イソヒヨドリの観察記録(5) by 鯵刺鼻歩
イソヒヨドリ(Monticola solitarius philippensis)については鳥名を省略して掲載、その他の鳥は鳥名を明記。
市街地に進出し都市鳥化している可能性のある場合は※記号を記載。
最も近い「海岸または河口」からの内陸への直線距離を示す記号。
約 01km 以内:(記号無し)
約 01km 〜 05km 以内:★
約 05km 〜 10km 以内:★★
約 10km 〜 20km 以内:★★★
約 20km 〜(より遠い):★★★★
★を1つでも含む観察地が混ざった複数の情報には☆記号を記載。
★記号を決める際のキロ数に深い意味はありません。「約」と表現しているのは、そもそも観察地の正確な位置が不明瞭なためです。
- 2005.01〜
- 2004.12.26 本州・和歌山県和歌山市 曇り
- 「和歌山本港」、雌01羽。16時頃、堤防上に止まっている姿を確認。
- 2004.12.26 四国・徳島県徳島市 曇り
- 「徳島港」、雌01羽。13時頃、堤防上に止まっている姿を確認。
- 2004.12.23 本州・愛知県西尾市 晴れ/やや強風
「平坂入江の西岸」、雄01〜02羽。09時頃、堤防上に止まる雄を発見。公園の植え込みの縁、車道沿いの縁石、ガードレールなどに止まって餌を探す。公園の芝生上でツグミと 30cm の距離で向き合っていたが、観察者の登場によって両者とも低木内に入り、ツグミは公園の奥へ、イソヒヨドリは海岸堤防へ飛び去る。海岸では消波ブロックの上で大きなフナムシを食べる様子を観察。
その後、1200m 北でも雄1羽が水路沿いに北から南へ飛ぶ姿を確認する。最初に観察した雄と同一個体かどうかは不明。
- 2004.12.04 本州・三重県四日市市 ※ 小雨
- 「鈴鹿川河口の近辺」、合計03羽:雄01羽・雌01〜02羽。14時頃、河口南側の磯津海岸で堤防上に止まった雄とその南側(20m 以内くらい)に消波ブロックから飛び出た鉄の棒や竹の棒に止まる雌を発見。雄は堤防上と堤防下の消波ブロックの間を行ったり来たりしていた。雄がもっと北の(20m 以上離れた)堤防上に設置されたガードレールに飛び移った後、雌も堤防上にあがって堤防下などをのぞいていた。雌雄とも堤防上から堤防下の餌を探していたように思われる。その後、河口北側でも雌1羽の飛び去る姿を確認する。河口南側にいた雌と同一個体かどうかは不明。
この磯津の雄と同じ個体である可能性の高い雄を安藤さんが2004.11.23に同地で撮影されています。
- 2004.10.16 本州・愛知県渥美町 晴れ
「伊良湖岬」、合計03羽↑:雄01羽・雌01羽↑・性別不明01羽。恋路ヶ浜の商店街のビル屋上や電柱などに成長雄01羽。11時頃、雄は「ガガガガ」と警戒声を発して飛び立ち、鋭い一声のさえずり飛翔で性別不明のイソヒヨドリ(多分)を追いかけ追い払う。その後、松の枯れ葉らしきモノをくわえてビルの屋上に止まり、くわえたままさえずったりしていた。止まる場所を移動してもこの枯れ葉を離さず、10分以上くわえたままだった。枯れ葉を離した後、ビルの隙間に隠れて休憩。
灯台より東側に喉下の白っぽい雌がいて、森から突き出した木の枝(横枝)に止まって昆虫を飛翔捕食したり、岩場で採餌したりしていた。岩陰に止まってさえずった後、低空飛翔するトビを警戒。灯台より西側でも飛翔する雌を見たが、同一個体かどうか不明。
- 2004.10.16.06時頃 本州・愛知県田原市 薄曇り
- 「山之神」海岸沿い、合計02羽:雄01羽・雌01羽。電柱に雄が止まっていて(頂上から少し下の位置)、海岸沿いに西へ100m程進むと漂着している流木上に雌が止まっていた(堤防より海側)。
- 2004.10.10 本州・愛知県渥美町 曇り/時々小雨
- 「伊良湖岬」、合計02羽:雄01羽・雌01羽。
6時、恋路ヶ浜の商店街の電柱の変圧器下に成鳥雄01羽が来て、羽繕いなどをする。商店街の前で虫(種類は不明)を捕獲し、ビルの屋上へ飛び上がる。駐車場からは見えない場所で虫を食べたと思われる。
12:45、恋路ヶ浜と伊良湖岬灯台の間の岩場に雌がいたが、岩場に観光客が入って飛び去り、松の木の枝に飛び込み、見失った。
- 2004.10.10.08:40頃 本州・愛知県田原市 曇り/時々雨
- 「赤羽根漁港」、雄01羽。陸に上げられた漁船の屋根下で休憩中。
- 2004.10.02 本州・愛知県渥美町 曇り/時々小雨
- 「伊良湖岬」、合計04羽↑:雄02羽・雌02羽↑。(雄の画像は志真梟さんに、雌の画像はBakeさんに撮影していただきました!)
7時頃、恋路ヶ浜の商店街の屋上や電柱上に成鳥雄01羽がいて、採餌(何を食べているのか不明)・嘴磨き・羽繕い・頭掻きなどをしていたが、突然、さえずって飛び立ち別の雄を追いかけ追い払う。16時頃、商店街の屋上で「ガガガガ」と威嚇の声を発したり、さえずったり、「ヒッヒッ」という地鳴きを長く続けたりしていた。
8時頃、恋路ヶ浜から伊良湖岬灯台くらいまでの間に喉下の白っぽい雌(A)がいて、伊良湖岬灯台から岬先端くらいまでの間に(A)よりも喉下が白っぽくない雌(B)がいた。雌(B)は遊歩道でアザミ類に集まる虫(甲虫・チョウ類やガ類・ハチ類またはハエ類?)などへ次々と飛びかかって採餌。その食べ残し画像。
- 2004.10.02.10時頃 本州・愛知県田原市 曇り/時々雨
- 「馬草港の東」、雌01羽。雨の中、堤防上に止まっていた。
- 2004.09.25 沖縄県石垣市 ☆※ 曇り/たまに雨/たまにやや強風
- 「石垣島」、合計05羽:雌03羽・雄02羽。「みね屋工房」で雌01羽の飛翔。海岸から 1km 以上離れた農耕地の民家屋根上に雄01羽。平久保崎の岩上でさえずる雌01羽。平久保崎と浦崎の中間でサトウキビ畑の電柱に喉下の白っぽい雄01羽。
平久保崎と浦崎の中間で牧草地の柵に雌01羽が止まっていて、その両脇数mずつにはモズ類(雌雄)も柵上に止まっていた。(恐らく観察者の登場によって)モズ類の雌が先に飛び去り、次にモズ類の雄が別の柵上に飛び移って離れ、最後にイソヒ雌も飛び去った。
- 2004.09.24 沖縄県竹富町 ※ 曇り/時々雨/たまにやや強風
- 「西表島」、合計03羽:雌02羽・雄01羽。大原港から集落内に250m程入った辺りの電柱に雄01羽が止まり、さえずっていた。仲間川北東岸の農耕地内で牧場の真ん中にある樹木に雌01羽が止まっていた。海岸沿いの堤防近くでも雌01羽。
- 2004.09.23 沖縄県石垣市 ※ 晴れ
- 「石垣島」、合計06羽:雌02羽・雄03羽・性別不明01羽。新川川河口南東の「マックスバリュ」で雌01羽。社会福祉法人 綾羽福祉会「身体障害者療護施設 ハーモニー」の屋根上に雄01羽。海岸から約 400m 離れた牛舎付近でさえずり(性別不明)。
白保の集落内で合計03羽(雌雄01羽ずつと約300m離れて雄01羽):空き地南の民家のブロック塀に止まっていたイソヒ雌を水平に飛んできたモズ類(多分、成鳥)が追い出し、イソヒ雌はその民家の庭に降りて退避。しばしモズ類はそのブロック塀に止まっていたが、モズ類が近くの庭木の梢に飛び上がると、イソヒ雌がすぐに元の位置(ブロック塀の上から民家隣の空き地を見下ろす)へ戻った。その空き地にはずーっとモズ類(幼鳥っぽい)がいて動かなかった。その後、空き地北でイソヒ雄(A)がさえずり飛翔をしたり、電柱上でさえずり出す。
画像は(A)とは別個体と思われる喉下の白っぽい雄(B)で、(A)のいた空き地から約300m北東に離れた場所にいて、電線や電柱を飛び移ったり、民家のブロック塀上を走ったり、庭木から虫などを捕食していた。
- 2004.09.12.17:00頃 本州・愛知県名古屋市港区 晴れ
- 「名古屋港水族館の北東」、性別不明01羽。名古屋港湾合同庁舎(9階)屋上の鉄塔に止まる(また逆光)。
- 2004.09.11.11時頃 本州・愛知県渥美町 曇り
- 「伊良湖岬」の岩場、雌01羽。恋路ヶ浜と伊良湖岬灯台の間の岩場で採餌。喉下は白っぽい。若鳥か成鳥か微妙......。
- 2004.09.11.10時頃 本州・愛知県田原市 曇り
- 「赤羽根漁港」、雄01羽。陸に上げられた漁船の屋根下で休憩し、周囲で虫(バッタ類?)などを採餌した後、電柱の変圧器下に止まって細々とぐぜる。ぐぜりは途切れつつ数分、続いた。若鳥か成鳥か微妙......。
- 2004.09.04.16:30頃 本州・愛知県名古屋市港区 晴れ
- 「名古屋港水族館の北東」、性別不明01羽。水族館とガーデン埠頭臨港緑園の中間(北側)にある商業施設「ジェティ」の南でさえずり飛翔し、ジェティを南から北に飛び越えた。名港ビルディング(9階)の屋上に止まっていたが、すぐに飛び降りて見失う。その後、名古屋港湾合同庁舎(9階)屋上の鉄塔に止まっている様子を再発見(でも逆光)。
- 2004.08.21 本州・三重県鳥羽市 ※ 曇り
- 「鳥羽港」、合計02〜03羽:雌01〜02羽・性別不明01羽。
10時頃、電柱に止まった雌をフェリー乗り場の待合室ベランダから見つけたが、すぐに飛び去った。11時頃にも同じベランダから、フェリーへ人や車が渡る橋の周囲をうろうろする雌と性別不明の2羽を見つけたが、すぐにベランダから見えない影に入って見失う。同一個体か不明。
- 2004.08.21 本州・愛知県渥美町 曇り
- 「伊良湖港」、雄冬羽01〜02羽。
14時頃、フェリー乗り場の西側で電柱上に止まっている雄を見つけるが、堤防上を人が歩いて来た為か堤防下に降りる。その後、海上すれすれを一直線に飛翔して桟橋の下の消波岩に止まり、すぐにそこから出て駐車場に停車中の車の下に入った。17時頃にも、フェリーを飛び越し、フェリー乗り場の施設屋上に止まった雄を発見。短くさえずった。同一個体か不明。
- 2004.07.17.09〜11時頃 本州・和歌山県日高町 ★ 晴れ
- 「住宅地+農耕地」、合計08羽↑:成鳥雌01羽↑・若鳥雄02羽・若鳥雌01羽・幼鳥03羽↑・性別不明01羽。
最初に観察した若鳥雄は幼羽から第1回冬羽雄に換羽中、最後に谷間の小さな溜池堤防で観察した採餌中の若鳥雄は、観察時には成鳥雄と区別が難しかったが、志真梟さんと津野さんが撮影した写真を後で見て「第1回冬羽雄へ換羽中」と判断。電柱に止まっていて飛び去った個体は性別・年齢不明、しばらく探したが見つからなかった。
若鳥雌(第1回冬羽雌)は木陰で休憩中、暑さで口を開けっ放し。幼鳥も口を開けていることが多かった。樹木に囲まれた細い道で幼鳥がミミズと格闘、ミミズが怖いらしく、くわえて少し振り回したりもしたが、ミミズが暴れると後ろに跳んで下がる(ミミズから逃げる)。この幼鳥がミミズを追ってヒト(観察中の私達)へ近寄ってしまったため、雌(多分、母鳥)が「カカッ」や「カッカッ」の警戒声を発して近くの樹に飛来した。幼鳥は「餌がもらえるかも?」と思ったのか、ミミズを放棄して母鳥の止まる樹に飛び込む。母鳥はヒトを警戒せよ、と幼鳥に教えていたのかも知れない。その後、幼鳥は地上で甲虫(カナブン)を捕食して飛び去る。すぐ近く、民家裏の山と小さな畑のある場所で、木陰などに止まって休憩中の幼鳥3羽を発見。ミミズと格闘した幼鳥も含まれると思われる。電線に飛来した雌(多分、母鳥)が嘴に餌(芋虫?)をくわえていたので、幼鳥3羽はすぐに母鳥の止まる電線へ集合し、強い声で「ジージー」と餌をねだり、1羽が餌をもらった。
ところで、5年連続繁殖したイソヒヨドリの巣を屋内から撤去希望された御宅があり、第2回繁殖の終了後に津野さん経由で私がいただきました。ありがとうございます! \(^o^)/
- 2004.07.17.08:46 本州・和歌山県日高町阿尾 晴れ
- 「漁港」、雌型01羽。消波ブロックに止まっていた。距離が遠く、幼鳥だった可能性もある。
- 2004.07.17.07:50 本州・和歌山県南部川村徳蔵 ★ 晴れ
- 「住宅地+農耕地」、雌01羽。電柱の影に止まっていたが、民家と車道の間の草地に降りて採餌。終始、逆光ぎみで、成鳥か若鳥かなどは不明。
- 2004.07.17.07:34 本州・和歌山県南部川村嶋之瀬 ★★ 晴れ
「住宅地+農耕地」、成鳥雄01羽。瓦屋根の角に止まっていて、さえずる。換羽中でボロボロ。
- 2004.07.17.07:08 本州・和歌山県龍神村福井 ★★★ 晴れ
「谷沿いの住宅地」、成鳥雄01羽。瓦屋根の角に止まっていて、熱心に羽繕い。換羽中でボロボロ。
- 2004.07.03.07:00〜08:30 本州・福井県三国町 曇り
- 「東尋坊」、合計02〜03羽:成鳥雄01〜02羽・雌型01羽。海岸沿いの荒磯遊歩道を南から北へ歩く。周囲は主にクロマツ林で、草地や芝生の上をフナムシが走り回っていた。崖下の海岸に雌を発見し、遊歩道から岩場への階段を降りて近寄ると、飛び上がって一度、崖のクロマツ林に止まり、更に林内へ飛び去った。終始、距離が遠く、双眼鏡では成鳥雌か幼鳥かの識別はできなかった。
その後、遊歩道を北に進むと、別の岩場(海上の岩礁)で冬羽への換羽中と思われる成鳥雄を発見。羽繕いや頭掻きをしつつ時々さえずり、岩上のハマボッス群落で採餌し(虫のようなものを食べた)、羽繕いをした後に糞を出して南へ飛び去る。
遊歩道を東尋坊まで進み、南へ引き換えしたら、先程とは別の岩場で羽繕い中の雄を発見(同一個体の再発見と思われる)。しばらく羽繕いした後、岩礁下(波打ち際?)に飛び降りる。
- 2004.01〜2004.06
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画像は鯵刺鼻歩、志真梟さん、津野さん、Bakeさん、安藤さんの撮影です。