★第8回★


親ガニの背中に水ガニ

先週の鳥取市はずっと雪模様だった。
市の中心部で積雪40cmほど。我が家の駐車場の吹き溜まったところでは約60cm。
丁度、3連休を利用して山口の親戚を訪ねていたが、帰りのバスが峠(中国山脈)を越え町に入ったら急に雪が深くなったので驚いた。
駅近くの駐車場に停めていた車が完全に雪に埋もれており、これを掘り起こすのに30分。
ようやく家に着いたら、今度は我が家の駐車場の雪が深くて車を入れられない。そこでまた雪かき30分。
雪国に住むには、体力が要る。これでも北海道や北陸に比べたらマシなほう。
この週末は晴れたので、このまま春の訪れ?と一瞬思ったけど、それは甘くて明日からはまた雪の予報。
でも日は長くなったし、庭に植えた球根類の芽も育ってきたし、あと一歩!

冬は苦手だが、それでも良いこともある。
最大の楽しみは、冬は海の幸が豊富なこと。
地元発行の本を見ると、冬に旬を迎える魚介類は数多い。
白ハタ(ハタハタ)、エテガレイ、ヒラメ、ハマチ、サバ、甘エビ、モサエビなどなど。
いずれも近海物が、スーパーで簡単に手に入る。
モサエビというのは名前も知らなかったが、甘エビより一回り大きく濃厚な味が特徴。
刺身よし、炭焼きよしで、実に美味。
他にババアなんてのもあるが、これについては改めて紹介の予定。今は謎のままにしておきます。
そして、忘れていけないカニ!カニ!カニ!

カニ漁が解禁になる11月初めから、スーパーの店頭に一斉にカニが並びだした。
松葉ガニのほかに親ガニ、水ガニがあり、鳥取市街からも近い賀露(かろ)、網代、田後(たじり)の港に揚がる。
ズワイガニの雄の松葉ガニが一番高くて、1万円はする。
足が1本無いだけで安くなるが、それでもまだ我が家の食卓にお呼びできずにいる。
ちなみに、同じカニが北陸では越前ガニと呼ばれるそう。
「松葉」と言う名の由来は、身をお湯に入れると広がって松葉のようになるからと何かに書いてあった。

親ガニはズワイガニの雌で、格安400円〜600円。
これを二つに割り大根を加えて作る味噌汁は、鳥取の代表的な家庭料理・・・ということで、これは我が家でも何度も登場済み。
水ガニは脱皮直後の雄で、地元の人は水っぽいからとあまり食べない模様。
でも茹でたては充分美味しいし安いので、我が家での評価は高い。
ちなみに、水ガニという名はうまそうじゃないからと、最近は「若松葉ガニ」と呼ぶように仕向けているとか。

そして、我が家の一番のお気に入りはカニ味噌。
これもスーパーで簡単に手に入る。
カニの甲羅にカニ味噌が乗ったものを1個200円前後で売っていて、そのままオーブンで焼いて食べる。
新鮮だから臭みはなく、ふくよかな甘さとカニの風味と香ばしさが混ざり合い、一気に幸せ気分になれること請け合い。
熱燗を注いで飲むのも、また良し。
「コレステロールやプリン体など気にしていられない!」と思わせる一品。

カニの漁期は3月まで(親ガニは12月まで)だが、年が明けると海が荒れて漁が安定しないため、本当の食べ頃は11・12月らしい。
でも、たとえ家中がカニ臭くなろうが、食事中の会話が無くなろうが、3月まで新鮮なカニを楽しみながら、山陰の冬を乗り切るぞ!


2002年2月17日(日)

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