より良い消防をめざして
8 災害出場区分等
Q1 警戒出場,調査出場等の区分けがよくわかりません。
また支援ってなんですか?
Q2 火災案内電話での「その他災害」とは,なんですか?
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Q1
警戒出場,調査出場等の区分けがよくわかりません。
また支援ってなんですか?
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A1
「警戒」と「調査」につきまして,
消防は市町村長(例外もあります)が管理する,
独立した組織ですので,若干の違いがあるので事前に申し添えます。
「警戒」
災害が発生する恐れがあり,未然に防ぐための出場です。
交通事故でガソリン等が流出した場合,
それ自体は「汚損」ですから道路管理者が清掃処分する責任があるのですが,
ご存知の通りガソリンは,引火延焼する可能性がありますので,
災害を未然に防ぐために,「警戒出場」し,
吸着剤等を散布,吸着後回収するなどして対処します。
自動火災報知機の鳴動の場合,
火災発生の可能性がありますので,これも「警戒出場」の扱いです。
「調査」
火災が発生し防御活動が完了した後,
または,家人により消火し,大事に至らなかった場合等,
消防では原因調査を実施いたします。
このために出場することを「調査出場」としています。
「偵察」
119番通報等で,「黒煙が上昇している,火災ではないか?」という場合で,
火災と判断できない場合(家屋からの黒煙なら,もちろん火災出場扱い),
事実把握のために出場することを「偵察出場」としています。
従来は,この種の事案を「調査出場」としていましたが,
近年区別されました。
「支援」
主に救急事案において,救急隊を支援するために出場することです。
@119番入電時に心肺停止または,意識が確認できない等のとき
A国道(高速道路の場合は別に専用区分があります)上での交通事故,
鉄道事故のように,傷病者,救急隊員の保護が必要な場合
B加害行為
C特定の精神疾患患者(表現が難しい・・・)(他言無用願います)
D通常の事案でも,現場がもめている場合
E傷病者の搬出が難しい場合。例えば2〜3階に寝たきりとか,
体格がよろしい傷病者の場合(必要があれば救助出場に変更)
その他多数の条件があります。
このほかは,皆様ご存知の
「火災出場」
「救急出場」
「救助出場」
「大規模救急出場」(概ね10名以上の救急要請)
等があります。
前述の通り,これは「私が所属する消防では」ということで,ご理解下さい。
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Q2
火災案内電話での「その他災害」とは,なんですか?
A2
よく質問をいただくのは,「その他災害」は「火災」の一種なのか?
と言うものです。
「火災」の種別は,全国共通で,
建物火災,車両火災,林野火災,その他火災に分かれます。
厳密には,いろいろな条件がありますが,
大雑把に言って,
@ 放置車両の場合,空地に遺棄され走行不可能であれば,車両火災ではなく,
「その他火災」になります。
A 林野火災は林野法に定める場所の火災を言うもので,通常の町の空き地が
火災になっても「その他火災」です。
B 人間が屋外で燃えれば,「その他火災」,
屋内で燃えれば(当然床,壁等が焦げるでしょうから)「建物火災」
になります。
C 枯れ草,ごみの火災は,「その他火災」になります。
注意いただきたいのは,例えば「枯れ草」「ごみ」は,
任意の焼却行為であるかどうかという判断が必要なことです。
焼却行為は火災ではありませんので,
根本的に,これらの分類になりません。
あえていうなら,「非災害」となります。
焚き火の苦情,悪臭苦情等「苦情」も災害ではなく,「非災害」ですが,
事件性があったり,苦情の遺棄を超える場合,
何らかの災害に区分されます。
では,「その他災害」とは何か?
消防における災害種別は,一般的に
火災,救急,救助,警戒,偵察,調査等であり,それらに含まれないもので,
災害に区分されるものとなります。
火災案内の場合,
テープ,音声合成装置等の条件により,
「火災」「救急」「救助」「その他災害」などと分類し放送されたりし,
それらは,消防により若干異なります。
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