三番瀬



三番瀬 三番瀬(船橋海浜公園付近)の写真です。
三番瀬とは東京湾の最深部、千葉県船橋市・市川市沖に広がる約1200haの干潟・浅瀬のことです。
三番瀬の全体の2/3を埋め立てるという計画があったのですが2001年9月に千葉県知事が中止を宣言しました。これには三番瀬を守ろうという市民団体の影響が大きく、大変重要な出来事でした。
名古屋市の藤前干潟も保全が決まったらしいし、こういった流れはもう確実なものなんでしょう。でもまだ埋め立て計画が進行している干潟もあります(沖縄泡瀬干潟など)。早く中止が決定されるといいんですけど。あと、忘れてはならないのが諫早湾。早く干拓事業を中止して、もとの干潟に戻す努力をするべきです。


アサリ 砂浜の小さな穴を掘ってみると簡単にアサリが見つかります。上に出している管が入水管と出水管で、この管から海水を出し入れして海水中の有機物(多量に存在すると海洋汚染の原因になります)などをこしとって餌にしています。下に出ているのは足で砂の中に潜ろうとしているところです。
干潟ではこういった底生動物が水質の浄化に役立っているんです。三番瀬ではこういった底生動物が多く、その水質浄化能力は13万人分の下水処理場に匹敵すると言われています。アサリの穴もあたり一面広がっています。


イソガニ 立ち止まってじっとしているとイソガニがわらわらと出てきます。
このイソガニも水質浄化に一役買っているんです。カニは砂と泥をハサミですくい取り口に入れ、その中の有機物や微生物をよりわけ、砂や泥は口から捨てます。
この時も、カニ達はせっせと食事をしていました。
また、このカニやゴカイなどは水鳥たちの重要な栄養源にもなります。


ウミネコ ウミネコです。餌を探しているんでしょうか?
三番瀬はアジサシ、シギ・チドリ類などの渡り鳥にとっても日本有数の渡来地にもなっています。


ウミネコ ウミネコのゴカイGetの瞬間です。
小さい写真だと分かりづらいんですけど、ウミネコの口ばしに下がっている細長いのがゴカイです。
三番瀬ではその他にボラなども見ることが出来ました。カニなどの幼生をねらっているんでしょうか?
三番瀬はうわさ通り生き物の豊かな場所でした。


谷津干潟 船橋海浜公園のすぐ近くに谷津干潟あるので、少し足をのばしてみました。
谷津干潟は三番瀬よりさらに東京湾の最奥部に残された干潟です。周囲は3.5km、面積は約40haです。全周コンクリートで固められた姿は少し違和感を感じますけど。


谷津干潟 でも谷津干潟は釧路湿原と同じラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)登録湿原なんです。
渡り鳥の中継地として大変重要な場所で、1年間に確認される野鳥の数は100種を超えるらしいです。
干潟の周りを歩いたんですけど野鳥観察している人がたくさんいました。
(僕は鳥のことはあまり詳しくないんですけど、これから少しずつ勉強していきますね。)


谷津干潟 国道357号と東関東自動車道の脇の緑の地帯が谷津干潟です。歩道橋の上から写真を撮りました。
昔はこの谷津干潟よりさらに1km以上内陸部まですべて干潟だったんだそうです。それを埋め立てて今の臨海部はできているんです。谷津干潟の敷地だけが奇跡的に埋め立てられずに残ったんです。
日本人は東京湾に無茶苦茶大変なことをしてしまったのですね。


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