ここでは大保(たいほ)ダム・塩屋湾外海埋立てについて
 大宜味村の広報から抜粋します。




◇◇大宜味村二十一世紀の展望〜大保ダムと村おこし〜◇◇
大宜味村村長(当時)照屋林三氏 
平成13年村広報より(平成13年1月)

大宜味村 21世紀の展望
--大保ダムと村おこし--

大宜味村村長 照屋林三


村づくりと大保ダム

 わが大宜味村には、長寿、芭蕉布、シークヮーサー、海神祭(ウンガミ)、ぶながやの森など 独特の文化・歴史・貴重な自然が数多くあります。一方で、本村の現況は、若年層の村外流出、 高齢化の進行、産業の不振など、将来を展望する上で困難な状況下にあります。
 このような中、国が現在進めている大保ダム建設事業は、わが村の振興を図るうえで大きな 起爆剤となるものであり、私はこの事業の推進に積極的に協力するとともに、前述した本村の 特性を生かしつつ、この事業を最大限に活用した村づくりを図っていく所存であります。


二大プロジェクト

 私は、村づくりの核として、公有水面埋立て事業による村の中心地区の形成、村民の森事業の 二大プロジェクトを推進しております。
 埋立て事業は、平地の少ないわが村においては長年の夢であり、塩屋湾外海の約40ヘクタールの 埋立てを行い、まとまった平地を確保するものです。これにより官公庁・文化交流施設・福祉施設等の 公共施設及び産業施設を集約し村の中心地区を形成することで、村民の生活利便性の向上と 産業の振興等を図ることができると考えております。
 また村民の森事業は、長寿健康と癒しの森を目指して大工又開墾地にキャンプ場・陶芸工房・ 体験農園などを整備し、周辺森林及び隣接する大保ダム湖や公園・資料館などと連携を図ることで、 自然学習の場、エコツーリズムの拠点を作るものです。
 大保ダム及びその周辺をうまく整備し、村民の森、埋立て地区と連携することで、他地域の 観光地とは異なった当地域ならではの独自の空間を形成できると考えております。
 なお、両事業を進めるに当たっては、大保ダム事業との連携が必要不可欠であり、国・県に対し 十分な支援を要望しております。今後、引き続き両者と十分調整を図り、後世に負担とならない 方法で事業を実施していきたいと考えております。


大保ダムの効果

 大保ダム建設はわが村に以下のような利益をもたらします。

1.水源基金
 大保ダムに係る水源基金として、約十六億5千万円が助成され、内約14億8千万円を書く集落に 配分しています。これと国庫補助事業を組み合わせた中山間地域総合整備事業、集落地域整備事業等を 13年度から順次行い、各集落の生活環境を改善するためのより多くの事業を展開することにしています。
2.村有地売却収入
 現在まで、ダム用地として有地約128ヘクタールを売却し、約40億円の収入を得ています。 これは先人たちが大事に村有地を守ってきたおかげであり、村の将来のため村民の理解を得て 有効に使っていく所存です。現在の所、この資金は公共施設の整備などに充当する予定にしております。
3.埋立事業の実施
 村が計画する埋立地にダムで発生する残土が処分されます。この残土処分に当たって国は 処分量に見合う金額を村に支払うことになっており、村は、この資金で護岸整備、造成など埋立地の 基盤整備を行うこととしています。

4.ダム所在市町村交付金
 ダムが完成するとダム所在地市町村交付金が村に交付されます。この金額は現段階の試算で年間 約三億円になります。

5.そ の 他
 大保ダム関連で発注された工事件数の約80パーセント、金額にして約五十億円を村内業者が受注しており、 その経済波及効果は大きいと思われます。
   また、ダム周辺では講演整備が行われる予定であり、ダム完成後はダム周辺の公園と村民の森との連帯で かなりの集客が見込めます。 
 このように大保ダムは、村の振興とは切り離すことのできない重要な事業であります。


大保ダム建設の条件

 国は、現在、道路工事、仮排水路工事などの関連工事を行っておりますが、今後、ダム本体工事に 着手するためには、国、県、村の三者で、「大保ダム本体工事に関する覚書」を締結する必要があります。  私は、この覚書を締結するための条件として、@平成七年十月に国、県に提出した「大保ダム建設に 係る条件書」の要望事項の処理、A埋立て事業の認可(目途)、B水源基金助成額の追加、の三課題の 解決を国、県に対して求めているところです。
 以下、村民の皆様にその概要と現状を報告したいと思います。

1.条件書で提出した要望事項の処理
 要望事項については、平成十二年二月〜三月にかけて各集落等に対し回等案の説明会を実施し、 現在、村要望関係及び各事業の具体的な実施計画等についての最後の調整を行っており、今年一月頃を 目途に国、県からの回答書を頂く予定となっております。

2.埋立事業の許可(目途)
 埋立て手続きを行うためには県知事の認可が必要です。現在、必要な手続き等について関係者と協議を 行っており、環境影響評価準備書の公告縦覧及び住民説明会を今年一〜二月にかけて予定しております。 私はこの準備書の公告縦覧が済んだ時点で埋立て事業実施の目途がつくものと考えております。

3.水源基金助成額の追加
 水源基金からの助成額として、現在十六億円強が予定されておりますが、これは現大保ダムの規模を 考慮すると増額されるべきであると考えており、県に対して増額要望を行っております。


「大保ダム本体工事に関する覚書」締結の時期

 私は、前述した「大保ダム本体工事に関する覚書」締結を、前期の三つの課題が解決できる目途が ついた時点で行いたいと考えております。
課題についての国・県との調整は着実に進展しており、また、国の方でも村道付替え等の関連工事が 順調に進捗し、大保ダム本体工事着手の準備が整いつつ有ります。
 大保ダム建設事業は、昭和四七年の調査開始以来三十年が経過し、建設にむけた諸課題も解決できる 見通しであることから、覚書締結の機は熟していると考えております。
 私は、残った課題を早急に処理し、今年度中(平成十三年三月頃)には覚書を締結して来年度から 水源基金女性関連事業を進めて参りたいと考えております。村民の皆様のご協力・ご支援を よろしくお願い致します。


それぞれの画像をクリックすると別画面で拡大します


大宜味村広報 大宜味村広報

大宜味村広報 大宜味村広報







◇◇塩屋湾外海公有水面埋立事業の免許を取得◇◇
平成15年7月1日発行村広報より

それぞれの画像をクリックすると別画面で拡大します


大宜味村広報 大宜味村広報





左にコンテンツの欄が表示されない場合は こちらをクリックしてください