ともやの『ベクトル』
 
 
 ベクトル (Vector
   平面上の有効線分ABの向きを
   大きさだけを考え、その位置を
   無視したとき、これをベクトル と言う。
 
 
 高校生の時ベクトルは 数学で何となく習った。
 そう、何となく・・・・。
 だから ベクトルとは何かと問われたならば
私は非常に困りながら そして適当に
「う〜〜ん、矢印」 と答えるであろう。
 
 
 数学はよく分からない。
 
 しかし私は 数学はそれで良いのだと思う。
 そして、やったことはないが 物理学も
よく分からなくても 良いのではないかな と思う。
 なぜなら “使うもの” だと思うからだ。
 
 
 私たちは 時計を使う。
 ゼンマイ式の時計であれ 電池式の時計であれ
私たちは その時計を見て 時間を知る。
 
 私たちの生活の中で 非常に良く使い
そして、どうしても欠かすことの出来ないもの。
 しかし、では 時計の構造はどうなっているのか?
と聞かれたときに 答えられる人はどの位居るのだろうか。
 
 少なくとも 私は無理だな。
 
 それでも良いのだ 使用方法が分かるのだから。
 
 
 現代日本、同じ様なものは多いと思う。
 コンピュータに携帯電話。電卓もその実よく分からない。
 その商品を買ったときに 1cm近くの厚さを持つ
説明書のついているものは たいていこの様なものではないだろうか。
 
 説明書を読めば 使うことは出来る。
 しかし、何がどうなっているのかはよく分からない。
 だが、それは それで良いのだ。
 使えるものである と言うことが目的なのだ。
 偉い人が 知恵を絞り合って 長年をかけて作り出した数々の機械。
 その構造を 偉くもない私が 短時間に理解しようとする方が
無理な話なのではないだろうか。
 
 
 数学も 同じだと思う。
 「使える」 と言う事が目的なのであって
「理解できるか」 と言う事は目的ではないのだ。
 そして、天才的なひらめきを持つ 歴代の数学者達が
長年かけてようやくたどり着いたものを 果たして本当に
理解する事が出来るものであろうか。
 
 そう、難しく考えることはないのだ。
 理解出来なくても 使うことは出来るのだ。
 そして、おおよそ 使えればそれで良い・・・・・
いや、使える と言うことが 大切なのだ。
 

 
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