事件ファイル



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ブラックジャック事件(インドネシア)
ブラックジャック これは確か、ボロブドール遺跡を観光するためにジョクジャという場所に行ったときのことだった。ホテルにチェックイン後、おなかがすいたので、近くのマクドナルドへ。ハンバーガーを購入して、席を探していたら、若い少年が英語で話しかけてきた。シンガポールでも、ジャカルタでも殆ど話ができなかった俺はつい会話してしまった。これが悪夢のはじまりである。

俺の家にこないかと誘われるまま、ついていった。そこは彼の叔父さんの家だった。食事をご馳走になった後、(普通、現時の人から食事をご馳走される場合、警戒しないと睡眠薬が入っていることがある)話をしていると、叔父さんはブラックジャックのディーラーをしているという。ふーん、そうなんだ!と聞いていると、「昨日、香港の金持ちでうちのカジノでぼろ儲けしたやつがいる。昼からそいつと俺の家で1勝負するが、相手が決まっていない。おまえやってみないか?俺がディーラーだから、そいつからカモろうじゃないか!」と言われ、俺は、うさんくさいやろうめ!と警戒!しかし、さらにこの親父「分け前は6:4だ!大富豪だからカモったら、お前の分け前は100万円ほどだな。」と言われ、「え!それだけの補助収入があれば、もう1年余分に旅行ができるよ!」とついつい計画にのってしまった。

ブラックジャック20分ほどしたら、確かに客(カモ)はやってきた。彼はキャッシュでかなりの額を持参してきた。そして、ゲームは始まったが事前に打ち合わせてあったので、30分程でかなり勝ちまくって、彼の持参金は殆ど巻き上げた。ここでゲーム終了のコールをすると、彼は納得できないらしく、「俺はキャッシュで 持参してきているのに、何故、お前はチップでやっている。今、かけただけの金を見せろ!」と言いはじめた。俺は、話が違うと、ディーラーに耳打。ディーラーは見せ金だから仕方ない!と言う。彼は「しかし、それだけの金はすぐには用意できない。お前はいくらもっている?」というので、俺は今、T/Cで50万ほどあるがというと、「それを今すぐに銀行で、インドネシアの金に換えてこい!足らずは俺が何とかする」足らずを用意できるんだったら、全額用意しろよ!と思いつつ、いとこと一緒にタクシーで近くの銀行に換金へ。タクシーの中でおかしい、おかしい!という思いが強くなっていくが、いや、もしかしたら、本当に100万円が自分のものになるのでは、という思いも駆け巡る。

銀行について、T/Cをインドネシアルピーに換金するために、T/Cにサインするが、これが、細かいT/Cが多く結構時間がかかった。そのサインの間、なんで俺はこの50万のT/Cをキャッシュ化しているんだろう?という思いが頭をグルグル駆け巡る。そして、サインが終わり、銀行のお姉さんがT/Cの枚数を確認している時、ふと我に帰った。「これは騙されているぞ!」俺は、カウンター越しにお姉さんから、T/Cをもぎとって、「俺はもう、帰る!分け前はお前たちで分配しろ!俺はいらない。」と、いとこに言い放ち、走って逃げた!

それから、ジョグジャを出て、バリへ向かった。小安いホステルにチェックインして、バリ見物とばかりに町をぶらぶらしていたら、また、青年に声をかけられた。そして、こりもせず彼の家について行った。そこにいたのは、また、叔父さんで、お互い話している間に叔父さんが、なんとブラックジャックのディーラーだと言い始めた。もう、俺は自分の耳を疑った。さっさとその家を立ち去ったのは、言うまでもない。それにしても、インドネシアには、なんとブラックジャックのディーラーが多いことか!
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