トベラ(トベラ科トベラ属)
海岸植生の代表選手。
葉はへら形で互生するが、枝先に輪生状に集まってつく。
山口県須佐町ホルンフェルス 2003. 9.14
アカメガシワ(トウダイグサ科アカメガシワ属)
林縁などにごく普通に見られる樹木。
葉は写真のように(見にくいかな?)3裂するモノや分裂しないモノ、中間型の2裂のモノもある。
名前の由来は、新芽が赤く、葉をカシワ同様、食物を盛るのに用いたからといわれる。
樹高は10数メートルになる。
雌雄別株。
イヌビワ(クワ科イチジク属)
山地から沿岸地まで普通に見られる。
写真は全て普通のイヌビワだが、葉の細長いホソバイヌビワがある。
名前にビワと付いているが、イチジクの仲間(ビワはバラ科)。
葉の表には剛毛が観察できた。
写真は葉の裏側。
葉や枝をちぎると白い液がしみ出す(クワ科の特徴)。
左の写真は熟した雌果嚢(めすかのう ピンボケバージョン)左下は未熟な雌果嚢。
写真のように熟した雌果嚢は生食できる。
味は甘さを抑えたイチジクという感じ。
雌雄別株で、雄果嚢(おすかのう)はパサパサして食べても美味しくない。
未熟な雌果嚢。
葉は倒卵形で全縁。
タラノキ(ウコギ科タラノキ属)
葉は2回奇数羽状複葉で写真の赤線で囲った範囲が1枚の葉。
林内に新しく出来た崩壊地などのギャップに生育する。
春に出る新芽は、山菜の王様と呼ばれ、天ぷらなどにすると美味。
葉のアップ。
葉軸の小葉付け根部分には、直立する長い刺がある。
タラノキには、刺の少ないモノもあり、メダラ(メンダラ)と呼ばれるが、この直立する刺も無い。
メダラに対して、刺のあるモノをオダラ(オンダラ)と呼ぶ。オン (雄)とメン(雌)と付いているが、タラノキは雌雄同株であり、雄株、雌株という意味ではない。
葉柄の付け根部の幹。
刺が鋭いので、山菜狩りでは注意が必要。
エノキ(ニレ科エノキ属)
山地から沿岸まで分布する。
葉は左右不対称で上部1/3に鋸歯があり、3脈が目立つ。
同じ科のムクノキとは、葉脈(側脈)が鋸歯に入らないコトや樹皮などで区別できる。
山口県須佐町ホルンフェルス 2003. 9.14
ホルンフェルス周辺で見かけた樹木
山口県須佐町ホルンフェルス 2003. 9.14
山口県須佐町ホルンフェルス 2003. 9.14
葉の縁は少し裏側に巻く。
雌雄別株で、写真は若い果実。
熟すと裂開(3裂)し、中からネバネバした赤い種子がのぞく。
山口県須佐町ホルンフェルス 2003. 9.14
葉の裏側。
写真では見にくいが、くっきりとした小さな網脈がある。
山口県須佐町ホルンフェルス 2003. 9.14
ヌルデ(ウルシ科ウルシ属)
林縁で普通に見られる最も身近な樹木の1つ。
1回奇数羽状複葉で、葉軸の両脇の翼(よく)が特徴。
覚えやすく、1度覚えたらあちらこちらで見かける。
雌雄別株で、別名でフシノキ、シオノキ等と呼ばれる。
山口県須佐町ホルンフェルス 2003. 9.14
ネズミモチ(モクセイ科イボタノキ属)
常緑、対生、全縁、枝や樹皮に多くの皮目(ひもく)があるなど、特徴が多いが、モチノキの仲間と勘違いされやすい(モチノキ科の樹木は互生です)。
名前は黒熟した果実がネズミの糞に、葉がモチノキに似ることから。
公園などに植栽されるトウ(唐)ネズミモチは、中国原産で、葉や実の形、実の付き方などで区別できる。
ハゼノキ(ウルシ科ウルシ属)
葉は1回奇数羽状複葉で、葉にほとんど毛がないコトなどでヤマハゼと区別できる。
ウルシオールと呼ばれるかぶれ物質によりかぶれを引き起こすため、嫌われるが、紅葉は非常に美しい。
小葉の裏側。
小葉は左右不対称。
かぶれるとは言われるが、「ハゼノキでかぶれた。」と確証を持ってかぶれたコトがないので、試しに触ってみたが、この2日後くらいからきっちり1週間くらいかぶれた。
我慢できないほどではなかったが(やせ我慢!?)、かゆみを伴う。
かぶれ方にも個人差があるようなのので、弱い人は気を付けてください。
山口県須佐町ホルンフェルス 2003. 9.14
ハマヒサカキ(ツバキ科ヒサカキ属)
その名のとおり(ハマ=浜)海岸植生の代表選手。
生垣などにも用いられる。
葉は倒卵形で、鋸歯縁。互生する。
ヒサカキの葉の先端が尖るのに対し、本種は丸い。
葉柄は約1ミリ程度と短い。
葉の裏側。
葉は小さい割に厚みがある。
山口県須佐町ホルンフェルス 2003. 9.14