5/24 fri. 浦和 [ タイヤ交換でパピプペポ
]
「ダイハツ、え、ア・・・?」
「あ、アプローズです、パピプペポのプに近鉄のローズ。でアプローズです」
作業受付書に記入をしていく受付の人のペンが止まっていた。
こんな希少車の名前を知っているほうがめずらしいので、今更なんとも思わないが、「プ」
の説明するときにもっと気の利いたことが言えなかっただろうかと、僕は自分を責めた。僕のアプローズには、ジュース缶を置く場所がない。店内には後付のドリンクホルダーがたくさんぶらさがっているが、後付のカー用品は、どれも付けると
「クルマ大好き人間」 に見えてしまうので購入が難しい。クルマのモデファイは、希少車であればあるほど難易度が上がるのだ。アプローズクラスになると、ドリンクホルダーすら許してはくれない。かわいいドリンクホルダーを選んでしまったら、「アプローズ大好き人間」
だと思われてしまうだろう。人が乗っていないクルマに乗りたがる奴など、単なるひねくれものなので、誰だって接触したくはないはずだ。それに今時 「クルマ好き」 なんて気持ちが悪い。でも新しいタイヤは、新品のスニーカーのようで、いつだって気持ちがいい。 |