災害時救援活動支援ボランティア

岡山RB
マニュアル
お気付きの点がございましたら、下記までメール頂ければ幸いです。
岡山RBマニュアル編集担当 小原観慈
E-mail : kanji_o@tiki.ne.jp
岡山RBホームページ
http://www.oka.urban.ne.jp/home/ymorita/JRB/
目 次
1.岡山RBの役割
2.災害が起こったら
1.自分の住む地域で災害が起こったら
2.近隣・その他の地域で災害が起こったら
3.災害時の活動
1.初期活動
2.継続的な活動
3.活動時の装備について
4.活動にあたっての注意事項
4.日常の活動
資料.1 災害状況調査票
資料.2 ボランティアセンターの設置に関する資料
ボランティアセンター開設までの流れ
ニーズの受付から作業終了までの流れ
各係員の役割
運営に関する注意事項
資料.3 ボランティアセンター備え付け書類等に関する資料
資料.3-1 ボランティアセンター組織図
資料.3-2 ボランティア受付票
資料.3-3 ボランティア依頼票
資料.3-4 資材管理ノート
資料.3-5 名前カード、名札など
資料.4 災害用伝言ダイヤルの利用
1.岡山RBの役割
1.情報の収集
災害が発生した時には、オートバイの持つ機動力とそれを支援するネットワークを最大限に活用
し、被災地の情報を迅速・的確に収集します。
2.情報の伝達
収集した情報を、行政、消防、警察、医療、報道、その他の各関係機関、地域の自主防災組織等
に素早く伝達します。
3.緊急物資の運搬
各関係機関と協力・連携し、オートバイの持つ機動力を最大限に活用して、医療品・医薬品・輸
血用血液・食料・水など緊急を要する物資の搬送を行います。
4.救済活動の支援
ボランティアの精神に則った自発的な行動により、被災地の救済活動を支援すると共に、復旧活
動にも積極的に参加します。
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2.災害が起こったら
1.自分の住む地域で災害が起こったら・・・
@.先ず、自分の身の回りの安全を確認して下さい。
・自分や家族、周りの人は大丈夫か?(資料4.参照)
・建物内外の安全確認。(注1)
・火の元やガスの元栓を確認。(注2)
注1、無闇に外へ出ず、足下の安全や、頭上からの落下物に十分注意して行動 して下さ
い。
また、浸水している場合は無闇に外へ出ないで下さい。もしも外へ出る時は、マン
ホール等のふたなどが水の力で押し上げられている危険性がありますから、棒など
で足下を確認しながら歩くように心がけましょう。
注2、火災の原因となるガスレンジのスイッチ・風呂の種火など火の元の消火を確認して
下さい。震災時などは、ガス管やホースが切断・裂傷している場合を考えて、すぐ
にガスボンベの元栓を締めて下さい。
A.身の周りの災害状況を把握して下さい。
・どんな災害か?
・周りに火災や浸水が起きていないか?(注1)
・電話・携帯電話・無線などが使えるか?
・オートバイ、自動車、自転車などは動かせるか?(注2)
注1、火災は初期消火が大切です、日頃から消火器のある場所を確認しておきましょう。
また、浸水している場合は、水に濡れてしまった電話や電気機器等は漏電の恐れ
があるため絶対に使わないで下さい。
注2、野外では路肩が見えにくくなります。乗り物に乗るときには細心の注意をはらう
よう心がけて下さい。。
B.緊急出動・RB本部の設置(注1)
・出動が可能な隊員は、災害発生後1時間以内に、あらかじめ決められた緊急集合場所へ集
結する。(注2)
・あらかじめ決められた地区連絡員(注3)は、災害発生後すぐに各市町村役場の災害対策
本部に集結し、迅速に状況を報告する。
・地区連絡員との連携によりRB本部の設置場所を決定。(注4)
・集合した中からリーダーを選定し、RB本部を設置。
・その日の活動内容を決定し、初期活動(別項3−1参照)を行う。
・インターネット隊員は、携帯電話・パソコンなどから被害状況、RB本部の状況などをイ
ンターネットを通じて報告する。(注5)
注1、自己判断により、出動可能な隊員に限る。
注2、緊急集合場所は、各市町村役場近くの建物の倒壊等が予想しにくい場所を選定して
下さい。
注3、地区連絡員はあらかじめ地区ごとに2〜3名を配置する
注4、RB本部は、出来るだけ各市町村の災害対策本部の近くに設置し、行政との連絡が
密に行えるように配慮して下さい。また、近隣RBへの支援要請が必要な場合には、
RB本部の場所、責任者氏名、連絡先などを早急に連絡し、支援要請を行って下さ
い。
注5、インターネット隊員による報告は、通信手段が利用可能な場合に限る。
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2.近隣・その他の地域で災害が起こったら・・・
@.災害状況の把握
・TV、ラジオ、インターネット、その他での情報収集と報告。(注1)
・被災地との連絡が可能な場合には、現地の情報を収集し報告する。(注2)
注1、一般報道からは一部の情報しか報道されないので、インターネットなどを利用して
現地の情報を注意深く観察し、RB掲示板に報告して下さい。
注2、電話回線を通じて現地と連絡を取る場合には、通信回線の混乱が予想されますので、
他の迷惑にならないよう配慮して下さい。
A.緊急支援体制
・支援要請があった場合、または必要と判断した場合は、緊急連絡網・インターネット
掲示板・メール等を通じて迅速に隊員全員に連絡。
・早急に支援日時(期間)、人数、装備などを検討。
・支援先へ到着日時、人員数などを報告。
B.支援出動
・決定した日時、集合場所に集結し現地入り。(注)
・現地RB本部、ボランティアセンター、行政との連携により支援活動を行う。
注、現地へは基本的にオートバイで入ることになりますが、現地の要望に応じて対策を立
て、臨機応変な対応を心がけて下さい。また、二次災害を防止するため、単独行動は
避け、必ず隊員相互で連携し行動して下さい。
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3.災害時の活動
1.初期活動
@.緊急物資の搬送
行政、警察、消防、自衛隊、赤十字等と連携し、緊急物資(輸血用血液、医薬品、医療
品、水、食料など)の搬送を支援します。(注)
注、 各関係機関の指示を仰いで下さい。RB独自で行う場合には慎重に検討して下さい。
A.被害状況の調査
災害が起きた場合には、その詳しい状況を調査し、把握することが必要不可欠です。各関係機
関や地域の自主防災組織、ボランティア団体等と連携しながら、あらかじめ作っておいた災害用
地図を利用して被害のあった地区を回り、いち早く被害状況を把握(資料1.参照)し、RB本
部、各関係機関等に状況を報告し、継続活動の足掛かりとします。
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2.継続的な活動
@.調査資料(資料1.参照)を基にした対策の検討と実施
調査による報告内容と、外部からの情報を照合し、それに応じた対策を検討し、早急に、ボラ
ンティアセンターの設置(資料2.参照)や各RBへの支援要請、その他必要に応じ対策
を立て、それを早急に実施します。
A.時間経過に応じた対応の変化
災害発生からの時間経過に伴い、現場や被災者の状況が「緊急を要するもの」 →「継続的なも
の」へと変化していくことを踏まえ、刻々と変化する状況に合わせた柔軟な対応を心がけます。
3.活動時の装備について
活動時の装備は「多すぎず、少なすぎず」が原則です。平常は簡単に調達できるものでも災害
時には調達できない場合も多くあります。諸々の事態を考えて必要最低限の装備を出来るだけ小
さくまとめて平常から準備しておくように心がけましょう。
@.服装
その時の気候に合わせて動き易い服装をそろえておきましょう。暑い時期でもケガを避けるた
め、薄いものでも構いませんから、出来るだけ長袖・長ズボンを着用して下さい。また、冬場や
気温の低い地域で活動する場合は十分な注意が必要です。保温性を考えて上着の下にフリースな
どを着込むようにして下さい。下着は化学繊維・羊毛などのものが発汗性が良く乾きも早いので
お勧めできます。綿製の下着は、汗や水分を吸収し体を冷やし体力を奪うので出来るだけ避けた
方がよいでしょう。ライダー用のインナースーツなどはかなりの保温性・発汗性が確保できます。
いずれの場合にも、長期活動を考えて、簡単に洗えて早く乾くものを選ぶと良いでしょう。
A.靴
出来るだけ防水性が高く、動きやすく、路面が濡れていても滑りにくい靴を選ぶことをお勧め
します。長靴も必需品です。出来るだけ新品は避け、履き慣れたものお選ぶようにして下さい。
屋根に登る時には地下足袋もお勧めです。
B.帽子
頭を守るために必ず被りましょう。余震などで建物の倒壊や落下物によるケガの恐れがありま
す。ヘルメットなら安全性も高まりますが、無理な場合は帽子くらいは常に被っておきましょう。
C.手袋、マスク
作業をする場合手袋は必需品です。軍手や革手袋が使いやすいでしょう。また、粉塵や火山灰
などが体に及ぼす影響を考えてマスクも必ず携行して下さい。
D.非常食
災害時の初期活動で食事の準備は無いと考えて下さい。日帰りできる距離ならばお弁当で良い
ですが、泊まることを考えて携帯食・水等を用意して下さい。たとえ満腹感が得られなくても、
チョコレートやクッキー、カロリーメイト、キャンディーなど、高カロリーで荷物にならないも
のを選ぶことをお勧めします。
E.リュックサック、バッグ
装備を入れるリュックサックやバッグは大きめのものが良いでしょう。荷物が分散しないよう
1つにまとめられるものを選んで下さい。バッグの場合は、荷物を持っていても両手が使えるよ
うに、必ず肩から掛けられるものを選ぶことが大切です。
登山用やキャンプ用のリュックサックは色々な場面を考慮してあるので使いやすいでしょう。
F.テント、寝袋(シュラフ)
日帰りの活動には必要ありませんが、泊まりがけの場合には必要と考えて下さい。
テントは1〜2人用のコンパクトなものが基本ですが、5〜6人用の大きなものに7人位で寝る
ことも可能です。装備の縮小を考えて臨機応変に用意して下さい。
また、宿舎が用意できる場合はテントの必要はありませんが、現場に布団はないものと考えるこ
とが大切です。寝袋(シュラフ)は必ず携行して下さい。夏用と冬用で性能は異なりますが、冬
用の封筒型を用意しておけば事が足ります。何かの時には役に立つので買っておいても良いでし
ょう。
G.救急セット
救急絆創膏、包帯、痛み止め、ビタミン剤など、数日分を用意してポーチなどに入れておきま
しょう。常用薬のある方は忘れずに携行して下さい。念のために健康保険証のコピーも用意して
下さい。
H.通信機器
携帯電話や無線機、情報収集のためのコンパクトラジオなどは、いつでも持ち出しが出来るよ
う準備しておいて下さい。出動の際は必ず携行して下さい。
I.災害用地図
あらかじめ災害用地図を作成し、緊急集合場所近くの数カ所に配置します。災害用地図を作成
してある地域への出動には、担当隊員が出動不能な場合でも必ず持ち出し、携行して下さい。ま
た、災害用地図を作成していない地域への出動の場合も、該当地域の地図をもっている場合は必
ず携行して下さい。
J.その他の携行品
・筆記用具(濡れてもにじまないもの。油性のボールペン・メモ帳など。)
・懐中電灯、予備の電池など
・ノートパソコンなど(緊急時でも通信が出来るもの。余裕がある場合に限る。)
・岡山RBマニュアル(この冊子)
・その他、個人的に必要だと思われるものは随時携行して下さい。
* 災害現場はキャンプやピクニックではありません。上記のいずれの場合にも、最低限必要
と思われる装備に限定し、くれぐれも過剰装備にならないように注意して下さい。
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4.活動にあたっての注意事項
@.出動時の判断
災害時における隊員の出動については、あくまでもボランティアの範疇で対応し、出動するか
否かは個人の判断に委ねるものとします。出動する事が隊員個人の身体や生活に負担をかけるも
のであってはなりませんし、無理を押しての出動は、全体活動の支障にもなりかねません。くれ
ぐれも無理のない活動を心がけて下さい。
A.オートバイでの出動について
バイク隊員は、基本的にオートバイでの出動になります。ただし、極度の悪天候やその他の理
由によりオートバイの機動性が確保できない場合、または、その他の要請があった場合にはその
限りではありません。災害の状況や危険性、利便性を考えて臨機応変な対応を心がけて下さい。
B.単独行動の禁止について
二次災害を防止するために、単独行動は避け、最低2人以上のチームを組んで行動して下さい。
また、その活動が終了し本部に戻るまでの間は、必ずチームリーダーの判断を仰いで下さい。
C.危険の判断・回避について
倒壊の恐れのある建物、崩れそうな橋などには、特別に必要のない限り近づかないで下さい。
もし依頼された任務でも、身の危険を感じるようであれば、いったん本部に戻り指示を仰いで下
さい。また、急激な天候の悪化や余震等で二次災害の危険がある場合には迷わず本部へ帰還し、
その旨報告して下さい。
D.活動中のケガや体調不良について
もしも活動中に、ケガをしたり体調が悪くなった場合には、すぐに活動を中止し本部に戻って
下さい。急を要する場合には、最寄りの病院に急行するか、救急車を呼んで下さい。
ただし、いずれの場合でも必ず一人以上が付き添い、付き添った方は早急にその旨を本部に連絡
して下さい。
E.活動中の被災者への応対について
一口に被災者といっても様々な人がいます。親や子供、友人を失った人。自分や家族がケガを
した人。家や財産を失った人。悲しみに暮れている人。冷静な人。努めて明るく振る舞う人。子
供から寝たきりの老人まで。それぞれに違った立場、違った思いをもっています。しかも、時間
の経過と共に被災者の方々の感情は複雑に変化していきます。それらすべてに対応することは難
しいかも知れませんが、せめて「被災者の方々の気持ちは、複雑で変化が激しい。」ということ
を心得て自分の行動や発言に注意をはらい、間違いに気付いたときには直ぐさま改めるよう心が
けて下さい。最初は誰しも戸惑いがちですが、被災者の方は多かれ少なかれ心に傷を負っている
と考え、「一緒に頑張ろう。」という気持ちになることが大切です。
くれぐれも被災者の方々に対して「哀れみ」や「やってあげている」という態度や発言は慎んで
下さい。
例、
「被災者が・・・」ではなく「○○さんが・・・」
「頑張って下さい。」ではなく「一緒に頑張りましょう。」
「炊き出し」ではなく「お食事」
「ボランティアです。」ではなく「お手伝いさせて下さい。」
・・・・・など
以上のように、ちょっとした言葉遣いの差でも、受け取る側にとっては非常に不愉快に感じ
ることもあります。日頃から災害時の言葉遣いについてみんなで話し合い、いつでも対応でき
るよう心がけて下さい。
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4.日常の活動
災害時に活動することは勿論ですが、いざという時に実働できる体制を日頃から整えておく
ことが絶対不可欠です。「まさか」と思うようなことが起こってしまうのが災害です。「こん
な事必要ない」と思うようなことが、いざという時に役に立つというケースは決して少なくあ
りません。「もしも」の場合に落ち着いて対処できるよう、日頃から積極的にRBの活動に参
加し、「いつ襲って来るかわからない災害」に備えるよう心がけましょう。
1.平常より毎月1回程度の会議等を行い、様々な意見交換を図ると共に、隊員相互の親睦
を深め、信頼関係と団結力を養うことに勤めます。
・定期的な会議の開催。
・役員配置の徹底。
・地区ごとに災害用地図の作成。
・隊員、及びその他との意見交換等。
2.災害が起こった場合に起こり得るあらゆるケースを想定し、オートバイの機動力を最大
限に発揮できるよう、定期的に訓練・実習等を行います。
・被災地を想定した悪路走行訓練。
・物資の積載・運搬に関する訓練。
・県内および近隣の主要道路を把握するためのツーリング。
・オートバイの整備・点検等の実習。
3.迅速な情報の収集・伝達のために、インターネットを中心とする様々な通信手段の講習、
シュミレーションなどを行います。
・緊急時における連絡網の整備。
・インターネット、無線、その他の講習。
・災害時を想定した通信シュミレーション。
・近隣RBとの連携体制の構築。
4.災害時に考えられる様々な場面を想定し、それに必要な技能や能力を身につけるための
講習・勉強会などを行います。
・各関係機関の行う防災訓練への参加。
・応急手当、救急救命法の講習。
・ボランティアセンター等の運営技能。(資料2.参照)
・コミュニケーション・カウンセリングなど被災者への応対に関する知識。
・防災活動に関する知識と意見の交換。
・隊員相互の防災意識の確認。
・その他、必要と思われる様々な講習・勉強会等。
5.各関係機関・団体との連携を円滑に行うために、各種イベント等に積極的に参加して交流
を深め、信頼関係の構築に努力します。また、人員確保のために、積極的に広報・宣伝活
動を展開します。
・県内各自治体、各関係機関、ボランティア団体、その他の主催するイベントに積極的
に参加する。
・インターネットホームページの整備、ポスター・パンフレットなどの掲示・配布。
6.活動を効率よく進めるために必要な、運営資金・物資購入資金等を調達するために賛助隊
員の募集、オリジナルグッズの制作、フリーマーケットやイベント等への出店などを積極
的に行います。
・賛助隊員の募集。
・オリジナルグッズの制作、及び隊員への販売。
・隊員の相互協力によるフリーマーケーット等の主催、及び参加。
・各関係機関・団体主催のイベント等への出店。
7.隊員相互のボランティア意識の向上を図るため、地域のボランティア活動に積極的に参加
します。
・手話講習
・点字講習
・介護福祉の知識づくり、実習
・地域の清掃活動
・・・・・など。
8.そのほか、活動の中で生まれる様々な事柄について隊員相互で常に検討し、必要と思われ
る事柄に対しては積極的に取り組みそれを反映します。
*岡山RBの活動は、隊員各々が災害について考え、疑問を持ち、それを積極的に投げ掛ける
ことから始まります。個人が出した意見をみんなで考え、議論し、勉強し、実行することで、
隊員各々の災害に対する意識・知識を向上させていくことが、岡山RBを発展させ、ひいて
は地域を守る第一歩につながると信じています。
災害に「絶対」という言葉はありません。
答えを出すことよりも、意識を持つことが大切です。
「もしかしたら・・・」と思うことや気が付いたこと、気になることがあったら、気軽に投
げ掛けてみて下さい。みんなで考えて行きましょう。
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