トップページに転載した写真を中心に、平泉の世に余り知られていない景観を探してみましょう。
おのこ は な
その昔かの地に命捧げたる男子の思ゐ桜花や知るらむ
2 高館の階段の中程から高館橋方向を見る(旧高館橋は微かにしか見えない)
花咲けど削り取られし北上の岸辺の傷はもはや隠せず
3 北上川から衣川に入ると東北本線の赤い鉄橋がある
衣川に架かる鉄橋指させば手を振る人の乗る汽車の行く
4 春の衣川は美しい。若草色の木々の緑は格別だ。
若草の萌ゆる五月の衣川水清くして鮠泳ぎくる
5 北上川を遡ると菜の花が咲き乱れる岸辺があった。
北上の岸辺に生ゐし菜の花の主を誰と問ふ人のなき
6 箱石橋を越えて更に行くと栗駒山が春の日に霞んで見えた。
満々と水を湛ゑし北上の彼方に霞む駒嶺の影
7 北上川の空に雲が湧いて薫風に棚引いていた。
薫風に五月の雲の棚引きてしばし見とれる高館の空
8 北上川は鳥たちの憩いの場所だ。岸辺を護岸工事と称して無くすことは鳥たちの棲息の場所を奪う行為だ
おし鳥の長閑に浮かぶ北上の雪解け水の青さ冷たさ
数知れぬ鳥たちの棲む隠れ家の岸辺壊さぬ人でありたき
9 それにしても夢の跡の高館はどうなってしまうのか
変わり行く兵どもが夢の跡見ぬようにする視線悲しき
10 無量光院の近くの民家の鯉のぼり
若人の明日がよき世となるように天まであがれ鯉のぼり