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ピッピッー 朝6時、眠い目を擦りながら起床。イギリスの朝は、早い。 朝一番の仕事は、朝ごはんを食べながらのお弁当づくりである。ロンドンは、食物を含めて、物価がメチャメチャ高い!!(まずいサンドイッチ2切れで約500円もする)だからほとんどのイギリス人はお弁当を持ってくる。お弁当と言っても驚くほど質素である。大抵サンドイッチと果物である。サンドイッチも具がたくさんつまったものでない。ジャムだけ、チーズだけ、きゅうりだけ、という具合にシンプルである。あんだけで足りるのかな?いつも不思議だった。ようやくわかった。イギリスには、ティータイムがある。午前10時と午後3時の一日2回。そのとき、つまみぐいをする。街を歩いていてもよく食べている人を見かける。間食しなければ、もたないのである。私もティータイムが楽しみになった。毎日、遠足のように、果物とお菓子を持っていったが、3回分に小分けしていた。そうしないとついつい午前中で、食べ切ってしまい、午後はお茶だけという口寂しいティータイムが待っているので。 朝のKewは、とてもすばらしい!!朝露に濡れた植物達の息づかいが聞こえてくるばかりか、そこに暮らしている小鳥やリス達も元気に走り回っている。みんな生きている。この風景に出会うたび、今日も仕事に来てよかったと思う。 私の仕事は、主に温室の中で植物の苗を育てること。デンマーク人で陽気でフレンドリーなLisと典型的なイギリス紳士であるDavの下で、約6ヶ月間修行しました。夏のさわやかな日差しの中での外の作業は、気分壮快そのもの!!広い芝生の上にゴロンと横になって、お昼ねできたらどんなに幸せか。ここは、ヒースローの空港が近いので、飛行機の陰が芝生の上を走る。追いかけてみた。追いついた。飛行機に勝った! 庭で作業をしていると、人間を含めて色々な生物に会える。キツネもテンもでた。また、草抜きをしている私の後ろをrobin(コマドリ) が追っかけてくる。彼は、虫を狙っている。自分の手を煩わすことなく獲物を手に入れようとしている。なかなか賢い鳥だ。鳥と言えば、私は、カルガモの卵に水をあげてしまった。フラーワーポットに巣を作っているなんて夢にも思わなかった。しかも、人が頻繁に行き来する道路の脇だ。後で気が付いて、カルガモに謝った。自然界では、雨の日もあるさ、卵だって少しは、濡れるに違いないと自分に言い聞かせながら。しかし、ご安心を!!数ヶ月後、卵は、無事に孵化した。親の鳥に睨まれながらカルガモの可愛い雛たちを見ることができた。心残りは写真を取り損ねたことだ。 キューでの毎日は、膨大な量の単純なPricking out(発芽した苗をポットに移し変える作業)や Cutting back(芽や花の切り戻し) や水遣りや草抜きや植え替えという作業の繰り返しだ。始めのうちは、ひとつのことに神経を集中して、もくもくと打ち込めるので、頭が空っぽになれてよかった。でも、時には、飽きてしまい体使わなくて頭使う仕事したいと心で叫んでいた。 でも、顔はニコニコしながら、作業をする。しかもI am fine.や I am OK.なんて言っている。ああ日本人。 |