鉄イオンの記憶
鉄イオンは、人体のヘモグロビン合成や生体内における酸素輸送などに関わる必須元素であます。しかし、日常生活で人間が供給する場合は、農作物・魚介類・家畜肉といった各々の細胞中に含まれる鉄分を吸収、所謂、飼料中のミネラル成分中の鉄分が生体濃縮された物を人間は、供給(補酵素)しているわけです。その原点は、農作物や山林から海域へ流れ出るミネラルを魚介類がプランクトンとして吸収する物質循環であり陸上・海域の土壌中のミネラル(鉱物群)を微生物が分解する事によって得られる水和イオン(アクアイオンとも言う)になるわけです。その地球上の生命の起源は45億年前と現在もかんがえられ進化の過程は、少しづつ解明されつつあります。生命の進化は、
無機化合物→低分子有機化合物→高分子有機化合物→高分子集合体→原子細胞と言う変化をへて”発生”
したと考えられている訳ですが、なぜ?タンパク質が20種類のアミノ酸から成り、核酸塩基は4種類である事も、解明されていないわけです。原始地球から有機物合成−高分子合成−光学活性−生体高分子の進化に至るまでタンパク質−核酸系の情報保持・伝達がどのように進化されてきたのかはまだ分かっていません。しかし、進化の歴史の中で電子伝達系の酵素チトクロムCで触媒活性中心であるヘムに配位したり、水素結合に関与しているアミノ酸残基の種類は非常に多種類の生物にわたって不変であることも分かっています。そのアミノ酸残基の構造はそれに対する核酸のコドンの構造によって決まる事も分かっています。このコドン(codon)は、遺伝子情報の暗号(コード)に相当致します。高分子細胞内へのこの鉄イオンの記憶がどのように転写・翻訳されるのかは、今後の研究課題でありますが付加型機能性転写・模倣化型機能性転写の方法が挙げられます。
1)付加型機能性転写−鉄イオンを生体細胞内に吸収させて転写させる方法。
2)模倣化型機能性転写−鉄イオン自体に直接他の分子機能を転写させる方法。
鉄イオンの記憶とは、その自然界で形成された(この場合は、亜熱帯地域の堆積岩土壌)母材中の微量物質を用いた量子分析により46億年前からの地球と生命における進化の経過の微生物と生体高分子に対する鉄イオンの機能性の立証が出来ると思われます。