2 : 測定後の現実 環境写真Part 2
この工場は、決して田舎の三流企業ではありません。
日本各地のみならず、世界に勇躍する大企業です。
空気採取 : 2000年10月11日
結果報告 : 2000年12月05日
臭気測定の結果を知らされたのは、驚いた事に2ヶ月近くも過ぎて
からであり、環境行政の遅滞ぶりと、緊急性の認識欠如が明白です。
事態の深刻さとは裏腹に、愕然とするほど呑気に構えた扱いです。
12月5日に臭気測定の結果報告会議が役場であり、町の保健所や
環境科学センター、地元のN社からも担当者達が参加しました。
平日3日間のほぼ同時刻に撮影した写真をご覧下さい。
It took nearly 2 months to be reported the result of the
air sumples which were taken on Oct. 11, 2000.
These photos were taken on weekdays.
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右方向の環境を撮影 Direction to the right
会議の前日 The day before the meeting (about 9:45 am, Dec. 4, 2000)
環境会議の当日 The day of the meeting (about 9:45 am, Dec. 5, 2000)
会議の翌日 The day after the meeting (about 9:45 am, Dec. 6, 2000)
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中方向の環境を撮影 Direction to the middle
会議の前日 The day before the meeting (about 9:45 am, Dec. 4, 2000)
環境会議の当日 The day of the meeting (about 9:45 am, Dec. 5, 2000)
会議の翌日 The day after the meeting (about 9:45 am, Dec. 6, 2000)
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左方向の環境を撮影 Direction to the left
会議の前日 The day before the meeting (about 9:45 am, Dec. 4, 2000)
環境会議の当日 The day of the meeting (about 9:45 am, Dec. 5, 2000)
会議の翌日 The day after the meeting (about 9:45 am, Dec. 6, 2000)
煙が少ない状況で採取したにも関わらず、測定結果は決して好ましい数値
ではなく、かなりの異常値であってさえ、工場プラントへの立ち入り検査は
実施されず、改善は遅々としています。
風下で異臭がすれば、敷地境界、風上の工場へと辿らねば原因の究明は
困難です。しかし、我慢に我慢を重ねた末に苦情を申し立てて1年経っても、
工場プラントでの測定は実施される気配がありません。
これが企業城下町と呼ばれる地域の実に困った現実です。
こういう地域こそ、市町村合併を最優先する国策でなければ、地域での
環境問題を速やかに解決することは、夢の又夢です。
悪臭問題では、必ず風の流れに沿って3点を調べることが欠かせません。
1:最も苦情のあった地点、2:敷地境界、3:煙が出ているプラント、の3点
です。
しかし、保健所や自治体は1だけの測定で簡単に結論を出してしまい、
こちらが散々要請して半年余りも経ってから2を測定し、それで異常値が出
ても、3での測定はあくまでも実施しないまま、工場任せの状態です。
自治体の環境担当者達は、「工場プラントの測定は、今は全くする必要は
ないし、する予定もない」と強硬に言い続けています。
これが企業城下町での地方行政と地場産業の現実です。
そして、「くさいのなら自宅の窓を開けること。開けているかどうか、毎日調べ
に行く。」と繰り返し執拗に自治体は要求してきました。
工場に面した側の換気口を密閉して耐えている、と言っても聞き入れずに。
環境問題に携わる責任者達に対して、もし3点測定の原則で行政指導が
なされていたなら、このように残酷な徒労を延々と繰り返し、その間にも、
化学臭による不気味な不調に、ひどく苦しみ続けることはなかったでしょう。
しかし、臭気問題の早期解決には3点測定が必要であるという観点は、
自治体にも、保健所にも欠落しています。
しかも、操業データと照らし合わせることなく、測定数値だけで判断するの
は、深刻さの度合いに関する判断を誤り、結論を誤り、公務員として職権
濫用に到る元です。
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