モペットちゃん



これは、モペットちゃんという名の
こねこの話です
おや、ねずみの音がしたな・・と
モペットちゃんは、おもいました









とだなのうしろから、のぞいているねずみは
モペットちゃんを、からかっています
こねこなんか こわくありません










モペットちゃんは、
ねずみにとびかかりました
でも、ちょっとおそかった
ねずみは、にげてしまうし、
モペットちゃんは、あたまを とだなに
ぶつけてしまいました






「これは、かたいとだなだな」と
モペットちゃんは、おもいました
ねずみは、とだなの上から
モペットちゃんのようすを見ていました
モペットちゃんは、あたまを 小さなきれでしばって
だんろの前に すわりました
「あのねこは、だいぶ きぶんが、わるそうだぞ」と
ねずみは、おもいました
そこで、ねずみは、するすると 
ベルのつなをつたわって おりていきました
モペットちゃんのきぶんは、ますます
わるくなっていくようです
ねずみは、もうちょっと ちかくまで
いってみました
モペットちゃんは、いかにも あたまがいたむ というように
りょう手でおさえて きれのあなから
ねずみをのぞきました
ねずみは、すぐ、そこに きていました







そのとき いきなりーーー
モペットちゃんが
ねずみにとびかかりました









ねずみは、さっき 
モペットちゃんをからかいました
だから、こんどは、じぶんが、
ねずみをからかってやるーと
モペットちゃんは、かんがえました
そんなことをかんがえるなんて、
モペットちゃんのやりかたは、
あまりかんしんできませんね







モペットちゃんは、ねずみをきれにつつんで
ボールのように あちこちに
なげてあそびました
でも、モペットちゃんは、
きれにあながあいているのを
わすれていました
そこで、きれを ほどいてみると
ねずみは、いませんでした

ねずみは あなをすりぬけて
にげてしまったのです
そして、とだなの上で
おどりをおどっていました

      (おしまい)
           2001.11.20