメリカ
別名:ニチリンソウ、ヒグルマ、common sunflower
草丈:90〜200cm
花色:黄・オレンジ、茶
用途:花壇、切花、生垣、公園花、飼料、採種、採油など
最盛期:7月
花保ち:1週間
花言葉:光輝、私はあなただけを見つめる 小輪→光輝、愛慕 大輪→偽りの富、にせ金持
植物全体に剛毛があり、葉は互生。花径は10〜40cm。茎は先端近くで分枝することがある。切花としては水あげが悪い。
切り花向けの育種傾向としては茶色、蛇の目系統のもの、八重咲きのものなど。古代インカの神聖な花、インディアンの太陽の花として、コロンブスによりヨーロッパに伝えられたが、実際太陽の方を常に向いているというのは間違い。ギリシャ神話の太陽の花ヘリアントスはキンセンカを指していたが、今はヒマワリに置き換えられている。太陽神に焦れる海のニンフがヒマワリになったとされる。
ジニア Zinnia elegans
分類:キク科ジニア属
学名の由来:ドイツの植物学者ジン
和名の由来:花期が長いことから
原産地:メキシコ
別名:ひゃくにちそう、長久草、浦島草、common
zinnia、youth-and-old-age
草丈:30〜90cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、白、緑ほか、複色、覆輪、底白
用途:花壇、切花
最盛期:7、8月
花保ち:5日
花言葉:離別した友への想い
葉は十字対生し、堅い茎は花期に葉腋から分枝する。花径3〜12cm。
花壇の花として品種改良が進み、切花としても小花系や白花がでて使いやすくなっている。水あげがやや悪く、茎が折れ易い。水切り深水にする。花壇用にはホソバヒャクニチソウ(後述)や赤褐色が入るメキシコヒャクニチソウもある。
ブラジルでは魔除けの花とされ、祭りで色とりどりの花を撒かれる。
ダリア Dahlia cvs.
分類:キク科ダリア属
学名の由来:スェーデンの植物学者アンドレ・ダール(リンネの高弟)
原産地:メキシコ、グアテマラ
別名:てんじくぼたん、garden dahlia、アココトリス(メキシコの言葉。薬草として。又、国花)
草丈:30〜200cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、白、複色、覆輪、底白
用途:庭花、花壇、切花
最盛期:10月
花保ち:5日
花言葉:不安定、移り気、華麗、優雅、威厳、優雅さと気高さ
草姿:古い株は地際から叢生し、多く対生で羽状複葉の葉をつける。花径は2〜30cm。
相対的短日植物で、冬季日長12h以下は地上部が枯れ、房状の球根が休眠する。主に分球法で増やす。熱帯高地に自生するが日本では暑さ寒さに弱い。ジニアに似て、色が豊富で水あげがやや悪い。
ナポレオンの最初の皇后ジョゼフィーヌがバラとともに愛し、一つも人手に渡そうとしなかった花として知られる。
マリーゴールド Tagetes erecta
分類:キク科タゲテス属
学名の由来:タゲテスはギリシャ神話の女神に由来
原産地:メキシコ
別名:Aflican marigold=センジュギク、French
marigold=マンジュギク、紅黄草、孔雀草
草丈:50〜100cm
花色:黄・オレンジ、白
用途:花壇、切花、緑肥、土壌改良、線虫駆除
最盛期:8月
花保ち:5〜7日
花言葉:センジュギク→下品な心 マンジュギク→嫉妬、悲哀
葉は羽状複葉。茎は太く、次々に分枝して頂点に花芽を形成する。花径8〜12cm。花壇用はフレンチ・マリーゴールド、切花には高性のアフリカン・マリーゴールドが一般的。どちらも花期が長く、花茎は中空なので折れ易い。
フレンチの方は始めフランス・パリに入ってから日本に渡来した。独特の匂いがあり、嫌いな人もいるが、輪作・間作に植えれば病害防除、根粒菌による土壌改良などの効果が期待できる。
キンセンカ Calendula officinalis
分類:キク科キンセンカ属(カレンデュラ属)
学名の由来:ラテン語のカレンダ
和名の由来:金の盃
原産地:南ヨーロッパ
別名:トウキンセン、チョウシュンカ、common
marigold、pot marigold
草丈:30〜60cm
花色:黄・オレンジ
用途:花壇、切花、仏花、(春の彼岸の)供花、茶花、薬用
最盛期:3月
花保ち:2〜5日
花言葉:別れの悲しみ、暗い悲しみ、嘆き
へら型肉厚の葉で耐寒性が強く、早春に次々と花をつける1年草。花径は5〜10cm、頭花は夜閉じる。
ローマでは月の初めの日をカレンダといい、この花がどの月にも咲き続くので学名の名がついた。花言葉が暗いのは、ヨーロッパではローマ皇帝のシンボルカラーが黄色であり、その迫害を嫌ったため。16世紀にヒマワリが伝わるまでこの花がsunflowerと呼ばれた。中国ではこの花の薬効で侍医に出世した若い医者の話が伝わる。
ヤグルマギク Centaurea cyanus
分類:キク科ケンタウレア属(ヤグルマギク属)
学名の由来:ギリシャ神話の半人半馬の名。仲間のキーロンが矢でうたれた時この草で癒したという話から。cyanusは青の意。
原産地:地中海沿岸の東南ヨーロッパ〜小アジア
別名:ヤグルマソウ、bachelor's-button、cornflower
草丈:30〜100cm
花色:赤・ピンク、青・紫、白
用途:花壇、切花
最盛期:5月
花保ち:1週間
花言葉:繊細、優雅
秋まきの1年草で茎は剛健でよく分枝し、叢生する。花径は4〜5cmで、切花としては蕾は取り除いてしまう。欧州を中心に栽培され、明治中期に日本へ渡来した。トウモロコシ畑の雑草としてコーンフラワーの別名がある。花の色素の3大アントシアニジンのうち、シアニジンはこの花から分離されたが、名前とは違い紅色の発色をする(青色素はデルフィニジン)。
ドイツの「皇帝の花」で国花。皇帝ウィルヘルム1世やプロイセンのルイ皇后に熱愛された。
コスモス Cosmos bipinnatus
分類:キク科コスモス属
学名の由来:ギリシア語kosmos「調和」「善行」「装飾」「名誉」「宇宙」
原産地:メキシコ
別名:オオハルシャギク、アキザクラ、cosmos
草丈:80〜100cm
花色:赤・ピンク、白
用途:花壇、沿道、切花など
最盛期:9月
花保ち:1週間
花言葉:乙女の真心 白→乙女の純潔 赤→乙女の愛情
葉は羽状に細かく切れ込み、糸状に近い。良く分枝し、径6〜10cmの花を茎頂につける。こぼれ種で毎年出芽し、台風にも耐え簡単に野生化する。水あげは良いが葉は腐りやすい。この仲間は26種の原種がある。ヨーロッパから19世紀に日本に渡ったが、清楚な花姿から盛んに栽培され普及した。スペインのマドリッド植物園で命名されたという。
キバナコスモス Cosmos sulphureus
分類:キク科コスモス属
原産地:メキシコ
草丈:80〜100cm
花色:黄・オレンジ
用途:花壇、切花
最盛期:9月
花保ち:1週間
花言葉:野生美
花は初め黄で、のちに赤くなる。コスモスに比べると少し水あげは悪くなるが、繁殖力は旺盛。アメリカから大正時代に渡来した。コスモスの仲間にはこの他、黒紫色で芳香のある多年草のチョコレートコスモス(C.
atrosanguineus)などが栽培されている。
マーガレット Chrysanthemum frutescens (=Argyranthemum
frutescens)
分類:キク科キク属(クリサンセマム属)
通称の由来:ギリシャ語「真珠」マルガリーテス
原産地:カナリア諸島
別名:キダチカミツレ、モクシュンギク、Paris
daisy、white marguerite
草丈:60〜100cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、白
用途:花壇、切花、鉢花
最盛期:3月
花保ち:4〜6日
花言葉:恋占い
草本に分類されるが茎の基部がやや木質化し、半耐寒性の多年草。花は茎頂付近の腋芽から単生し径4〜5cm。水zげが悪いので水切りのあと煮沸した湯に浸けたり、切り口を砕いたりする。
リアトリス Liatris spicata
分類:キク科リアトリス属
原産地:北米東部
別名:ヤリ、キリンギク、ヤリアザミ、blazing
star
草丈:100〜150cm
花色:赤・ピンク、黄青・紫、白
用途:切花、生花、供花、花壇
最盛期:7月
花保ち:1週間
花言葉:燃える思い
1〜数本の茎が伸び、自然ではほとんど分枝せず茎頂に密な穂状花序をつける。花穂は40〜80cmにもなり、上から順に咲く。咲き方によりヤリザキ(花序1つ)、トメヤリ(花芽がつく頃頂芽を摘み、複数の花穂を伸ばしたもの)、タマヤリ(L.
scariosa)と呼ばれる。茎は折れ易いが水あげは良い。日本へは大正時代に渡来した新しい花だが、和風なイメージをもつので供花などにもされる。
シロタエギク(ダスティミラー) Senecio cineraria
分類:キク科セネキオ属(キオン属)
原産地:地中海沿岸の西部〜中部
草丈:60〜80cm
花色:黄・オレンジ
用途:花壇、鉢植え、切花(グリーン)
花期:6〜7月
羽状に切れ込む銀白色の綿毛をもつ。耐寒性の常緑多年草でほぼ周年花壇などに使われる。散房花序の花は黄色い。なお、同名で扱われるヤグルマギクの仲間のCentaurea
cinerariamoaや、キク属のシルバーレースなどがある。
キキョウ Plantycodon grandiflorum
分類:キキョウ科キキョウ属
原産地:日本、中国北東部、朝鮮半島
別名:むらさきばな、balloon flower
草丈:40〜100cm
花色:赤・ピンク、青・紫、白
用途:花壇、鉢花、生け花、切花、秋の七草(あさがほ)、山菜、漢方
最盛期:6月
花保ち:1花3日前後
花言葉:変わらぬ愛、誠実、従順、悲哀
地下に多肉質の太い根をもつ宿根草。茎は株立ちし、上部でわずかに分枝し5列の合弁花をつける。花径4〜6cm。栽培されるのはほとんど一重だが、二重と蕾が割れない袋咲きがある。秋の七草だが、普通に育てると5,6月に咲く。切花では切り口から乳汁が出るほど水あげが良い。全草有毒のサポニンを含むが、韓国では根を上手く調理する。
スカビオサ Scabiosa atropurqurea
分類:マツムシソウ科マツムシソウ属(スカビオサ属)
学名:皮膚病の疥癬(かいせん)を治すといわれ、疥癬を示すラテン語scabiesから
原産地:ヨーロッパ西部
別名:西洋マツムシソウ、Egyptian rose、pincushions
草丈:60〜90cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、青・紫、白、茶
用途:切花、鉢花、花壇
最盛期:4月
花保ち:7〜10日
花言葉:悲哀の心、未亡人
基部の葉は卵状披針形で、茎葉は羽状で深く切れ込む。針刺しのような花なのでピンクッションと名がついた。もとの花色は黒赤色。
ベロペロネ Beloperone guttata
分類:キツネノマゴ科ベロペロネ属(コエビソウ属)
原産地:メキシコ
別名:コエビソウ、shrimp plant
草丈:150cm
花色:白
苞の色:黄・オレンジ、緑、茶、他色、複色
用途:切花、庭木
最盛期:7月
花保ち:5〜7日
茎はよく分枝し、先端にエビの尾のように先が垂れ下がる弓状の花序は目立つ。苞は淡緑色から赤褐色へ変化していく。花は苞に包まれるように咲く。花序の長さは7〜10cm。
花材としては枝が折れ易く、風にも弱くみずあげも悪い。
リナリア Linaria maroccana
分類:ゴマノハグサ科リナリア属(ウンラン属)
原産地:モロッコ
別名:ヒメキンギョソウ
草丈:20〜45cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、白
用途:切花、花壇
最盛期:5月
花保ち:5〜7日
1年草。株元からよく分枝する細い枝の先に総状花序の花をつける。色彩は豊富で、花径10〜20cm。水あげは良いが、一つ一つの花の寿命は短く下から順に咲いていく。
サルビア Salvia splendens
分類:シソ科サルビア属(アキギリ属)
学名の由来:ラテン語サウルス「安全」「健康」「救う」「治療する」
原産地:世界中
別名:ヒゴロモソウ、ベニバナ、ネズミノオソウ、scarlet
sage、ramona、sage
草丈:50〜100cm
花色:赤・ピンク、青・紫、白
用途:花壇、鉢花、切花、ハーブ、香料
最盛期:11月
花保ち:5〜7日
花言葉:赤→燃ゆる思い 紫→知恵 薬用セージ→家庭の得、尊敬
世界中に500種以上の原種をもつ。1年草から多年草、低木化するものまで様々。一般に分枝が多く、草姿は叢生となり、花は輪散花序になる。代表種のS.
splendens(ヒゴロモソウ)は明治時代に渡来。真っ赤な唇形花の奥に蜜腺があり、抜いて舐めるとかなり甘い。切花やハーブとしては花色が青系のS.
farinacea(ブルーサルビア)やS. viridis=S.
horminum(ムラサキサルビア)、S. leucantha(メキシカンセージ)などがある。水zげは悪い。近年の野草(ハーブ)ブームでブルーサルビアの人気が高まっている。
カクトラノオ Physostegia virginiana
分類:シソ科フィソステギア属
原産地;北アメリカ東部
別名:ハナトラノオ、obedience
草丈:40〜120cm
花色:赤・ピンク、白
用途:切花、花壇
最盛期:8月
花保ち:7〜10日
匍匐枝から直立した茎の先に総状花序をつける。葉は対生し、花序の長さは10〜30cm。茎には4稜があって断面は四角になり、花序も四方に花を咲かせるのが和名の由来。日本へは大正時代渡来し、よく寒さに耐える宿根草。花穂は下から順に咲きあがり花保ちも長い。
バーベナ Verbena × hybrida
分類:クマツヅラ科バーベナ属
学名の由来:ヘブライ語herbabona「よい植物」
原産地:主に熱帯アメリカ
別名:びじょざくら、florist's-verbena
草丈:20〜60cm
花色:赤・ピンク、青・紫、白、底白
用途:花壇、グランドカバー、切花
最盛期:9月
花保ち:7〜10日
花言葉:淡紅→家族との融和 赤→一致協力 紫→迷信 白→私のために祈ってください
茎は這うように伸び、先で立ち上がって散形状の穂状花序をつける。花序は4〜8cmで花序の周囲の蕾から開いていく。主に宿根草。
花の輪は古くから平和の象徴として飾られた。
ワスレナグサ Myosotis scorpioides
分類:ムラサキ科ワズレナグサ属(ミオソティス属)
学名の由来:ギリシャ語「ハツカネズミの耳」+「サソリの尾」(葉の形から)
原産地:欧州〜アジア
別名:ミオソティス、forget-me-not
草丈:30〜45cm
花色:赤・ピンク、青・紫、白
用途:花壇、鉢花、切花
最盛期:4月
花保ち:2週間
花言葉:私を忘れないで、真実の愛
宿根草。草丈は低く、株元で分枝した茎は斜めに伸びて5〜15cm尾状の集散花序をつける。花は下から咲く。切花に使われるのはM.
sylvatica(エゾムラサキ)で、水あげが悪いので深水にし、水換えをこまめに行う。
中世のドナウ川で、騎士ルドルフが恋人ベルタのために岸辺に咲くこの花を摘もうとして誤って川に落ちてしまった。ルドルフは手にした花を「私を忘れないで」と叫びながらベルタに投げ渡し、力尽きて沈んだと伝えられる。
アスクレピアス Asclepias curassavica
分類:ガガイモ科アスクレピアス属(トウワタ属)
原産地:西インド諸島
別名:トウワタ、Blood Flower、milkweed
草丈:30cm〜2m
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、複色
最盛期:7月
用途:切花、鉢花、花壇(本来は多年草)
花保ち:4日
花言葉;心がわり、行かせてください
草姿:暖地では低木に育つ。
本来多年草だが、日本ではほとんど越冬できない。ガガイモ科はトウダイクサ科と同じく、茎を切ると白い乳液が出てくるのでそれをよく洗い流してから水あげを行う。また、低温では水あげが悪くなるので湯上げを行う。アスクレピアジンという配糖体の毒素を含み、摂取すると嘔吐・呼吸困難を招く。
トルコギキョウ Eustoma grandiflorum
分類:リンドウ科ユーストマ属
原産地:北アメリカ
別名:リシアンサス、ユーストマ、prairie gentian
草丈:20〜120cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、青・紫、白、複色、覆輪、底白
用途:切花
最盛期:8月
花保ち:2〜3週間(1花5日)
花形:一重咲きのものは椀状からベル状、半八重、八重、バラ咲きなど。
2年草であり、最初の1年はロゼッタ状のまま過ごす。2年目に直立した茎を伸ばし上部で分枝しその先に花をつける。花径5〜10cmで夜間花が閉じるのが普通。葉は肉厚で灰緑色。ひとつの原種からスタートし、主に戦後日本で品種改良が進んだ。現在濃い赤、黄花の育種が目指されている。夏の花の中でも水あげがよく長持ちする。
パンジー Viola × wittrokiana
分類:スミレ科スミレ属
通称の由来:フランス語のパンセ「憩う」「考える」
原産地:欧州
別名:さんしきすみれ、コチョウソウ、garden
pansy
草丈:10〜50cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、青・紫、白、茶、黒、複色、覆輪、底白
用途:花壇、庭花、鉢花、切花、香水
最盛期:3月
花保ち:5日
花言葉:物思い
株元からよく分枝し、葉腋に単生の花をつける。花径2〜11cm。スミレ属450種のなかで最も普及している種。切花用に草丈が40〜50cmになるものが選抜されている。2001年までにほぼ全ての色の花が作られ、現在は同じ品種でも1株ずつ発色が微妙に異なる種が流通している。
三人の天使がそれぞれキスをしたことから3色に染まった、キューピッドの矢を受けた傷が3色になったなどの話がある。
ハナビシソウ(カルフォルニアポピー) Eschscholzia californica
分類:ケシ科エッショルチア属
原産地:北アメリカ西部
別名:California poppy
草丈:30〜60cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、白
用途:切花、花壇
最盛期:4月
花保ち:5日
花言葉:私の希望をいれてください、願いをかなえて
秋まきの1年草でロゼッタ状から春、茎が旺盛に分枝し匍匐気味にひろがる。向かいあった1対の花弁がもう1対の上に重なる独特の4枚花弁で花径5〜8cm。夜頭花は閉じる。基本種は黄・オレンジだが、近年八重や赤、レモンイエローなどが出現した。小型でよく似たヒメハナビシソウも栽培される。
アネモネ Anemone coronaria
分類:キンポウゲ科アネモネ属(イチリンソウ属)
学名の由来:アネモス「風」
原産地:地中海沿岸
別名:ハナイチゲ、バニバナオキナグサ、ボタンイチゲ、Lily
of Field、Wind Flower
草丈:30〜50cm
花色:赤・ピンク、青・紫、白、覆輪・底白
用途:切花、花壇(宿根草、球根植物)
最盛期:3月
花保ち:4〜5日
花言葉:薄れゆく希望、病気、期待、見捨てる、見放される
球根性で冬は根出葉のみだが、春に花茎を伸ばし1輪の花をつける。花は一重から八重があり、径8〜15cm。本来の花弁を欠き、萼片が花弁のように変化している。春早くに咲くので、気温が上がると痛み易くなってしまうので注意が必要。
ギリシャ神話では、花の神フローラの侍女アネモネ。フローラの愛する風神ゼピュロスと恋仲になり、フローラにより花に変えられてしまった。新約聖書の野のゆりは本種をさすといわれる。十字軍遠征の時欧州へ持ち帰られた。
クレマチス Clematis cvs.
分類:キンポウゲ科クレマティス属(センニンソウ属)
学名の由来:ギリシャ語で「つるになる植物」
原産地:地中海沿岸、中国、日本
別名:てっせん、Leather Flower(老人の髭)
草丈:ツルの長さは数mに及ぶ
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、青・紫、白、複色
用途:鉢花、壁面植物、生垣、切花
最盛期:5月
花保ち:5日
花言葉:心の美しさ、たくらみ 葉→貧乏
カザグルマ(C. patens)、テッセン(C. florida)、C.
lanuginosa、C. viticellaの4つの品種を交配してできた園芸品種。日本の自生種であるカザグルマもこの仲間。切り花のばあい、支柱にからみついたままを用いられることがある。ベルテッセン(C
texensis)などはそのまま十分用いることができる。実が老人の髭のような長い毛で覆われている。
ニゲラ Nigella damascena
分類:キンポウゲ科ニゲラ属(クロタネソウ属)
原産地:ヨーロッパ南部
別名:devil-in-the-bush、love-in-a-mist
草丈:60〜80cm
花色:青・紫、白
用途:花壇、鉢花、切花、矯臭剤
最盛期:5月
花保ち:5日
葉は羽状に細かく切れ込み、互生。茎頂に萼が花弁化した径3〜4cmの花をつける。花は葉に似た総苞に包まれる。黒色の種には芳香があり、ふくらんだ果実もあれんじなどには使われる。黄花のN.
orientalisも最近出回る。
シャクヤク Paeonia lactiflora
分類:ボタン科ボタン属
原産地:中国北部、モンゴル、シベリア東南部、朝鮮半島北部
別名:えびすぐさ、Chinese peony
草丈:50〜90cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、青・紫、白、複色、覆輪・底白
用途:生け花、茶花、切り花、花壇、薬用
最盛期:5月
花保ち:5日
花言葉:恥じらい、はにかみ
ボタンは木本であるのに対し、これは多年生の草本。但し、冬季は地上部が枯れてしまう。江戸時代以降品種改良がすすみ特に花形の変異に富む。水あげが悪く、深水にする。中国では紀元前から薬用、観賞用として栽培されてきた。イギリスでははにかみの妖精がこの花に隠れたところ、この花も明らんだという話から花ことばがついた。古い辞典ではキンポウゲ科に分類されていることがある。
スイレン Nymphaea cvs.
分類:スイレン科スイレン属
原産地:熱帯、亜熱帯及び一部温帯
別名:ひつじぐさ、water lily
草丈:10〜30cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、青・紫、白
用途:池、切花、生け花、ビオトープガーデンなど
最盛期:7月
花保ち:5〜7日
花言葉:純粋な心、信仰
長い葉柄と浮葉をもつ水生植物。熱帯性種(ネッタイスイレン)は花が水面から離れて咲き、耐寒性種(スイレン)は水面に咲く。花径5〜15cm。また、熱帯スイレンには昼咲きと夜咲きがある。生け花ではスイレンを1ぱい(=花1、蕾1、巻き葉2、浮き葉2、立ち葉3)のセットで使う。
古代エジプトでは花冠の中に「日の出の神」ホルスが描かれ、花冠にしたネフェルテムは復活のシンボルとされ、よく壁画の女性の手に握られている。日本では未の刻(午後2時頃)咲くのでヒツジグサと呼ばれるが実際はもっと早く咲き、夕刻しぼむので睡蓮という。
カーネーション Dianthus caryophyllus
分類:ナデシコ科ナデシコ属
学名の由来:「神の花」
原産地:不明(地中海沿岸?)
別名:アンジャベル(蘭語)、オランダセキチク、carnation、clove
pink
草丈:40〜100cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、青・紫、白、緑、他色、複色、覆輪、底白
用途:切花、鉢花、母の日など
最盛期:6月
花保ち:2〜4週間
花言葉:紅→傷心、貴女の心を信ずる、母への愛 桃→あなたを熱愛する 絞→愛の拒絶 白→私の愛情は活きている 黄→侮べつ
春咲きの半耐寒性の多年草。肉厚で小さな葉は互生し、本来は茎上部で分枝し花をつける。花径3〜9cm。ナデシコ属のなかでは最も改良がすすんでいる。日本へは江戸時代初めにオランダから渡来。1輪だちのスタンダード・カーネーションと分枝するスプレー・カネーションに大別され、毎年数多くの新品種がでる。妬まれ殺された、ローマのすぐれた冠作りの美しい娘ソニクスを、生前神の祭壇を飾った功績からアポロンがこの花に変えたといわれる。また赤いカーネーションはキリストが処刑された時マリアが流した涙から咲いたともいわれ、1907年アメリカのアンナ・ジャービスによって母の日の風習が始まった。
ナデシコ(ダイアンサス) Dianthus cvs.
分類:ナデシコ科ナデシコ属(ダイアンサス属)
原産地:
別名:
草丈:50〜150cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、青・紫、白、緑、他色、複色、覆輪、底白
用途:花壇、鉢花、切花
最盛期:5月
花保ち:5〜10日
花言葉:八重→いつも愛して 一重→嫌悪 濃紅→野心 赤(八重)→純粋で熱烈な愛 (一重)→純愛 絞→拒絶 白→器用、才能 アメリカナデシコ→慇懃、器用
葉は根出、あるいは茎から密につき、株立ちする。花の多くは一重咲きで径1〜3cm。改良が続き、小さい系統のカーネーションと差がなくなってしまいつつあるが、ナデシコは細い茎と花をたくさん咲かせる。水あげ、花保ちともに良い。
カスミソウ Gypsophilla spp.
分類:ナデシコ科ギプソフィラ属
原産地:ヨーロッパ、アジア
別名:Baby's-breath
草丈:20〜120cm
花色:赤・ピンク、白
用途:切花(フィラフラワー)、花壇、ドライフラワー
最盛期:3月
花保ち:1週間
花言葉:赤→切なる喜び、白→清い心
宿根カスミソウは花壇に使われるが、G. elegansは1年草。茎は直立して上にいくほど細かく分枝する。花は径3〜4mmで無数につく。アレンジでは空間を埋めるフィラフラワーの代表格。扱いは容易だが、古い株は枝先から黒変していく。
ケイトウ Celosia cristata
分類:ヒユ科ケイトウ属
原産地:熱帯アジア、インド
別名:カラアイ、サキワケゲイトウ、チャボゲイトウ、トサカゲイトウ、ケイカンカ、Cockscomb、鶏頭花
草丈:15〜100cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、白、
用途:切花、仏花、花壇
最盛期:9月
花保ち:2週間
花言葉:おしゃれ、情愛、奇妙、気取り屋
一年草。茎は太く直立し、花茎の上部が帯化し肥大化して鶏冠状あるいは羽毛状になり、その下に多数の小花をつける。花が球状になるものをクルメゲイトウ、羽毛状になるものをウモウゲイトウ(ルモーサ系)などと呼ぶ。葉にも青葉系と銅葉系がある。切花の場合葉が多すぎるので一部か全部落とし、水あげが悪いので水切りの後、切り口を塩もみしてから深水にする。
オオケダテ Persicaria pilosa
分類:タデ科イヌタデ属
原産地:中国南部、東南アジア
別名:バコウソウ、ハブテコブラ、kiss-me-over-the-garden-gate
草丈:1〜2m
花色:赤・ピンク
用途:花壇、切花
最盛期:9月
花保ち:7〜10日
花言葉:雄弁
有毛の茎は太く直立して大きく分枝しながら広がる。花穂の長さは7〜8cm。江戸時代に渡来してから半野生化する帰化植物だが、栽培用にはP.
orientalis=Pollygonum orientale(ベニバナオオケダテ)が多い。水あげはやや悪く、丈を切り詰めると良い。
シンビジウム Cymbidium cvs.
分類:ラン科シンビジウム属(シュンラン属)
学名の由来:ギリシャ語「ボート」+「唇」
原産地:東アジアを中心にインドからオセアニアまで
草丈:20〜150cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、白、緑、茶、複色、覆輪・底白
用途:鉢花、切り花
最盛期:12月
花保ち:1〜2ヶ月
花言葉:気取りのない心
地際に短く肥大した偽茎(バルブ)をつくり、帯状の葉を伸ばす。小花は径3〜8cmで、よく観察すると花茎から一つの花に至る分枝のところで180゚ひねってつくので、本来下側である方向が上側についている。葉の先端にサビ病がつきやすいが防除策は乏しい。
花は丈夫で水換えさえ怠らなければ1ヶ月以上保つ。アレンジでは一つの花だけを取って使うが、これでも長持ちする。周年出荷されている他、海外からの輸入も多い。
クルクマ Curcuma spp.
分類:ショウガ科クルクマ属
原産地:熱帯アジア
別名:hidden lily、うこん
草丈:90〜140cm
花色:ピンク、黄・オレンジ、白、緑、複色
用途:切花、花壇
最盛期:9月
花保ち:1週間
花言葉:あなたの姿に酔いしれる
草姿:熱帯の球根植物。花茎は葉を伴うものと単独のものがあり、穂状花序は色づいた苞をもつ。花穂の長さは15〜30cm。
漢方薬のウコンはこの仲間だが、観賞用に育てられるようになったのはごく最近。水揚げは悪くないが、店頭では水が上がってしまっているものも多い。ウコンの漢方での名は姜黄(しょうおう)。健胆、健胃の作用があり、またターメリックとしてカレーの黄色のスパイスになる。
ジンジャー Hedychium coronarium
分類:ショウガ科ヘディキウム属
原産地:インドシナ半島
別名:butterfly ginger はなしゅくしゃ マリポーサ(キューバ語、国花)
草丈:1〜2m
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、白、複色・底白
用途:切花、花壇
最盛期:9月
花保ち:1輪1日
花言葉:むだなこと
花姿:対生する葉の葉柄の基部が偽茎となり、真の茎はない。花は穂状で15〜30cmになる。
ジンジャーとは園芸上シュクシャ又はバタフライジンジャーと呼ばれる白花で芳香のある種のことを指す。この花は傷つき易いので購入時は蕾を選ぶ。レッドジンジャーはAlpinia
purpurataという種で、花は苞に包まれる。種間交雑がさかんで様々な品種がある。香味野菜のショウガとは別物。
アイリス(ダッチ・アイリス) Iris × hollandica
分類:アヤメ科アヤメ属(アイリス属)
別名:オランダアヤメ
草丈:50〜70cm
花色:黄・オレンジ、青・紫、白、複色
用途:切花、鉢花
最盛期:3月
花保ち:7〜10日
草姿:秋に葉をだし翌春に葉を伴う花茎を伸ばす。耐寒性があり丈夫な秋植え球根。
ダッチ・アイリスはI. xiphiumなどを中心に交配され、オランダで作出された品種群。同じアヤメ属には花弁萼片の縁が波打つジャーマン・アイリスも存在する。
グラジオラス Gladiolus × hybridus
分類:アヤメ科グラジオラス属
学名の由来:ラテン語gladius「剣」
原産地:南アフリカなど
別名:トウショウブ、オランダショウブ、kcorn
flag、sword lily
草丈:45〜120cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、青・紫、白、緑、他色、複色、覆輪、底白
用途:切花、花壇
最盛期:7月
花保ち:1〜2週間
花言葉:用心、堅固、密会、武装の準備ができた
球茎の球根植物。茎は分枝せず背地性が強く、先端に穂状花序をつける。1輪の花径は6〜14cm。水あげは良い。この属は250から300種の原種が存在し多く南アフリカに分布する。日本へは江戸末期に渡来し、夏咲き系の本種と春咲き系のものがある。
花かごにこの花を入れ、その数で密会の時刻を知らせた。
アマリリス Hippeastrum × hybridum
分類:ヒガンバナ科ヒペアストラム属
学名の意味:Hippeos「騎士」+astrum「星」
原産地:ブラジル
別名:knight star lily
草丈:60〜100cm
花色:赤・ピンク、白・緑、複色、覆輪、底白
最盛期:切花→1月 鉢花→夏
用途:切花、鉢花、花壇
花保ち:1〜2週間(1花は数日)
花言葉:Hippeastrum→おしゃべり、ベラドンナ・リリー→美しいけど内気、素敵、沈黙
古く分類されていたアマリリスとは、英名でベラドンナ・リリー、和名でホンアマリリスとされる「アマリリス属」。園芸上はこの種をアマリリスと呼ぶようになった。一株辺り約4つの蕾をつけ、順次開いていく。
スイセン Narcissus cvs.
ニホンズイセン N. tazetta var. chinensis
キズイセン N. jonquilla
分類:ヒガンバナ科スイセン属
学名の由来:ギリシャ神話の美少年ナルキッソス。daffodilはギリシャ神話の死者の国の花「アスフォデロス」
原産地:スペイン、ポルトガル、地中海沿岸、きたアフリカ
別名:narcissus ニホンズイセン=雪中花 ラッパズイセン=daffodil クチベニスイセン=ポエティカス
草丈:30〜40cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、白、緑、複色、覆輪、底白
用途:切花、生け花、茶花、花壇、鉢花
最盛期:12月
花保ち:2〜5日
花言葉:うぬぼれ 日本水仙→尊敬、片思い 黄水仙→愛情に戻ってほしい ラッパズイセン→報われぬ恋 口紅水仙→すてきな装い、自己愛
鱗茎の球根で、帯状か線形の葉を数枚出し、径2.5〜8cmの花をつける。切花は葉の基部を包む半透明の膜の袴葉をつけて流通し、生ける時に一度袴葉をとり、形を整えた後再び戻す葉組みを行うことがある。冬、廉価の花材として出回る。
ナルキッソスの神話には森のニンフ、エコーも登場する。
スノーフレーク Leucojum aestivum
分類:ヒガンバナ科レウコユム属(スノーフレーク属)
原産地:ヨーロッパ南部
別名;スズランスイセン、giant snowflake
草丈;30cm前後
花色:白
用途:花壇、鉢花、切花
最盛期:4月
花保ち:5〜7日(1花2〜3日)
花言葉:純潔けがれなき心
スイセンに似た球根と草姿。葉は根出し花茎に散形花序をつける。白い花冠の先端には緑の小斑が並ぶ。花径は1.5cm。アキザキスノーフレーク(L.
autumnale)も栽培されている。花期は名前に反して春盛りから初夏。
チューリップ Tulipa cvs.
分類:ユリ科チューリップ属
学名の由来:ターバンのトルコ語チュンベルト
原産地:中央アジア〜北アフリカ
英名:turip
別名:うっこんそう
草姿:20〜70cm、茎は単生で1〜数花をつける。花径は5〜8cm。
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、青・紫、白、緑、茶、複色、覆輪、底白
花期:3〜5月
用途:切花、鉢花、花壇
花保ち:7〜10日
花言葉:博愛、名声 赤;愛の宣告 黄;望なき愛 白;失恋 紫;永遠の愛情 絞;美しきまなこ
新鮮なうちは夜、花は閉じる。切り花の場合更に茎が伸びる性質があり、切り戻しする必要がある。向光性も強い。性質や交配により約15系統に分類されるが、代表的なのは一重咲き(SE,SL)、ビリデ咲き(V)、ユリ咲き(L)、八重咲き(DE,DL)、フリル咲き(Fr)、野生種系など。トルコ地方とヨーロッパ各地に熱狂的に普及し、様々な言い伝えもある。オランダの物語では、王冠、剣、金塊を3人の騎士に贈られた美少女の化身。絞りの花は王冠、葉は剣、球根が金塊を表し、花が蕾の形なのは少女の純潔を表す。
アリウム Alium spp.(写真はA. gigantium)
分類:ユリ科アリウム属(ネギ属)
学名の由来:「にんにくのような臭いを放つ」
原産地:北半球
別名:はなねぎ
草丈:15cm〜1.5m
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、青・紫、白
用途:花壇、切花
最盛期:6月
花保ち:1〜2週間
花言葉:無限の悲しみ
花姿:ギガンティウムの花序は直径20cmにもなり、小花は2000個以上ある。
秋植え球根植物でネギの仲間。切り口からニンニク臭がするが、気になるなら水で洗うと消える。水上げは良好。
アガパンサス Agapanthus praecox ssp. orientalis
分類:ユリ科アガパンサス属
学名の由来:ギリシャ語「愛」と「花」を組み合わせた
原産地:南アフリカ
別名:ムラサキクンシラン common agapanthus、Aflican
lily
草丈:1m前後
花色:青・紫、白
花の最盛期:6月
用途:切花、花壇
花保ち:7日(一つの花は3日程度)
花言葉:恋の訪れ
日当たりは日なたから半日陰まで育つ宿根草。暖地では常緑、寒冷地では冬枯れる。細長い筒状の花が散形花序を形成し、その径は20cm。切花として用いる場合、最後の蕾まで開花することはあまりない(花つきが良いと1花房に約100輪つく)。
ヒヤシンス Hyacinthus orientalis
分類:ユリ科ヒアシンス属(ヒアキントス属)
原産地:地中海沿岸
別名:にしきゆり、common hyacinth
草丈:20cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、青・紫、白
用途:花壇、切花、鉢花、水耕栽培など
最盛期:12月
花保ち:7〜10日
花言葉:赤・紫・藍→競技、遊技、遊び、悲哀 白→ひかえ目の美しさ
鱗茎の球根で根出する葉は肉質で長さ20cmほど。その中心から花茎を伸ばし、径約2cmの花を総状に10cmの花房としてつける。約30種の原種が存在するが、園芸化されたのはこの1種。ふつう見かけるのはオランダでつくられたダッチ・ヒアシンス。この他には花も花房も小さいローマン・ヒアシンスがある。香りがあり、日本へはオランダから16世紀に伝わった。
アポロンに愛された美少年ヒアキントスが円盤投げに興じているところ、嫉妬した西風の神ゼフィルスが強い風を吹いた。誤って円盤がヒアキントスの額を割り、死んでしまった彼の血からこの花が咲いたといわれる(アポロンの投げた輪があたったという説も)。
シラー Scilla hispanica
分類:ユリ科スキラ属
原産地:南ヨーロッパの針葉樹林
別名:ツリガネスイセン、ワイルドヒアシンス、シラー・カンパニュラタ、Spanish
bluebell、squill
草丈:20〜50cm
花色:赤・ピンク、青・紫、白
用途:花壇、切花
最盛期:3月
花保ち:5〜6日
花言葉:さびしい、哀れ
球根植物。葉は根出し、帯状に45cmほど伸びる。花は総状花序で2〜3cmのベル状の花が1花茎に20〜30輪つく。日本へは明治に伝わり、一度植えると自然に分球し大株、群落を形成する。水あげは水きりで。
ムスカリ Muscari spp.
分類:ユリ科ムスカリ属
学名の由来:香りの麝香「ムスク」
原産地:地中海沿岸〜西アジア
別名:grape hyacinth
草丈:10〜30cm
花色:青・紫、白
用途:花壇、鉢花、切花
最盛期:12月
花保ち:5日前後
花言葉:失望、失意
40種ほど原種をもつ球根植物。葉は細く多肉質で、数枚根出する。短い花茎の咲きに8〜15cmの穂状花序がつく。ひとつの花はつぼ状。芳香のあるM.
armeniacumと無芳香のM. botryoides、M. latifoliumなどが主に栽培されている。
スズラン(ドイツスズラン) Convallaria majalis
分類:ユリ科スズラン属
原産地:ヨーロッパ
別名:lily-of-the-valley
草丈:25〜35cm
花色:赤・ピンク、白
用途:花壇、鉢花、切花
最盛期:5月
花保ち:5〜7日
耐寒性の宿根草。花はベル形で総状花序につきわずかにしなる。花径1cm前後。一度水がさがると水あげしにくく、根をつけたまま流通している。スイセンのように葉組みをすることもある。日本に自生するスズラン(C.
keiskei)は栽培はほとんどされない。
カラー Zantedenschia spp.
分類:サトイモ科ザンテデスキア属(オランダカイウ属)
原産地:南アフリカ、熱帯アフリカ南部
別名:calla lily、lily of Nile、オランダカイウ(海芋)
草丈:30〜100cm
花色:赤・ピンク、黄・オレンジ、青・紫、白、緑
用途:切り花(ブライダルブーケ、アレンジ)、花壇
最盛期:4月
花保ち:1週間
花ことば:壮大な美、白→清浄
草姿:球根植物であり、長い花茎を伴う肉穂花序をつける。これは漏斗状の仏炎苞(ぶつえんほう)に包まれこれが花弁にみえる。
湿地性と畑地性があるが交配が容易で改良が盛ん。日本へは江戸時代渡来し、ニュージーランドを中心に改良がされている。最近は白以外の花色が人気がある。葉は水上げが悪い。
現在54項目