葉のアップ。 
 互生するが、枝先に集まって輪生状につく。

 
 葉の裏面。
 葉の裏は、網脈が特徴的で鮮明。
  
 

 
 これもアラカシの葉(上の写真とは別個体)。
 アラカシの葉の形には変異が多く見られ、今でこそおもしろいと思えるようになったが、以前はシラカシなどと区別がつかなくなったりもした。
 樹木の多くは、葉や枝、幹などの見た目で同定が出来るので、同じ樹種を何回も観察することが大事。そうすることで、個体差なのか別の樹種なのかを判断する勘が身に付く。
 (2003.9.27撮影) 
 

 
土師八幡宮で見かけた樹木
山口県山口市土師八幡宮  2003. 9.27
アカメガシワ(トウダイグサ科アカメガシワ属)

 林縁などにごく普通に見られる樹木。
 葉は写真のように3裂するモノや分裂しないモノ、中間型の2裂のモノもある。
 写真は幼木であるが、成木では10数メートルになる。
 雌雄別株。
 

 
山口県山口市土師八幡宮  2003. 9.27
アセビ(ツツジ科アセビ属)

 山地の日当たりの良いところに生える。
 有毒植物であることから、アセビを漢字では「馬酔木」と書く。
 春先に白色で壺形のかわいらしい花を多数つける。
 花の色が赤みがかったモノをアケボノアセビと呼ぶ。
 庭木等として植栽される。
 

 
 葉の裏には絹毛が密生する。
 側脈はシラカシと比べて極端に隆起する。 
 (2003.9.27撮影) 

 
 アラカシの若い堅果(けんか=ドングリ)。帽子のことは殻斗(かくと)と言う。
 (2003.9.27撮影)  
 

 
 アラカシの幹。
 真ん中の幹は直径約30cm、両脇の幹は約10cmで共にアラカシ。
 (2003.9.21撮影) 
 

 
 直径約10cmの幹。
 (2003.9.21撮影)
  
 

 
 直径約30cmの幹。
 若い幹に比べて表面が粗い。
 (2003.9.21撮影) 
 

 
アラカシ(ブナ科コナラ属)

 典型的なアラカシの葉。
 革質で光沢があり、上半部に大きな鋸歯がある。
 (2003.9.21撮影)
 
 アラカシの冬芽。
 頂芽が複数まとまってつくのがブナ科の特徴。
 (2003.9.27撮影)  
 

 
 これは、アラカシの稚樹の葉で鋸歯は不明確。小さい方の葉は全縁であった。
 (2003.9.27撮影)  

 
山口県山口市土師八幡宮  2003. 9.21&27
イヌビワ(クワ科イチジク属)

 山地から沿岸地まで普通に見られる。
 名前に「ビワ」と付いているが、イチジクの仲間(ビワはバラ科)。
 「イヌ」は〜に劣ると言う意味で、他にイヌツゲ、イヌガシ、イヌガヤなどがある。
 例に挙げた3種は、いずれもイヌビワ同様「イヌ」を除けた樹種と科を異にするが、イヌザンショウ、イヌシデ、イヌエンジュ、イヌブナなど同種のモノもある。
 

 
 葉の裏側から撮影。
 
 

 
山口県山口市土師八幡宮  2003. 9.27
 こちらの枝は、葉が全て落ちてしまって未熟な果実だけが多数ぶら下がっている。
 エゴノキの果実は、果皮にエゴサポニンと呼ばれる魚毒性の物質を含み、昔は、すりつぶした果皮を川に流して魚捕りに用いたらしい。
 山口県内のある御高齢の方は、この木を方言で「ちない」と呼ばれていた。
 別名「ロクロギ」とも呼ばれるように、材がろくろ細工に適しており、山口県でも大内塗りの代表的な材料の1つとして使われているようだ。
 (2003.9.21撮影) 
 

 
 エゴノキの稚樹。
 エゴノキの葉は、浅い鋸歯縁のモノもあれば、全縁のモノもある。
 
 (2003.9.27撮影) 

 
エゴノキ(エゴノキ科エゴノキ属)

 エゴノキの葉は、
 写真のように長さ約1cmの果実を多数実らせた様子や、5〜6月に多数の白い花を下向きにぶら下げた様子はエゴノキ特有で、すぐエゴノキと分かる。
 最近は、庭木として植えられているのをよく目にする。
 花が薄桃色の品種もあるようだ。
 (2003.9.21撮影)
 
 エゴノキの樹皮(直径約10cm)。
 もう少し年をとると、網目状の独特の樹皮になる。
 老木では小さな短冊状にはがれる。
 (2003.9.21撮影)  
 

 
 葉腋(ようえき)の裸芽(らが)が特徴的。
 (2003.9.27撮影)  

 
山口県山口市土師八幡宮  2003. 9.21&27
 葉の表面。 
 側脈が直接鋸歯に達しないのが、ムクノキと見分けるポイントの1つ。
 

 
 葉の裏面。
  
 

 
山口県山口市土師八幡宮  2003. 9.27
エノキ(ニレ科エノキ属)

 山地から沿岸まで分布する。
 葉は左右不対称で上部1/3に鋸歯があり、3脈が目立つ。