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◇◇◇残暑お見舞い申し上げます◇◇◇
ご協力くださったみなさんへ 同封しました文書は、去る7月30日の大宜味村臨時議会において、 塩屋湾外海埋め立て事業の是非を問う住民投票条例制定案の討議の場において、条例賛成の立場から、 「大宜味村住民投票村民の会」の代表者の前田勇憲氏が論述したものです。 私は、9年前に大宜味村に家族と共に移住してきました。 最初の頃は、地域で行われる行事や近隣とのおつきあい等、新たな生活を営むことに夢中でした。 自分の故郷である八重山の自然と重なり合う部分と、那覇の都会には無い自然の豊かさに心奪われていました。 しかし、いつの頃からでしょうか。幼い頃に自分が遊び歩き回った海とは 異なるという気持ちがしのびよることがありました。 かって私の知っている海は、アーサの色の緑であり、小さな名もしらない生き物の 数々の存在とどこまでも透き通った水面でした。しかし目の前に広がる海の光景は、 赤土でおわれた茶色で生き物の居ない、どんよりした海に変わっていたのです。 大宜味の海だけじゃない。経済の高度成長と共に、復帰後の本土との格差を埋めるために 行われてきた数々の公共工事の影響で、沖縄全土で繰り広げられたこと。 海が死に近づくということは、山が荒れ死にかけていることです。 人間が生活を営むためにした行為が、人間が生きる環境を奪ってしまう。悲しいけど、それが現実。 私自身、生を受けて半世紀になります。自然の豊かさと経済的な豊かさの恩恵を受けてきました。 しかし、子供たちやそれに続く子孫に手渡す自然が無いと気がついた時、 生活の便利さと引き替えにしてきた罪の重さに愕然となりました。 村議会では残念ながら一対十で否決されました。 あるであろうはずの他の選択や他の可能性を吟味したり、工夫することをしないで、 我々現役時代が、ぜいたくに生きていくために、次世代の生きる資源や環境を前倒し 食い尽くしてしまうその結果を許してしまったことに、私たちの努力不足と非力さを感じます。 今回の選択がどういう結果になるのか判りませんが、前田勇憲氏が述べたことを、 「大宜味村地先における塩屋湾外海公有水面埋立事業の是非を問う住民投票に関する条例」 を制定請求する運動にたずさわった者として、是非多くの人に読んでいただきたいと思いました。 その中に運動を通して多くの方に判っていただきたいことと運動で培われてきたものが凝縮されています。 議会で否決された時、大宜味村民でいることに失望しました。でも、逃げるわけにもいきません。 むしろ、若い前田氏のような方がいるということが、ある意味で大宜味村で暮らすことのわずかな希望でもあります。 次の世代の為に、「もう間にあわないかもしれない」という気持ちと 「まだ間に合うかもしれない」という気持ちの間で揺れています。 沖大の桜井国俊教授が話されていました「その土地に住むことの誇りが、 地域を活性化していく原動力となる」との言葉の重みをかみしめています。 今回、いてもたってもおられず、立場をかえりみずに、様々な形でご協力いただいたり、 ご迷惑をおかけしました。改めてお礼とお詫びを申し上げます。 立秋をむかえたにもかかわらず、まだ、暑さが厳しい日が続いています。 どうかご自身をご自愛ください。 大宜味村地先公有水面埋め立て反対の署名にご協力ご支援いただき有り難うございました。 左にコンテンツの欄が表示されない場合は こちらをクリックしてください。 |