湘南(鎌倉、江の島)
この写真は鎌倉の材木座海岸です。少し地面が盛り上がっているところが和賀江島です。
海岸での生物観察をするには、今日のような大潮の干潮時を狙って行くと普段は海の底にいる生き物も見れたりしていいですよ。
ちなみに大潮とは1日のうち干潮と満潮の潮の高さの差が一番大きくなる日のことで、満月と新月のあたりが大潮になります。
干潮時をすぎて、しばらくするとだんだん潮が満ちてきました。
いままで陸続きだった和賀江島が本当の島になってしまいました。
今日最初の発見はヤドカリの引越し風景です。
黒い貝殻を着けたヤドカリが白い貝殻に引越した直後です。
なんかヤドカリが白い貝殻に興味をもったみたいで、ハサミでサイズを測るようなしぐさをしていたのでもしかしてと思いつつ見ていると突然引越しをしたんです。
ただ新居が気に入らなかったらしく、この後もとの貝殻に戻ってしまいました。
フナムシ
海辺で群れで歩き回る生き物です。
よくゴキブリに間違われるけど昆虫ではなく等脚類というダンゴムシの仲間です。
海辺の掃除屋さんといわれ、海辺に流れ着いた海藻とか魚の死骸とかを食べて分解して海辺をきれいにしてくれるんです。
ただ、海辺の生き物のくせに水の中は苦手。海に落ちたりするとあわてて出てきます。でも、えらが湿ってないと呼吸ができないので時々水辺にきてえらを湿らす行動をとります。
イトマキヒトデ
こうやって手にのせると足(正確には管足)をごそごそ動かしている感触が伝わってきて、少しくすぐったい。
いじわるして、ひっくりかえしておくとすぐに管足をのばして体をくねらせて元に戻ろうとします。結構面白い(動物虐待!?)。
クモヒトデ
こいつも手にのっけるとごそごそ動いてくすぐったい。
でも、むやみに海の生き物を触ったりしないで下さいね。
中には猛毒を持った生き物もいるので、その生き物がなんであるか分からない時は絶対さわってはいけません。
ヒョウモンダコ
きれいなタコと思いきや、口に猛毒をもっていて噛まれると死んでしまうこともあるほど超危険な生物です。しかも噛まれても痛みを感じないらしい。
見るだけにしましょう。絶対さわってはいけません。
アンドンクラゲ
もう一つ海辺の危険な生物を紹介します。クラゲの足には刺胞と呼ばれるトゲがあり、触れると激痛がはしります。
こういった生き物には近寄らないようにしましょう。
江の島ではこのクラゲがたくさん発生する時期があります。僕もこのクラゲに囲まれたことがあって、もうその時はドキドキ。
万が一さわってしまった時は酢をかけて下さい。医者にみせる時もクラゲに刺されたと言って診てもらって下さい。
海の生き物で怪我をした時の治療方法は、どの生き物による傷かによって治療方法が異なってくるので、しっかり傷の原因となった生き物を確認する必要があるんです。
アオウミウシ
海の宝石ともよばれるきれいな生き物です。
石の下なんかにいるので、石をひっくりかえすといることが多いです。
ただし、ひっくりかえした石は上下を元の状態に戻してくださいね。小さな石であってもそこには小さな生き物が住んでいて位置が変わるだけで死んでしまうほど繊細な生き物もいることを忘れないで下さい。
シロウミウシ
アオウミウシと並んで日本を代表するウミウシです。
ウミウシは貝の仲間で軟体動物門腹足鋼に分類されます。貝殻の退化した貝類なんですね。
あとウミウシってカラフルで目立つのがたくさんいますが、これは体内に毒をもっていて私を食べるとまずいよとわざと体色を目立たせて警告しているんです。
生き残るためにわざと目立つってのも面白いですね。
ムカデミノウミウシ
やっぱりきれいですね。
きれいな人が棘を持っているってのは生物界共通の法則らしい!?
フジツボ
こうみえてもフジツボはれっきとしたエビ、カニの仲間の甲殻類なんです。その証拠に満潮時に海中にいる時は触手をだして海中のプランクトンとかを食べるんですよ。
幼生の時は他の甲殻類と同じように海中を泳いでいて、ある程度成長すると固着生活を送るようになります。
あと、裸足で歩いてフジツボなんかを踏んで足を切ったりする人なんかも多いので気を付けてくださいね。
カメノテ
姿が亀の手に似ているのでこう名付けられました。
フジツボの仲間で甲殻類です。地方によっては食用にすることもあるらしい。どんな味なのかな?やっぱエビ、カニ系の味なのかな?
ちなみにフジツボの仲間は雌雄同体で隣り合った個体同士が精子を渡しあってお互い卵を産むという不思議な生態をしています。
いろんな生き物がいるんですね。