あまりにも更新していない日々が続いたなぁ・・・・。
ということで、内容一新!また新しくつけてゆこうとおもいます。
Last Updated
1998, 3,31
1冊の本を読み終わったのが、すごく久しぶりで、自分でもちょっと嫌気がさしてる今日この頃。読んでから本を買えばよいのに、読まないうちからいろいろかっちゃうから、10冊も読まなきゃいけない本がたまるんだよねー。
この本はそんな中で読めた、自分にとっては奇跡のような小説。オースターの青春小説です。偶然に偶然が重なった、一人の青年のお話です。オースターにとってはこういう分野は珍しいのでは・・?私はオースター物は「幽霊たち」しか読んだことがないのですが、それでもこの2作品は大きく違う分野の作品といってよいでしょう。著者は’80年代のアメリカ文学でも代表的な人で、中でも「ニューヨーク3部作」が有名です。
実家でとっている北陸中日新聞で連載していた新聞小説です。ポイントは「清水義範が書く時代小説」というところでしょう。これを連載していた時期にちょうどNHKの大河ドラマで「吉宗」をやっていたんですが、宗春が登場するあたりはもう飽きちゃって見ていなかったんです。今にして思えば、みとけばよかったなぁ。
時代小説なのですが、語り口調が現代語なので大変読み易く、抵抗無く読めます。私の祖母もこの小説の大ファンで、今度この本を送ってあげる予定です。
ひっっさしぶりの、吉本ばななの長編(・・というより中編)。若いカップルのお話で、「『人』という字はこうして成り立つ」みたいなお話。うー、でもなんだか余り感じるものは少なかったな。淋しい・・・・・・・・。
久しぶりに読んだ、村上春樹もの。ハードカウ゛ァーを図書館から何度も借りながら、第1部さえもなかなか読めなかったのだが、文庫が出たので思わず買ってしまい、なんとか全部読むことが出来た。
私はこういう謎が謎を呼ぶといった映画や小説が割と(かなり)好きなので、この話にしろ池澤夏樹の「マシアス・ギリの失脚」にしろすごく楽しんで読むことが出来たが、友人は解決しない数々のエピソードが気に入らないらしく、文句を言っていた。そうか、それもそうだなぁ。
粗筋としては、奥さんが失踪して、その奥さんを取り返そうとして戦う男の物語です。あれ?これでは違う話のようだ・・・。何故・・・・。しかしこういう話なんだけど。話をまるではぐらかすかのようにいろいろな挿話が登場するので、話の展開だけを追って読む、といった読書をする人には向かない小説かもしれません。でも1冊の小説でいろんなシチュエーションの話が読めてこれはこれで楽しいと思う。私はこの小説で久しぶりに小説を読む楽しさというものを思い出しました。
帰省の電車の中で読みました。曾野綾子の本は初めて読んだので最初私は三浦綾子と勘違いしていました。だって曾野綾子の旦那さんの名字が「三浦」なんだもん。カトリックだし。勘違いしてしまっても仕方がないでしょう?(・・て、なんて失礼な・・)
題名に違わずすごい内容でした。「相手のために死ねるか?」−ううーむ。難しい。しかし難しいことばかりが書いてあるのではないのですごく楽しく読めたことも事実です。私はこの自由奔放なおかあさんとしっかりしてるのかいまいちよくわからなかったおとうさんの間で育っている息子の太郎君が気になっています。そしたらこの前本屋さんで発見したんですが、彼がモデルになっているお話(高校編と大学編)をおかあさんである曾野綾子はもう書いてたんですね。今度はこれを読もう。
p7さんに勧められて読んだ本。最初は読んでて、すごくつらかっった。この本はやはり帰省の最中に読んだのだが、つらくてつらくて、涙が出てしかたがなかった。自分でもちょっと変と思うくらい。それほど深く感情移入していたんだろうか。
多重人格の女性の話。その多重人格障害の引き金になったのが幼い頃の暴力や性的虐待、十代のレイプなどで、しかもアダルト・チルドレン的な要素もあって、とにかく読んでいて痛々しい。子供にとって健全・健康な親がどれだけ重要かがわかる。こういう本を読むと、やはり子供は育てられないなーと思ってしまうのだ。
でもすごおおくおもしろくって、いっきに読んでしまいました。
久しぶりの山田詠美の作品。薄くてあっという間に読めそうだったのを選んだが、本当にあっという間に終わってしまって、ちょっと残念。しかしなかなかおもしろかった。
瞳美はずっと昔から絵里子と離れたいと思ってきた。親友を気取る絵里子は常に瞳美を引き立て役として利用してきた。離れたくとも離れられなかった瞳美に転機が訪れる。異性を好きになるということから、絵里子からの解放の自由・歓びを知り、ついには絵里子と決別する。決別したあと、すばらしいと思っていた恋人とも別れ、数年後にようやく自分の少女期を見つめられるようになった瞳美は、絵里子の叔父から絵里子の気持ちを知り、眩暈でくらくらしている中で話は終わる。
もう、絵里子が怖いです。女ストーカー並に怖い。絵里子はよくいるわがままお姫さまタイプの女の子に見え、瞳美もそうだとばかり考えていたんですが、実際はそれだけじゃなくて、絵里子は本当に瞳美のことが好きで離したくなかったんだということが最後のページでわかります。好きだから、身を引いてるしね。いやぁ、でもおんなのこって、こわいなぁ、というはなし。
自分の体をパーツとして貸し出す、大学生の主人公。彼女の目的は自分をからっぽな入れ物にしてしまうことらしい。彼女のやっていることは、端からみてると売春と一緒なように思えるし、しかしそれも違うらしい。
これは授業中に一気に読んでしまった本ですが、なかなか内容的には難しい気がします。私には、わからん。
帯に「「ファザーファッカー」+「アルジャーノンに花束を」の感動!!」て書いてあって、それで思わず買ってしまった本。読んだらまさにそのとおりでした・・。主人公のプリシャスは幼い頃から父の虐待にあい、12歳で父の子を出産。16歳の今もまた父の子を身ごもっている。しかも学校にいっても勉強についてゆけず、進級できないまま。母親からも暴力を受けているプリシャスはなかなか勉強もできない、自分の言いたいこともいえない・できない環境に住んでいた。ところがもっと初歩的なこと(読み書き・時計の見方など)から学べる代替学校に移ってからプリシャスは変わってゆく。自分の置かれている状況の不当さに気づき、家を飛び出し、子どもを育ててゆく。
すんごくハードなお話で、読み終わると溜息が出ることでしょう。きっと実話に近いんだと思いますが、読み終えた後も複雑です。なにせプリシャスは父親からエイズまで移されていたんですから。プリシャスの未来はどうなるのか、全く見えませんが、最後はプリシャスや代替学校の生徒たちの成長ぶりに驚かされながら終わります。読みごたえが、すごくあったー。
最初は買うかどうしようか大変迷ったのですが、ついついっ買ってしまいました。もう、爆笑の渦です。「明和電機 魚器図鑑」は割と堅いコンセプトと中身の本だったのですが、これは大変楽しい本です。もう、ファンにはたまりません。私のバイト先の本屋では何故か平積みになってて、レジから眺めてると帯(「この就職氷河期に必読の本!」と書かれている)に釣られた人々が何人も手にとっては置いていきました(笑)。こんな本読んでるほうが就職できない気がするよ(涙)。
中身は、一言で言うと「明和電機ができるまで」。あんど「この先」ってかんじでしょうか。社長の過去に「どうしようもない時代」って言うのがあるんですが、これなんでしょうか?ホストをやっていたというのは・・・。ま、それはおいといて、とにかくおもしろいです、ファンにとっては。
これを読んでいたことを忘れていたので付け足します。この本は昔すごく薦められた気がする本なのですが、読んでみた感想は「・・・難しかった」。悲しい話だったなぁ。主人公と主人公の最愛の人との関係が同性愛というのを考えないにしても、悲しかった。好きでも好きでも報われない思いというのがあるんですね。
1998年3月期に買った本〜