三嶺のトイレ問題 (更新 07/10.25)  Top

 07年10月14日(日) 山頂トイレの汲み取りが行われました。徳島県と「三嶺の自然を守る会」の主催で、27名が参加(高知から8人)し、11時から12時半まで作業して315kgを汲み取り、20L缶に詰めてヘリで降ろす準備をして作業を終了しました。
 02年4月に80人が参加し、510kgを名頃林道まで担ぎ降ろしてから5年が経過して、便槽には2/3ほど溜まった状態でした。今月下旬に徳島県による山頂西の登山道修復工事が予定されて、ヘリで荷揚げする便で吊り降ろすことになり、急遽作業実施となったものです。今回は、02年の作業で残った分も含めて、ほぼ汲み取ることが出来ました。大変な作業に参加された皆さんのご苦労に感謝します。

 山頂小屋のトイレは、相変わらず登山者に不人気ですが、当日参加の徳島県自然共生室の担当者は、次のように話していました。
1 バイオ方式などを検討しているが、電力がないので困難
2 現在のトイレに、汚物を分解する微生物の定期的な投入を検討する。
3 登山者の皆さんは、登山口のトイレで用を済ませて入山するようにして、山のトイレの負荷の軽減にご協力下さるようにお願いします。

 02年10月1日の高知県議会本会議で、山のトイレついて質疑がありました。画期的なことです。
 牧 義信議員(共産)が、4月の山頂トイレの汚物担ぎ下ろしを紹介しながら、高知県が管理するオカメ岩小屋のトイレのあり方をただしました。
 尾崎文化環境部長は、今後はバイオトイレ、自然エネルギーを利用したトイレやヘリでの吊り下ろし方式などを検討したい、と答弁しつつ、当面は現在のトイレに薬液などを投入して、汚物の減量化、無害化に取り組むことを表明しました。 質疑(要旨)

 徳島県自然共生室では、三嶺の自然保護、山避難小屋のトイレ問題などのあり方を検討する「山嶺検討委員会」(仮称)を設置することにし、委員の選定に取り組んでいます。
 第1回の委員会は、10月上旬の見込みです。(02/9.25)
クリーン作戦に寄せられたご意見(要旨)
 またまたトイレのこと
 4月14日(日)に、80人もの人達が三嶺で目を見張るようなことをやってのけた。高知新聞やTVのニュースでも扱われたので、周知のことと思う。このニュースを見て、大変だっただろうな、偉いな、私にも出来るかしら?・・・と、同時に担ぎ下ろされたものの中には、何百分の一か或いは何千分の一か知らないけれども、私の体の中から出ていったものが含まれていると思うと、申し訳ないし、それ以上に恥ずかしい気がした。(中略)
 「自分のウンチやオシッコで山を汚さなかった。」ただれだけのことを、山の仲間全員が実践してきたなら、三嶺で4月14日の大作戦を計画することもなかったはずなのだ。だから私は恥ずかしいと思う。
 改めて、携帯トイレの使用法をじっくり見たが、実践できる自信はまだない。伊藤氏(登山時報5月号の実践報告者)の論理でゆけば「食糧や水を持たずに山へ入る人はいないだろう。それらが形を変えたものを持てない道理はない。」 と、言うことになるだろうか。それならば、実践へ向けて努力する以外にないということか。・・・目下考え中・・・・・(あるぷハイキングクラブ機関誌 02/5.14 120号から抜粋転載させていただきました。 高知市 Fさん 女性)
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 三嶺トイレクリーン作戦に参加しました。
汚物は真っ黒くドロ状になっていて、クワやスコップを使って掘り出していった。ティッシュペーパーの外袋と思われるビニール袋、ペットボトル、タオル、生理用品など、溶けずにそのまま残っていた。(中略)
 山登りを始めたころは、ティッシュペーパーは使っていたし、外袋も落としていたように思うし、まして、捨ててものがそのままの形で残るなど、思いもよらなかった。最近読んだ中に「自分の汚物をザックに入れて持ち帰ったがにおわなかった」と書いてあったが、そこまで出来なくても、せめて用済みのペーパー等、持ち込んだゴミは一人ひとりの責任で持ち帰ることを心がけて欲しいと切に思った。(あるぷハイキングクラブ機関誌 02/5.14 120号から抜粋転載させていただきました。 野市町 Oさん 女性)
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 三嶺でのクリーニング登山は、大変ご苦労様でした。他人様の汚物を背負って下山する皆様のお姿を新聞で拝見し、二度とこのようなことをさせなくて良いように、一人ひとりが自覚してこそ、山を楽しむ資格があるのだと思いました。(高知市 Yさん 女性)
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 この度のトイレクリーン作戦ご苦労さまでした。三嶺守る会の行動に心から敬意を表します。
新聞で拝見しましたが、さぞ大変なことであったことと思います。
 この度のことは、多くの問題提起をしたと思います。自然の中に身を浸し楽しむこと、また自然を大切にすることは良いことです。美しいとか綺麗だと感動することも良いのですが、もう少し深めて自然を理解して欲しいと思います。私も休憩所や避難小屋の便所掃除をしたことがありますが、汚いところが多かったです。道路の待避場所の下にに捨てられたゴミなど、マナーの悪さは目を覆うものがあります。
 コップ一杯の水もどこから来たのか考えて山に登ることだと思います。自然の仕組みを知ることにより楽しむことも多くなると考えます。
 この度の行動を見た人たちは、このようなことをすることが、自然を守ることだと知ったと思います。人糞をすくい袋につめて背負い、山から運び出すことをする人たちがいてこそ、三嶺に登ることができるのだと知るべきです。
 本当にご苦労さまでした。三嶺に登る者として心からお礼を申しあげます。(4.20 南国市 Aさん 男)
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 今回のプロジェクトを企画準備された方々、参加された皆様に感謝と最大限の敬意を表します。
ここを出発点として、日本中のフィールドが美しくなっていくのでしょう。(4.18 鹿児島市 Hさん 男)
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 トイレクリーン作戦、お疲れ様でした。
先発隊や、山頂で指揮を取ってくださった方々には頭が下がる思いです。
身近な問題として、常に意識していたいなと痛感しました。よい経験でした。(4.17 野市町 Sさん 女性)
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 トイレクリーン作戦は良い経験になりました。また次回があったらぜひまた参加したいです。
しかし、あのゴミの量には驚きました。
私の周りでも個人的に山行をしている人がいますが、そんな人達にも現状を伝えて、今後良い状況に変えられるようにしていきたいと思ったことです。(4.17 高知市 Eさん 女性)
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 新聞読みました。クリーン作戦、無事に終わってよかったですね。お疲れ様でした。
大変な作業でしょうに、女の方も何人か参加されたんですね。同じ登山仲間として、80人の参加された皆さんには頭が下がります。
 きれいな三嶺の池の風景の後に、作業の写真を見ると、2枚の写真のギャップに、ちょっとショック!
問題提起されたようで…  (4.16 高知市 Iさん 女性)

 新 聞 報 道
 02/4.20 高知新聞「声」欄
 ”マナーの向上で 三嶺を美しく” 投稿 (南国市 久川卓男)
 02/4.17 高知新聞
 ”三嶺し尿問題 登山者増加で環境悪化” 「ゴミゼロ」モラル徹底を (香長総局・村瀬佐保)
 02/4.15 高知新聞
 ”三嶺で汚物搬出大作戦” 山頂に80人、一斗缶担ぎ下山
 02/4.15 徳島新聞
 ”三嶺山頂トイレ、初のくみ取り 愛好者らふもとに下ろす”
 02/4.10 高知新聞
 ”三嶺トイレクリーン作戦” 山のし尿担ぎ下ろしを計画、一般参加者も募集

    三嶺トイレクリーン作戦 80名の参加で、510kgを処理 02/4.14(日)
 「徳島・三嶺を守る会」の呼びかけで行われた、山頂トイレの汚物担ぎ下ろしは、同会や三嶺を守る会の会員、一般登山者、東祖谷山村の自然愛好家、徳島県職員など約80名の参加で大々的に実施され、登山者が山のトイレ問題を考える大きな契機となりました。
 先発隊9名(徳島6、高知3名)は、早朝7時から取り出し作業に着手。便槽から溢れる汚物は、前日散布したEM菌の効果か、予想したほどの悪臭もなく軟弱土状で、作業はおおむね順調に進められました。しかし、堆肥化した汚物には、ポケットチッシュの包み紙や生理用品、ビニール類が分解されないままに混在し、参加者のひんしゅくをかっていました。
 10時過ぎ、当日参加者の到着を待って打ち合わせを行い、作業が続行されました。荷造りは、15kgから5kg程度まで60個。合計510kgを背負子、ザック詰め、手持ちなどで名頃登山口まで下ろし、県の手配したトラックにより処理場に運搬されました。作業は、14時半無事終了しました。
 今回の作業は、最近の登山者の増加に伴い満杯状態で使用不能に陥り、周辺の環境汚染が憂慮されていたトイレを、緊急避難的に当分の使用に耐えさせ、その間に新しいトイレの設置を検討する時間を確保するために実施されたもので、避難小屋のトイレ問題を解決することにはなりません。徳島県では、今後バイオトイレ、微生物の活用による減量化等を検討する方針です。
 また、登山者自身による汚物の持ち帰りを目指して、当面微生物による分解・減量を妨げるビニール、生理用品、紙類の持ち帰りを広めることが必要でしょう。
 (当日の作業に参加、ご協力いただいた皆さんご苦労様でした。)
先発隊による取りり出し 作業中のトイレの状況 バケツリレーで広場へ
作業の打ち合わせ 荷造り 担いで下山(高知労山)

三嶺頂上トイレクリーンプロジェクト活動 (02/3.13 徳島・三嶺を守る会)
1 趣旨
  三嶺に登る県内外の登山者と三嶺の貴重な自然に心を寄せる人たちが幅広く集い、行政当局の支援を得ながら頂上トイレの改善と根本的問題の解決を図るため、その検討と諸活動を行う。 
2 活動
 1)汚物を減らすための活動
 2)バイオによる汚物処理の検討及び県への提案
 3)汚物の持ち帰りを訴える啓蒙活動の展開
 4)登山愛好家対象の「山小屋のトイレ問題」の勉強会の開催
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 1回目の活動・・汚物を減らすための活動(汲み取り)県の支援を得て実施する。
1 内容 三嶺頂上トイレの汚物200kg撤去し、現在の満杯状態を解消する。
2 実施日  2002年4月14日(日)  *少雨決行
3 参加人数 徳島・三嶺を守る会、三嶺を守る会(高知)、県内の山岳団体そして東祖谷山村の人たちなどに呼びかけ、30名以上で実施する。
4 汚物の撤去
1)固形状のうちに(気温の低い4月)撤去する。      
2)分担 *取り出し係7名 *荷下ろし係20名 *バキュームカー係3名
3)汚物の処理 名頃林道終点まで下ろし、県が用意したバキュウムカーに載せる。汚物は県に処理してもらう。
 三嶺のトイレ問題について、ご意見をお寄せください。

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