つれづれなる読書日記

前のページがずいぶんとたまったのでまた新しいページにしました。
本読んでるひまがあるんだったら、勉強しろってかんじ・・。
でも、本ておもしろいんだもん。
Last Updated 1998, 5,8


  • 過去の日記・1(1997,4,12-6,14)
  • 過去の日記・2(1997,11,11-1998,3,31)


  • 三島由紀夫〜剣と寒紅
  • 閑話休題
  • 世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド
  • 太郎物語〜高校編〜
  • 太郎物語〜大学編〜
  • 常識がヒジョーシキ

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  • 1998, 4, 5   三島由紀夫〜剣と寒紅   福島次郎

     本屋でのバイトの最中にお客さんから発禁になったことを聞いた本。おもしろかったのは、一人目のお客さんが「この本発禁になったんだよ〜」と声を潜めつつ教えてくれて、「本当ですか!?」とびっくりする店員(私たち)に「いやあ、もう売らなくなるだろうと思ってさ」といいつつにこにこ顔で買っていったこと。単なるサービスなのだが、「発禁になっちゃったんならカバーかけましょう」といって、本にかけてあげたら、いたく感謝された。二人目のお客さんが来たときにも「この本発禁になったんですか?」と聞いたら、「そうなのよ」と声を潜めて答えてくれた。別に発禁になったからといっても、怪しい本ではないんだけどね。
     それで私も買っちゃったのだが、内容的には「・・・・・・」。うーん、何というか、私の好きな文章じゃなかったのでまずそこでダメだったんだけど、うーん、・・・。作者は三島が自分の躰を写真などで公表することに寒気を覚えたと言っていますが(この「公表する」というのは、ただ自分の鍛え上げた躰を見てほしいということから「公表する」のではなく、欲望の生け贄として自分の躰を見てほしいというマゾ的な願望から「公表した」のだと作者は言っています。よくわからん人は本を読め)、私は作者がこの本を書いたことに寒気を覚える。「この本を書くこと」というより、この人の作中での感情や行動に、なのですが。ノンフィクションだからか、あまりにも生々しいんですね。感情の描写が。若さ故の浅はかさや、独りよがりな考えや、周囲の人の偏っている愛とか、私には不気味に感じる。読んでいてすっきりする本じゃない。有名作家と青年の恋というのはあまりにも綺麗かな?(実際には「恋」ではないし)
     しかしこれが発禁になってしまうのも「ー?」という感じ。奥さんは三島がホモだといわれるのが、そんなにいやなのかな?(当たり前か・・。いい気持ちはしないよね)あと、作者は「バスタオル」という作品で芥川賞候補になったそうですが、これもなんだかなーというかんじです。その作品を読んでないから、何とも言っちゃいけないし、1つの作品だけで判断してはいけないと思うんだけど、この本は作品としてはいいものには思えなかったです。


  • 1998, 4, 9     閑話休題

     HPを作り始めて約1年、読んだ本のことはなるべく書くようにしてきたのですが、漏れてるものも多いですね。よく考えたら内田春菊の本とかもあるんだったー。だって、今数えてみたら、1年間で19作品しか読んでないもの!!それはおかしい。(しかし去年の3月は宮本輝読破など読書にもえた春休みで、その反動で読まなかったこともあるんだけど・・)ふぅ、これからもがんばって本をよもっと。


  • 1998, 4, 9  世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド      村上春樹

     おもしろかった!久しぶりに小説で泣いた気がします。難しかったけど。二つの話が同時に進行してゆくのですが、どういう風にこれらの話が関係しているのか、判明してくるにつれてどんどん面白くなっていきました。せつなくってホロリとしたし。とくに生きている時間が限られたとわかって、しかもそれが24時間切ってしまってくるあたりから、何ともいえない迫力というか切迫感を感じて緊張します。最後は失われていたものが紙が水を吸い上げるかのように甦ってきて、でも消失しちゃう「私」がいて・・・、とかなり私には切なかった。 最後の最後の最後はいまいちよくわかんなかったし。主人公が結局どうなったとか、わからないのです、私には。ああ、読解力がほしい。で、あまりに切なくて泣けました。この小説で泣く人はそう多くないと思うけど、私的には泣けました。なかなかおすすめです。私はこの作品で村上春樹完全読破を考えました。


  • 1998, 4,14   太郎物語〜高校編〜    曾野綾子

     常々読みたいと思ってる本は後回しにしてしまう癖がある私ですが、この本も漏れなくそうでした。で、図書館から借りて、やっと読み始めて、感想は・・・・やっぱり面白い!!期待どうりだった!
     高校生の太郎君は面白い少年で、きっと著者の実際の息子がモデルなんだろうけど、「誰のために愛するか(全)」を読んだときに「この両親の息子はいったいどうなるんだろー」という疑問が湧いてきてたんですね、私の中に。でもこれを読んで満足したー!予想どうりというか、たくましい個性的な面白いよい子になってた(この「よい子」という表現が適切かはわからないけど)。そして、こんな両親で羨ましい。ま、太郎君には太郎君なりの不満もいっぱいあるんだろうけどね。太郎君はしかし何故高校生なのにこんなに物知りで考え深いんだろう。本もたくさん読んでるし。
     大学編も面白くて、すぐ読み終わってしまいそうです。


  • 1998, 4,23   太郎物語〜大学編〜    曾野綾子

     やっぱり!!面白かったです!!!こんなに明るくて健全明朗な小説を読んだのは久しぶりです(って書くと、いつも何読んでんだと思われそうですが)。上述の高校編に続いて大学生になった太郎君は、東京を離れ、名古屋でも悩みながら生きています。読んでると私の上の弟を思い出します。違う点は太郎君の方が本を読んでるところかな。太郎君はいつもうんうん悩んでいますが、何も考えてなさそうな我が弟もいろいろ悩んでいるんでしょうね。


  • 1998,5 ,3    常識がヒジョーシキ   王久保キリコ

     久しぶりに読んだ、クボキリコのエッセイ。相変わらず面白い人です。結婚したのは他の本で読んだんですが、旦那さんのことはこのエッセイで初めて詳しく知りました。(私は昔やったバンドの男の人の一人と結婚したんだとおもってた)いいかんじ。


    4月期購入本

  • 妖精が舞い下りる夜   小川洋子

     あと、「絶対音感」も注文してしまったんですよ、私・・・。平台に並んだときから気になってたけど、書評読んだらもっとね。
     でもまだ2冊じゃん!!
     もっぱら図書館のお世話になってます。

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