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学園便り 2002年10月号掲載
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. ビオトープとは「生物が棲む場所」であり、自然の状態で多様な動植物が生息する環境の小さな単位を意味しています。 しかし、特別な空間ではなく、「昔からいた生物が暮らすことができるある程度のまとまりのある場所」と捉えることができます。 長崎大学創立50周年の記念企画「夢募集」の第一回大賞に選ばれ、2001年4月27日、教育学部中庭に長崎大学ビオトープ(おもやい広場)がオープンしました。滝・小川・池・湿地・水路など変化に富んだ造りであり、竣工時には植物20種(セリ・イグサ・カワヤナギなど)、動物11種(メダカ・ヌマエビ・ツチガエルなど)を遺伝子錯乱をさけるために長崎県西彼方面から移入しました。 現在は移入した以上の動物が訪れる空間になりつつあります。春には花の香りに多くの昆虫が集まり、夏にはトンボが産卵し、秋には広場のイチョウが色づき、冬には昆虫に枯れ葉という寝床を提供します。 私たち学生は、繁殖力の強い外来種や、絶滅危惧種だが池全体を覆っているオオアカウキクサを適度に間引いたり、定期的に水質調査をしたり、季節の移り変わりを写真に納めたりしています。今年は落ち葉の堆肥化も行いました。 ビオトープに完成形はなく、毎年同じ変化を繰り返すわけでもありません。私たちは小さなビオトープの中に大きな自然を感じることができます。ぜひ、多くの方にこの場所を訪れて頂きたいと思っています。 興味のある方は、連絡下さい。
≪ビオトープ・パレット≫
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