イソヒヨドリの想い出(3)    投稿記事募集中(ハンドル名または本名で)!

イソヒヨドリ雄 by ゆきりんさん 『磯鵯の一声』

    2001年の秋、伊良湖岬の「恋路ヶ浜」の駐車場に渡り鳥を観察する人々が集まっていました。私も夜明けから1〜2時間はサシバなどを観察していましたが、途中でお友達から「イソヒヨがいたよ」と教えていただき、即座にその場所へ移動、その後はずーっとイソヒヨドリ(雄1羽)だけを見つめました。彼は商店屋上のTVアンテナを定位置として周囲を見張り、獲物を見つけて捕らえ、定位置に戻ってから食べる、ということを繰り返していました。屋上の縁で捕らえたときには蛾だとわかりましたが、それ以外の小動物は、たいてい建造物の裏側に飛び降りるので、何を捕らえたのかわかりませんでした。

    そして、彼はときどき羽繕いなどをし、最後に鋭く一声さえずり飛翔で飛び去りました。その一声は、車でうたた寝をしていた友人を起こし、今まで彼の存在に気がついていなかった周囲の人々をも振り返らせる結果となりました。唐突に彼が飛び立ったのはなぜだったのでしょう?単純に、別の定位置へ移動したかっただけか........。もしかしたら、別の個体が縄張りに侵入してきたのを発見し、追い払うためだったのかも知れません。とにかく、お久しぶりにまさしく目の覚めるようなさえずりまで聞かせてもらえて、幸せな気分になりました。

    残念だったのは、彼の定位置がTVアンテナの微妙な影になっていて、駐車場からはどこから見ても死角になっていたことです。そのため、羽繕いなどの細かな動作は観察できませんでした。猛禽類(ワシタカの仲間)やヒトがうじゃうじゃいる場所なので、彼も神経を尖らせているのかも知れませんね。




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文章は鯵刺鼻歩、画像はゆきりんさんの製作です。