ギリシャ神話の神々
16話〜17話
ペルセウス一族
16話、ペルセウス
アルゴスという国に、アクリシオスとプロィトスという双子の兄弟が生まれて、
この兄弟は、幼い頃から仲が悪く、やがて、争うようになりました。
争いは、アクリシオスの勝利に終わり、一方、敗れたプロイトスは国を追われ
リュキアの国へ行き、そこで、王の娘と結婚しました。
やがて、プロイトスは、アルゴスを取り戻そうと、アクリシオス軍と戦って
アルゴスの近くのティリュンスの町を占領し、そこの王となりました。
こうして、ふたつの都市に平和が訪れました。
アルゴスの国のアクリシオスに、やがて、王女ダナエが生まれました。
しかし、後継ぎの男の子が生まれなかったため、アクリシオスは
アポロンの神託所へ行き、お告げを受けたのです。
アポロン「娘ダナエが、後継ぎとなる子を産むであろう。
そして、その子が、おまえを殺すであろう」
そのお告げに、おののいたアクリシオスは、娘を塔に閉じ込めました。
娘を可哀想に思ったゼウスは、塔の中にいるダナエに、男の子ペルセウス(復讐者)を授けます。
さすがに、アクリシオスは、神が授けた子を、殺すことができず、母子を箱に閉じ込めて
海に流してしまいました。
ダナエとその息子ペルセウスは、小さな島に流れ着き、そこで、暮らすうちに、
ペルセウスは、立派な青年になりました。
その頃、その島の王は、ペルセウスに、「メドゥーサ」の首を取ってくるように、命令するのでした。
メドゥーサとは、とても美しく、その髪を自慢して、女神アテナと美しさを競うようなことを
したために、アテナの怒りを買い、髪を蛇に変えられ、その醜い姿を見た者は、
石に変えられるという罰を受けたのです。メドゥーサは、世界の西の果ての、
怪物ゴルゴ姉妹といっしょに住んでいると言われていました。
ペルセウスは、女神アテナの助言を受け、アテナからは、影だけを見るための盾を、
ヘルメスからは、空とぶサンダルと首を切り落とすための大鎌をもらいます。
そして、切り取ったメドゥーサの首を入れる魔法の袋と、冥界の王ハデスのかくれかぶとが、
必要だと告げられるのでした。
ペルセウス「その2つは、どこにあるのですか?」
アテナ「黄金のリンゴを守っているヘスペリデスという妖精(ニンフ)の所にあります」
ペルセウス「そのニンフたちは、どこにいるのですか?」
アテナ「太陽の昇らない国の灰色の3姉妹に、ニンフの場所を聞きなさい」
こうして、ペルセウスの旅が始まりました。
灰色の3姉妹は、「時」が始まる前から、老人として生まれ
眼と歯を1つずつしか持たず、3人で、いつも取り合いをしていました。
ペルセウスは、その1つしかない眼と歯を、取り上げて
灰色の3姉妹から、黄金のリンゴを守ってるヘスぺリデスの居場所を聞き出したのでした。
それは、世界の西のはずれにある島・・
巨神アトラスが天空を支える所・・・
アトラスの3人の娘ヘスペリデスと100の頭をもつ怪獣ラドンが守っている秘密の島・・・
ペルセウスは、その島に着くと、魔法の袋とかくれかぶとを貸してくれるように・・と頼むのでした。
やがて、ペルセウスは、メドゥーサのいる国に現れます。
かくれかぶとで、身を隠すと、盾の影を頼りに、静かに近寄って、大鎌で首を切り落としました。
メドゥーサの首は、切り取られ、死んでも、見た者を石化する力を失いませんでした。
そこで、魔法の袋に入れ、持ちかえろうとしたとき、メドゥーサの流した血から、
天馬ペガサスが生まれました。ペガサスは、ポセイドンとの間の子でしたが、
メドゥーサが怪物の間、生まれることができなかったのです。
(また、医神アスクレピオス(アポロンの子)は、メドゥーサの右の血管から流れた血を
命をよみがえらす薬として、また、左の血管からの血を、命を奪う毒として、
使用していたと言われています)
さて、ゴルゴたちは、かくれかぶとを身につけたペルセウスに追いつくことができず、
こうして、ペルセウスは、メドゥーサの首を持ちかえることができたのでした。
メドゥーサの首を持って帰る途中、ペルセウスは、アンドロメダと出会います。
エチオピアの王ケぺウスと王妃カシオペイアの娘アンドロメダは、
神と美しさを競おうとしたカシオペイアが、神の怒りを買い、その怒りを静めるために
海の怪獣に捧げられていたのでした。
ペルセウスは、海の怪獣を退治すると、アンドロメダと結婚し
息子ペルセスをエチオピアに残し、母ダナエのいる島へ、アンドロメダと共に
帰ってきます。
ペルセウスは、神々に借りた品物と、メドゥーサの首をヘルメスに渡しました。
のちに、女神アテナは、メドゥーサの首を、盾の真中にはめ込みました。
母ダナエとペルセウス、その妻アンドロメダは、故郷アルゴスへ帰ることにしました。
母ダナエは、父のひどい仕打ちを、少しも恨んではいません
また、ペルセウスも、まだ見ぬ故郷を楽しみにしていました。
ところが、アクリシオスは、ギリシャ北部の小さな町ラリッサに、身を隠します。
ちょうど、ラリッサでは、競技大会が行われていて、その噂を聞いたペルセウスは
祖父アクリシオスへのみやげに勝利の冠を・・と考えていました。
ちょうど、競技大会を見にきていたアクリシオス王は、
偶然飛んできた、競技中のペルセウスの円盤に、当たってしんでしまいます。
こうして、神託は、実現されました。
ペルセウスは、祖父アクリシオスのなきがらを、アテナ神殿に手厚く葬りました。
事故とは言え、祖父を殺してしまったペルセウスは、アルゴスの王になる気になれず、
いとこにあたるティリンスとアルゴスの国を交換し、自らは、小さな国ティリンスの王になりました。
そののち、ペルセウスは、別の高い丘を城壁で取り囲み、大きな城を建てました。
この城は、ミュケナイと呼ばれ、今も城壁や宮殿の遺跡が
王の墓と共に、残っています。
17話、ヘラクレス
ヘラクレスは、ティリンスとミュケナイを治めた英雄ペルセウスとアンドロメダの子孫に当たり、
またゼウスの子でもあります。
ヘラクレスの母アルクメネは、2人の子供を産みます。
ヘラクレスの父アンピトリュオンは、人間の子とゼウスの子アルカイオス(ヘラクレス)を
同じように育てました。
しかし、ゼウスの妻ヘラは、アルカイオス(ヘラクレス)に、怒りを覚えたため、
ヘラの、アルカイオス(ヘラクレス)への復讐を恐れたゼウスは、一策を講じ、
たくみにヘラを誘い出し、何も知らないヘラは、アルカイオス(ヘラクレス)に、
乳を与えたのでした。
この時、ヘラの乳首から吹き出た乳は、噴水のように弧を描いて、天まで届き
星の川となりました。天の川(ミルキーウェイ)は、こうしてできたのです。
また、ヘラが一瞬とはいえ、乳母になったため、ヘラクレス(ヘラの栄光)と呼ばれるようになり、
ヘラの乳を飲んだヘラクレスは、丈夫な体になりました。
そして、ヘラクレスが捨てられた野原は、「ヘラクレスの野」と呼ばれ、今も残っています。
さて、ヘラは、怒りがおさまらず、赤ん坊のヘラクレスに毒蛇を差し向けます。
すると、赤ん坊のヘラクレスは、毒蛇を絞め殺してしまいました。
だんだん、成長するにつれ、ヘラクレスは、自分の怪力をもてあまし、
やがて、町を離れ、ひとり、山奥で暮らすようになりました。
ある日、ヘラクレスの前に2人の妖精が現れます。
「私は、快楽。世の中に、私を嫌いな人はおりません。おいしい食べ物、美しい衣装
何でも、思いのままに。」
「私は、義務。私の道は、楽ではありません。自分の運命と戦い、弱い立場の人々の
重荷を少なくしてやったときに、初めて苦痛の底から、喜びと誇りを味わうことができるのです。」
ヘラクレスは、「義務」を選びました。こうして、自分の道を見つけました。
そうして、山を降り、町に戻ってみると・・・町は、作物を荒らすライオンの話でもちきりでした。
そこで、ヘラクレスは、立派なオリーブの木から、強力なこん棒を作って、一撃のもと、
ライオンを倒してしまいました。
そののち、テバイの町を、よその国の重圧から開放したヘラクレスは
テバイ王に認められ、王の娘と結婚し、4人の子供をもうけます。
しかし、名声が高まるにつれ、ヘラクレスは、おごり高ぶるようになって、自分の子供たちも
殺してしまったのです。
自分のした事に激しい後悔と絶望を覚えたヘラクレスは、アポロンの神託所へ出向いたのでした。
アポロン「ティリュンスへ行くがよい。ティリュンスの王エゥリュステウスは、
おまえに試練を命じるだろう」
ヘラクレスの新たな旅立ちに、神々は祝福を込めて
ゼウスは敗れることのない盾、アテナは長衣、ヘルメスは剣、アポロンは弓と鷲の羽根のついた矢
ポセイドンは、戦車をひく馬を、この英雄に与えたのでした。
ティリュンス王は、ペルセウス一族に、ヘラクレスのような人間がいると知って
自分の地位を守るために、生きて帰れぬような12の試練を与えました。
1つ目の試練・・・人食いライオン
メネアの森に住み、強暴で巨大な人食いライオンは、どんな剣でも破ることの出来ない毛皮で
覆われていました。ヘラクレスは、剣でも矢でも歯がたたない、人食いライオンを、こん棒で
殴り、素手で首を絞め殺しました。
ヘラクレスは、このライオンの固い皮を鎧にして、ライオンの頭で兜を作り、身にまといました。
ゼウスは、この時のヘラクレスの武勇をたたえ、この時の獅子を記念として
星座に加えました。これが、しし座です。
2つ目の試練・・・猛毒をもつ蛇ヒュドラ
怪物テュポンの子で、レルネの森に住み、その吐く息だけで命が奪われるという猛毒をもつ蛇で
9つの頭をもち、1つの頭を切っても、すぐ新しい頭が生えてきて、しかも真ん中の頭は不死だと
言われていました。
ヘラクレスは、甥と共に、ヒュドラ退治に出かけ
次々と襲いかかるヒュドラの頭を切って捨てましたが・・・切り口から、また、今度は
2つの頭が生えてくるのでした。
ヒュドラと戦っている時に、巨大なカニが、ヘラクレスの足に噛みついたのでした。
このカニは、ヘラがヒュドラの助けに送ったカニでした。
(のちに、ヘラは、ヘラクレスの足にかみついたカニを、星座にしました)
さて、ヘラクレスは、ヒュドラの頭を切り落とすと、次々に頭の切り口に松明を当てて
頭が生えてこないように、焼きつぶしました。
そして、不死の頭には、巨大な石を乗せ、この怪物を退治しました。
ヘラクレスは、ヒュドラの胴を裂き、持っていた矢の先に、ヒュドラの肝の血を浸しました。
そうして、すさまじい毒矢を作りました。
3つ目の試練・・・黄金の雌鹿
この鹿は、狩の女神アルテミスの聖獣です。
そこで、ヘラクレスは、1滴の血を流すこともなく、鹿を生け捕りにし
アルテミスと、「必ず、生きたまま返す」という条件を交わして、王の元に、
鹿を持って行ったのでした。
4つ目の試練・・・エリュマントス山の大いのしし
巨大で、獰猛で、近くの土地を荒らしまわっている猪でしたが、
その途中で、ヘラクレスは、ケンタウロス族と出会います。
ケンタウロス族は、野蛮な種族でしたが、
ケイロンは、他の多くの大酒のみで野蛮なケンタウロスとは違い、誠実で博学という
偉大なケンタウロスでした。そして、多くの英雄や神々を育てたことでも有名です。
そのケイロンに、ヘラクレスの流れ毒矢が当たってしまったのです。
ヘラクレスの毒矢は、どんな薬も効きません。しかし、不死のケイロンは
「こんな苦痛の中で生きるより、死んだほうがいい・・
だれか、わしの不死の命と引き換えに、楽に死なせてくれる者は、いないか?・・」と
そんな者を、探してきてくれるように、ケイロンは、ヘラクレスに頼むのでした。
ヘラクレスは、ケイロンの苦しみを気にしましたが、大いのししが先だと考え
格闘の末、大いのししをねじふせ、鎖でしばり、肩にかつぐと、そのまま、王の元へ戻りました。
ヘラクレスとの争いのあと、ケンタウロス族は、各地に逃れ、散々になったということです。
5つ目の試練・・・エリス王の家畜小屋の掃除
3000頭の牛の30年分の掃除を、たった1日できれいにするという仕事でした。
ヘラクレスは、家畜小屋に、2箇所の穴をあけ、近くを流れる川の水の流れを変え
川の水を、一方の穴に導き入れました
勢いよく流れる水は、小屋の中を、あっというまに、きれいにして、もう一方の穴から
出ていくのでした。
6つ目の試練・・・怪鳥スチュンバリデス
軍神アレスの怪鳥で、青銅のくちばし、爪、翼をもった人食い鳥。
しかし、あまりの多さに、手をやいていると、
アテナが現れ、驚かせて飛び立つところを、ねらうように・・と楽器をわたすのでした。
ヘラクレスの毒矢は、すさまじい勢いで、怪鳥たちを狙い、
毒矢を逃れた鳥も、こののち、2度と、ギリシャに寄りつかなかった・・といいます。
7つ目の試練・・・クレタ島の暴れ牛
ポセイドンが、自らいけにえにするように・・と送られた牛の美しさに目がくらんだクレタ王は
牛を、我が物として、かわりの牛を、いけにえに捧げたのだった。
しかし、それを知ったポセイドンは、怒って牛の気をおかしくさせてしまい、
牛は、町に出て、作物を荒らし、人々を傷つけているのでした。
ヘラクレスは、この暴れ牛を押さえ、のちに解き放たれた、この牛は、
アテナイの英雄テセウスによって、退治され、アテナに捧げられました。
8つ目の試練・・・ディオメデスの牝馬
野蛮な王ディオメデスの飼う凶悪な馬で、知らずに訪れる旅人をえさにしている人食い馬で
ヘラクレスと仲間は、旅人のふりをして、一晩の宿を、王に求めるのでした。
ところが、争ってるあいだに、牝馬を逃がしてしまい、怒った王と戦ってるあいだに、
人食い馬の見張りをしていた仲間のアプデロスが食い殺されていたのです。
(彼のしんだ土地には、アプデラ市が立てられ、今も遺跡が残っています)
ヘラクレスは、彼を手厚く葬って、人食い馬を、ティリンス王の元へ連れて行きました。
9つ目の試練・・・アマゾンの女王の腰帯
アマゾン族ー軍神アレスの子孫で、戦いと狩に明け暮れている女性だけの一族。
彼女たちは、小アジアの北の方(トルコ)に住み、女子だけを育て、男子は殺すか、捨てるか
したと言われています。弓を引くとき、右乳が邪魔になるので、切り落とした(ア=無、マゾン=乳)
ことから、この名がついたと言われています。多くの英雄たちが、彼女らと戦い、恋に落ちました。
現在の南米アマゾン川は、スペインの探検家によって、発見されましたが、その時、
現地の女性戦士に襲われたため、この川に今の名がついたのです。
さて、ヘラクレスは、女王ヒッポリュテと恋に落ちました。
軍神アレスからの贈り物であり、アマゾン族の女王のあかし、そして、この世に2つとない腰帯を
ヘラクレスに渡そうとしたとき、悪い噂が流れ、アマゾン族との争いになってしまったのでした。
命を落とした女王から、腰帯を取ると、ヘラクレスは、ティリンスの王へ差し出しました。
10こ目の試練・・・ゲリュオンの牛の群れ
ゲリュオンは、西の果ての島に住む、上半身に3つの胴体と6つの腕を持つ怪物でした。
そして、彼は、赤く美しい牛たちを独り占めにして、双頭の番犬オルトロスが牛の群れの番人を
していると言われていました。
ヘラクレスは、ヨーロッパを進み、海を渡り、リビアの砂漠を越え、ついに、今のジブラルタル海峡へ
たどりつきました。この海峡には、ヘラクレスの柱とよばれる断崖が今も残っています。
暑い日が続き、ヘラクレスは、太陽と射落としてしまおうと太陽に矢を向けた瞬間
太陽神ヘリオスは、その剛毅な様子を気に入って、黄金の杯を渡し、この杯で、海を渡るようにと
告げるのでした。
そうして、ヘラクレスは、番犬オルトロスを倒し、ゲリュオンを倒して、
赤く美しい牛を連れて帰りました
11こ目の試練・・・黄金のリンゴ
巨人アトラスの娘たちと怪獣ラドンで守られてる「黄金のりんご」を取りにいくように命じられた
ヘラクレスは、旅の途中で、 人間に火を与えた罰として、岸壁に縛られ、
大鷲に体をついばまれているプロメテウスと出会います。
ヘラクレス「あなたを、どうやったら、救えるのですか?」
プロメテウス「ゼウスが、私を罰したのだ。だれか、不死の者が私にかわって、冥界へいくまで、
私の苦しみは、続くように定められているのだ。」
ヘラクレス 「私の友、ケイロンも不死ですが・・・毒矢に当たって、生きて苦しむことより、
死ぬことを願っています。・・ゼウス様、プロメテウスを許してあげてください。
そして、わが友、ケイロンを苦しみから、解き放ってあげてください。」
ゼウスは、この願いを聞き届け、プロメテウスの鎖が切れると同時に、
ケイロンも冥界へと旅立ちました。
さて、ヘラクレスは、「黄金のリンゴ」を探して、旅を続けました。
海神が現れて、こう告げるのでした。
「りんごを守るラドンとは争わず、そばで天空を支えているアトラスにリンゴを
もぎ取らせればよい。そのあいだ、おまえが、天空を支えるのだ。
それから、決して、アトラスの『リンゴをかわりに届けてやろう』ということばに同意してはいけない」
ヘラクレスは、自分が天空を支えているあいだ、りんごを取ってきてもらえないだろうか?と
アトラスに頼むのでした。
アトラスは、このとき、自由のすばらしさを感じ、逃げ出したくなりました。
しかし、ヘラクレスは、海神のことばを思いだし、リンゴを無事、
持って帰ってくることができたのでした。
12こ目の試練・・・冥府の番犬ケルぺロス
3つの頭と竜の尾をもち、背中にたくさんの蛇のたてがみが動いているという、死者の国の番犬を
生け捕りにすることは、生きた人間には、とうてい、難しいことでした。
そこで、アテナは、使者ヘルメスに道案内をさせ、ヘラクレスに密議をもたせたのです。
この密議(神聖な祭りで、ハデスとベルセポネの物語を再現するという)に参加すれば
ここでの安全と命は、保証されるということです。
冥界の王ハデスと女王ペルセポネは、その勇気を気に入り、
「ケルぺロスを素手で、捕まえることができたら、連れていってよい」と許したのでした。
こうして、ヘラクレスは、12の試練を、見事やってのけたのです。
その後、ヘラクレスは、毒の混ざった服を着たために、しんでしまいます。
ヘラクレスは、神々の一員として、天上に迎えられ、ヘラとも和解したということです。






巨神アトラスは
ゼウスに対するティタン神族の反乱に加わった罪として、
天空を手と頭で支える役目を負わされます。
ペルセウスは、このアトラスの娘ヘスぺリデスの助けを得るのです。
神々の助けを得たペルセウスは、メドゥーサの首を討ち取ります。足には、空を飛ぶサンダルをはき、頭には、姿が見えなくなる、かぶとをかぶっているのです。
女神アテナは、ペルセウスが退治したメドゥーサの首を、自分の盾に、
はめ込みました。
ミュケナイ遺跡
伝説では、ペルセウスによって建設されたと言われ、のちにトロイア戦争で活躍したアガメムノン王の居城としても知られています。
ギリシャ本土を中心として栄えた青銅器文明で
BC2000年ごろ築いたとされ、ドーリア人の南下で、BC12C滅んだとされています。
城壁入り口とされる
「獅子門」
シュリーマンが、発掘した円形墳墓。数々の黄金製品が出土した。
ヘラクレス
ヘラクレスを憎む女神ヘラは、ある日、毒蛇を送りこみます。しかし、ヘラクレスは、赤ん坊であるにもかかわらず、その蛇をつかんで笑っているのでした。
この姿を見た父は、
「彼こそ、神の子に違いない」と悟るのでした。
弓を引くヘラクレス
この像は、アテネの近くの
アイギナ島の神殿から出土しました。
ふつうの兵士の像なら、だれかわかりづらいのですが、
ヘラクレスの場合、その獅子(ライオン)の兜から、はっきり名前が
わかるのです。