スネークヘッドとは

 


 

スネークヘッドとは、日本ではライギョ(雷魚)と言ったほうが、わかりやすい。200年も昔にブロッホが「腹ビレを有するアジア産のタイワンドジョウ科魚類をOphicephalus属(蛇の頭の意)」と記載後、欧米で、この仲間が各言語で「スネークヘッド」と呼ばれた。

名前が示す通り、上から見るとスネークヘッドの「頭」が蛇の「頭」に似ているとも言える。 「顔」が似ているというのとは、違うらしい。

ちなみに、学名もギリシャ語で文法的には異なるらしいが、学名はあくまで、Ophicephalusである。

レインボースネークヘッドの真上からの写真
頭が蛇の頭に似ていると言えるのは、巨大な後翼状骨による物と思われる

スネークヘッドの分類は説が多数有り、私も深く理解できないでいる。
現在では、スネークヘッドは、スズキ類タイワンドジョウ目(Channiformes)として、タイワンドジョウ科を独立の目と扱う文献が多い様であるが、スズキ目キノボリウオ亜目タイワンドジョウ科と記載されている事も多い。

昔よりネルソンやベルグ、ラウダー&リーム等、研究者の間で、スズキ目タイワンドジョウ亜目とされたり、独立目とされたり、キノボリウオ目(迷器類)と近縁だとされたり、タウナギと類縁関係にあるなど、説が様々であった。

もちろん、それには骨格や上鰓器官を有すること、副さく状骨に歯を備える等、いろいろな特徴も持つが故、複数の種の特徴を備えている為、研究者も分類に混乱したものと思われる。

スネークヘッドの大きな特徴は、後翼状骨と両接型の頭骨構造である事、迷器類より単純な形状の上鰓器官を持つ事、原始的な腹ビレ、発達した歯を有する事などがあげられる。

スネークヘッドの上鰓器官は迷器類(スズキ目キノボリウオ亜目のラビリンスフィッシュ)のそれのような迷路状の粘膜ではなく、2枚の単純な形状をした粘膜である。故に他のスズキ類より「原始的」だと言われるのだろう。
しかし、スネークヘッドの上鰓器官が、第1鰓弓の上鰓骨の上方から発達した粘膜と、舌顎骨から延長した粘膜の2部構成をとり、上鰓器官や上鰓腔の上皮にコイル状の毛細血管及び、その他幾つかの構造を有し、ガス交換率を高めているのに対し、迷器類のラビリンスは第1鰓弓からの物のみであり、その粘膜を複雑化し表面積を稼いでいるのである。

このことから、どちらが原始的かを単純に比べるべきではなく、生息環境の違いによる、それぞれに進化を遂げたものと思われる。

まだまだ私自身が、調べが進んでいないので、偏った情報であると思われる。また、初めに述べた様に、分類としても明確で無いなど研究途上にあるように思われる。今後もおって追加、変更していく予定です。

注)上鰓器官とは、空気呼吸が出来る補助呼吸器であり、水面から顔を出し呼吸できる。その為、溶存酸素量の乏しい水域でも生活でき、さまざまな生息環境に適応していると言えよう。


レインボースネークヘッドの空気呼吸
比較的頻繁に「息つぎ」をする。まるでパクっと空気を食べるようである。

 

 

参考書籍:月刊アクアライフ
      日本の淡水魚
 熱帯魚


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