シャーマニズム
原始的な社会において、物質的に恵まれない人々が、生きるために見つけた心の技。
何か特別な力のようにも感じるが、ごく自然な概念として、先進国においても受け入れられている。
シャーマニズムの目指すところは、
自分を含む共同体(家族、友人、社会、あるいは世界や宇宙全体)に対し
必要に応じて治療を行い、安寧と調和をもたらすことにある。
単に癒すだけでなく、命あることの喜びを伝え、日々の生活を活気に満ちたものにすることも重要だ。
シャーマンの能力で特徴的なのは、意識の変容である。
「現実の世界を認知する意識状態」
「架空の世界(自己の世界、マトリックス)を認知する意識状態」
この二つの意識状態を意図的に利用するのである。
二つの世界を行き来することで、様々な知識を身に付け、困難に打ち勝つ。
また、もう一人の自分でありパートナーでもある守護動物霊が重要な存在だ。
幼いころから特定の動物に対して、妙に惹かれる・・・という感覚を持っている人は多いと思う。
(キーホルダーやシールを集めたりしていないですか?(笑))
シャーマンの素質に優れたものは、その動物と関わることで、
本人がそれと気づかないうちに、守護を得ていることがある。
実際、治療といってもシャーマンは患者に対して何もしない。
それは、シャーマンが自らの霊によって、患者の持つ霊に力を与えることで、
患者自身に自分を癒させるからだ。
つまり医者は患者の中にいる守護動物霊であり、シャーマンはその手助けをするにすぎない
余談だが、幻想世界(架空の世界、自己の世界、マトリックス)への入り口は、常にトンネル状である。
昔話の「おむすびころりん」や「舌きりすずめ」で、穴や藪の中のトンネルをくぐった先に、
常識とは違った世界(動物がしゃべるなど)がある、という発想はここからきたように思える。
(ここで遭遇する動物が、自分の守護動物霊で、言葉を話すというのはその力を示す)
トンネルは異世界への入り口、という作品は非常に多い。
さらに、大抵はその世界で何かの冒険をし終え、現実の世界でも活躍できるようになる、
というストーリーをしている場合が多い。
ファンタジックな映画や小説は、一度これを意識しながら見てみるとよいだろう。
作者が知らず知らずのうちに、あるいは意図してそういう構成にしていることもある。
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