●静岡市梅ケ島発 最後の“電気のない暮らし”
 去る3月15日ゴミゼロネットの仲間でもある静岡市梅ケ島で暮らす杉山一家が4年 間の電気のない暮らしを卒業して、4月より和歌山県本宮へ引越しするあたり、3部 (正確には前の晩を含め4部)にわたって送別会を行いました。
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第一部 所 静岡市梅ケ島の杉山宅
第二部 ●イラク戦争NO!3.15静岡平和アクション“里果さんたちと一緒に歩こ う!”
第三部 うなぎの辰金での普通の送別会
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 杉山一家は梅ケ島を去るにあたり、静岡市に留まることを私は密かに期待していた のですが残念ながら和歌山県に引越しすることになったのです。3部にわたる二人か らいろんな話しをあらためて聞くことができました。
<何故静岡に残らないの?>
 実は2歳の慧ちゃん以外に8月には第2子の出産を控えている里果さんは、東海大地 震が起きるまでは子どものためにも静岡にはいたくないからだそうです。
 日本地図で原発の200km圏内を描いていくと本州では圏内に入らないのは紀伊 半島の一部と青森県。青森県は六ヶ所村があることを思えば、実に比較的安全圏は紀 伊半島の一部だけなんです。和歌山県本宮は正確にはギリギリ200km圏内です が。二人が出会った北海道礼文島ももちろん圏外。
<本宮での生活は?>
 町興し事業の森林組合で大介さんが働くことになるので、新築の社宅で住むことに なる。もちろん、今度は電気が引かれている。「そうすると私たちのように普通に電化製品が使うの?」と聞いてみると、電気洗濯機は使いたいとのこと。  慧ちゃんを育てるのには、当然紙おむつ(紙というより石油・化学おむつ?!)な んかは使わずに、手洗いで済ましてきたが、毎日洗濯に数時間は費やしていたよう だ。
 慧ちゃんの子育ても一生懸命でも、ゴミゼロネットの活動に積極的に参加してくれ た杉山さんたち。よくがんばったね!とはあまりにもえらそうな言い方。ホントに大 変だったのだろうと思う。
<もう一つの電化製品!?>
 いろいろ聞いてみると、それでも冷蔵庫・電子レンジ・テレビ…は要らない。と要 らないづくし。でももうひとつ必要な電化製品はパソコンだそうです。
 私からの「暮らしぶりのレポートを送ってよ」の依頼にも忙しさで応えられなかっ たのが、残念そうだった。電池式WINDOWS CEのモバイルPCがあるのだが、入力には 向かないようで。  もちろん、メール通信のゴミゼロ通信や勝手連通信を気軽に読むには普通のPCの 方がよい(とは言っていない。私の希望的観測で…)からだろう?  今日(29日)は静岡市内で戦争反対のピースウォークがあり、そこで又里果さん たちに会うことができた。
 でも、PCがあれば又今まで以上に情報交換ができることだろう。
 送別会では杉山一家のパワーをみんなが感じていたことが話された。里果さんの感 じたこと実践していることが、メールを通して、私も感じられればいいなあと期待し ている。  ゴミゼロ通信で里果ちゃんの本宮日誌が連載になるかもね。  
(2003年3月29日記 これでいいん会HP管理人 壷阪道也)

 平成15年4月8日 <これでいいん会>は熊野へ引っ越しました
 
 青天の霹靂とは、まさにこのこと。
一月末、夫から梅が島をはなれる事への異存をたずねられ、それから一月あまりの間に新しい仕事と住まいを探す必要にせまられたことを聞かされました。
 
 夢にも考えなかった引越し先は、しかし、思ったよりもあっさりと決まり、和歌山県本宮町の森林組合での仕事と、町営住宅を提供してもらえる事になったのでした。
  緑の雇用事業という、林業の人材育成と定住を目的とした制度のおかげで、なんのつてもない私たちにも、新築の一戸建て住宅とお天気次第の不定収ながらも、今までの倍以上の月収が約束されたのです。
 
  このご時世に、たったひと月のうちに、次の仕事と住まいが見つかったのは、ほんとうに幸運なことでした。
とはいえ、妊娠初期の不安定な心とからだには、それから三週間での引越しは、想像以上に厳しいものでした。
                                                         つづく