509 どくだみ

桜が散り、牡丹が咲き、藤がさいて花も終わりかという頃、木陰にひっそりとどくだみが目立つ。
どくだみのどくは「毒」としても「だみ」はなんだろう、名前というものは妙なものである。
じつは毒にも痛みにも効くから「毒痛み」なんだそうだ。
「どくいたみ」が「どくだみ」に訛るまでにどれだけの年月を要したことか。

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別に「十薬」という名前もあって、こちらは馬の薬として十種類の効能があるからだといわれていたと牧野博士の記録にある。
いまじゃ、もう薬にもならないで木陰にひっそりとしている。
それでいいんだとおもう。
願わくは「わが三毒を消し給え」


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