タカノツメ(ウコギ科タカノツメ属)

 3出複葉の葉を持つ落葉(小)高木なんて他にあまり思い浮かばないので、すぐこれと分かる。
 新葉が開きかけの頃、摘み取って天ぷらにする。少し苦みがあるが、うちの奥様はお気に入りのようだ。
江汐公園で見かけた樹木
山口県小野田市江汐公園  2002.10.13
山口県小野田市江汐公園  2002.10.13
山口県小野田市江汐公園  2002.10.13
山口県小野田市江汐公園  2002.10.13
山口県小野田市江汐公園  2002.10.13
山口県小野田市江汐公園  2002.10.13
山口県小野田市江汐公園  2002.10.13
山口県小野田市江汐公園  2002.10.13
山口県小野田市江汐公園  2002.10.13
山口県小野田市江汐公園  2002. 4. 6
アラカシ(ブナ科コナラ属)

 私も木を覚え始めた頃は、よくアラカシとシラカシの区別がつかなくなった。公園の樹名板の間違いも最も多い。      
 この写真の葉は、細長く、まさにシラカシやウラジロガシと混同しそうなタイプですが、もっと幅が広く、鋸歯の粗いタイプもあります。
 シラカシ同様、公園や生垣によく植えられています。
 
イヌザンショウ(ミカン科イヌザンショウ属)

 写真は果実で、黒いのは種子。
 葉は1回奇数羽状複葉で互生する。
 食用のサンショウとの見分け方は、枝にある刺の付き方で、サンショウは対生なのに対し、本種は互生。
 食べられない。
カクレミノ(ウコギ科カクレミノ属)

 この写真の葉は全縁であるが、3列するものや中間型の2裂のものもある。特に稚樹では4〜5裂するものもある。
 写真中央は、未成熟の果実で、黒く熟す。  
カゴノキ(クスノキ科ハマビワ属)

 名前は、樹皮のはがれ落ちた後が、鹿の子模様になることから。
クロキ(ハイノキ科ハイノキ属)

 葉は、全縁または浅い鋸歯がある(稚樹の鋸歯は粗い)。
 枝は緑色で稜があり、葉芽の形も独特で、本種をモチノキ等と見分けるポイントとなる。
 
コマユミ(ニシキギ科ニシキギ属)

 庭木としてもよく植栽される木にニシキギという木があるが、本種はニシキギの品種で、ニシキギとの違いは枝にコルク質の翼(ヨク)が発達しないこと。
ゴンズイ(ミツバウツギ科ゴンズイ属)

 葉は羽状複葉で対生する。
 写真は新芽で、一見山菜にでもなりそうであるが、食べられるという話は聞いたことがない。
 葉をちぎって揉むと、独特のニオイ(シーチキンのような臭い)がする。
シロダモ(クスノキ科シロダモ属)

 葉は、3脈が目立ち、裏面は白い。
 雌雄別株で、写真は結実した雌株。
 熟した赤い実と、未熟な緑色の実が混在する様は、コーヒーの実を連想させる(のは私だけか?)。
ツブラジイ(ブナ科シイ属)

 別名コジイとも呼ばれるが、同属のスダジイと一所くたに「シイノキ」、または単に「シイ」と呼ばれることも多いようだ。
 名前は、スダジイに比べて堅果が円いことから。
 スダジイの樹皮が縦に割れるのに対し、本種の樹皮は滑らか。
ソヨゴ(モチノキ科モチノキ属)

 革質の葉は、全縁で波打つ。
 写真の実は未熟であるが、熟すと果柄、果実ともに赤くなる。
 他のモチノキ科の常緑樹と比べて果柄がずば抜けて長く、見分けるポイントの一つ。
 名前は葉が風にそよいで音をたてるからといわれる。
山口県小野田市江汐公園  2002.10.13
山口県小野田市江汐公園  2002.10.13
山口県小野田市江汐公園  2002.10.13
山口県小野田市江汐公園  2002.10.13
山口県小野田市江汐公園  2003. 4. 6
山口県小野田市江汐公園  2003. 4. 6
山口県小野田市江汐公園  2003. 4. 6
山口県小野田市江汐公園  2002.10.13
山口県小野田市江汐公園  2003. 4. 6
ナワシログミ(グミ科グミ属)

 葉の縁は強く波打ち、葉裏には鱗状毛が密生する。
 写真の白いものは花で、名前の由来は、稲作の苗代をつくる頃に実が熟すことから。

 
ヌルデ(ウルシ科ウルシ属)

 ウルシの仲間ということで、かぶれるかと思いきや、私はかぶれたことはない。微量のウルシオールを含むようなので、弱い人はかぶれるのかな〜。
 葉は1回奇数羽状複葉で葉軸の翼が最大の特徴。ごく一般に見られる木で、覚えやすい。
 別名フシノキはアブラムシがつくる五倍子(フシ)に由来し、五倍子はタンニンを多く含むので昔は黒色染料に用いたらしい。
 別名シオノキは種子が白い粉を噴き、なめるとしょっぱいことから。ちょうどこの時も白い粉を噴いていたが、塩というよりはクエン酸のような感じで酸っぱい。
 
ネズミモチ(モクセイ科イボタノキ属)

 常緑、対生、全縁と言えばこの木(他にもあるけど・・・)。 
 名前は黒熟した実がネズミの糞に、葉がモチノキに似ていることから(写真の実は未熟なため緑色)。
 中国原産のトウネズミモチが公園などに植えられているのをよく目にするが、こちらは、葉の先が細くなることや、葉の基部が広いこと(ネズミモチは中央部が最も広い)、実が丸いこと等から本種と区別できる。

 
ハリギリ(ウコギ科ハリギリ属)

 上の写真は新芽。
 ウコギ科の落葉樹は、タラノメ、コシアブラを始めとして、このハリギリ、タカノツメ、ヤマウコギと山菜になるものが多い。いずれも山口県内で一般的に見られ、天ぷらなどに料理して食べるとうまい。
 下の写真は稚樹。

 
ヒサカキ(ツバキ科属)
 私の実家は九州だが、神棚にサカキ同様に供える。
 写真は花で、ガスのようないやなニオイがする。同属のハマヒサカキの花も同じようなニオイがする。
 いやなニオイの花といえばスイカズラ科のゴモジュの花の、油かすのような嫌なニオイを思い出す(こちらは九州以南に分布)。
 世界最大の花ラフレシアも、肉が腐ったようなニオイを発すると聞く。
 どれもあまり嗅ぎたくないですね。


 

 
ミヤマガマズミ(スイカズラ科ガマズミ属)

 葉は対生する。
 ガマズミとは葉の先端のとがり具合(本種は先がとがる)や、ガマズミの葉の表面が有毛なのに対し、本種はほとんど無毛である点などで区別する。
 コバノガマズミとは、葉の大きさや、コバノガマズミの葉柄が短い事などで区別できる。
 どれも身近に観察できるので、比較してみてください。人に聞かれて「ミヤマ」、「コバノ」、「チョウジ」などの冠をかぶせて答えられるようになれば、ちょっとした優越感に浸れるかも・・・。
ハクサンボク(スイカズラ科ガマズミ属)

 常緑性のガマズミで、葉は革質で光沢があり対生する。

 
トサミズキ(マンサク科トサミズキ属)

 四国の高知県に分布する落葉低木で、山口県に自生はないが、観賞用として公園や庭に広く植栽される。
 写真は花期終盤。