大井川のこと 虫屋の見た大井川です。
トップページ ・野山のこと ・クワガタ飼育 ・カブトムシ飼育 ・大井川のこと ・黒石川のこと ・キャンプなど ・畑のことなど
下流部の風景 開発のこと

 大井川にはヤナギがあります。
 天竜川などとの違いは、だいたいの林が毎年根元を増水で洗われるということです。これがないと流木が林内にこない反面、幼虫ごと流されるということもあるわけです。ところがプラスマイナスゼロでもありません。虫のライフサイクルに対してプラスであればいいわけです。
 プラスとは、長いということです。発生木が大水で流される前に羽化して活動できればいいわけです。毎年水につかるような林では、流木で大型のヒラタクワガタは発生できません。成虫になる前に流されてしまうからです。
増水が大きければできる中州も大きく高いわけで、当然そこを超える増水が起こる確立は低く、プラスになりやすいことになります。
 ヤナギの成長速度の速さも加わり、砂地の林に流木が残ることになります。木漏れ日と適度な湿度が流木を良質の朽木になり、クワガタなどが繁殖できるようになります。
 長い間増水が届かない林は、一見良いように見えますが、発生源の供給が極端に少ないため、プラスがないことになります。
このあたりが、大井川でヒラタクワガタを採集するときのヒントになります。