就職もようやく決まり、ほっとしています。
就職活動中はバスや電車に乗る機会がよくあり、本もたくさん読みました。読み返した本も多かったかな。
本読んでて電車を乗り過ごしそうになったこともありました。(笑)
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Updated 1998,11,18
これはメタローグからと中央公論社からと2冊でています。今回は中央公論社から文庫本がでたのですが、私は最初はこの話が好きじゃなかった。高校卒業する頃にメタローグからでたのを読んだのですが、何か、つらかった覚えがある。それで、最近1・2年の間に中央公論社から美しい写真がカバーの単行本がまたでたのですが、これもつらかろうと思い買わなかったのですね。で、この8月に文庫がでて、これは思わず買ってしまった。でも、読み返してみると、よかったです。吉本ばななは加筆を重ねる人で、やはり、これも加筆してあった。最初にメタローグからでたとき、「1時間文庫」という、1時間で読み切れる本、というシリーズの1冊ででたんです。だから物足りなさもあったし、中途半端なきらいもあった。加筆されて、その半端さがなくなった感じがしました。
ハチが旅立つのをわかっていて、一緒にいる主人公ですが、だんだん別れが近づいてくるシーンがたまらなく悲しかった。「二人でするなにか」が、これからはもうないということをわかっているんだけど、ずっと二人でいたくて、離れたくない感じが良くわかりました。実家の父と母が離婚しそうになった朝、母のつくるお味噌汁を食べて「もうこのお味噌汁は飲めないんだなー」と思った瞬間泣いてしまったことがありましたが、これににてる気がする。(はっ、父と母は今も仲良く暮らしてます。帰省したときはお母さんのお味噌汁を飲んでます。感謝して。)この本は感謝、とか、いとおしさ、とか思いやりにみちているきがする。この時期文庫本の「アムリタ」も読んだんですが、アムリタが私にとって切磋琢磨の書であるなら、これは癒しの本だな、と思った。
この日は志望会社の一次面接の日でした。終わった後疲れて、でも来週二次面接に来て下さいといわれたので、うれしくて、紀伊国屋で本をたくさん買ってしまいました。これはその一冊です。帰りのバスの中で全部読めてしまう、短い話でしたが、かなりきついお話でした。これが今秋映画化されますが、映画はもっとソフトなようですね。(キネマ旬報を読むと。)悲しいお話でした。
この本も前に一度借りて読みました。このころから作品の傾向が変わってきて、前は喪失のお話が多かったんだけど(それが好きだったんだけど)、最近は少なくなってきてちょっと悲しいです。このお話も確かに最後に髪の毛をなくしてしまうけど、「失う」という点で過去の作品ほど意味を持っていないのです。髪の毛を失ったことで、彼女はなにかを失ったかもしれない。だけど「髪の毛を失うということ」は彼女の存在を危うくする程の価値はないもので、そこが今までと違ってて、うーんと思った。私は今までの手をなくし、足をなくし、声をなくし、そしてその存在・正体までもなくなって・・・というのが好きだったな。
私、ミステリーがダメなんですよ。推理ものとか。高校生までは何とか読めてたけど、基本的に心臓がどきどきするものは映画もテレビもゲームも本も遊園地も乗り物も、ダメですね。その後がだるくてだるくて仕方がなくなるから。それで本もこの系統のものは全然読んでなかったんです。すごく最近読んだものは1年ほど前のS.キングの「ゴールデン・ボーイ」です。これは「刑務所のリタ・ヘイワーズ」を読みたくて買ったものです。後赤川次郎の三毛猫ホームズシリーズの第1作目かな。これもドラマで葉月里緒菜がかわいかったから読んだ。そのくらい。
北村薫は友人らが面白いって前からいっていて、名前は知っていたんです。(でも高村薫とごっちゃになってたけど)でも全然読もうと思わなかった。だけどバイト先の本屋の文庫の台には常に北村薫の創元文庫からでてる4作が並んでて、しかも表紙が高野文子のイラストで、目に付くんですよ。それをもう半年以上眺めてて、ちょっと興味が湧いてきてだけどわざわざ買おうとは思わず、本を読みたいけど特に読みたいものがないときに読もう!ということにして、放置しておいたのです。さて10月に帰省するとき。このころは読みたい本を結構読んでいた時期なので特に読みたいものがない。では読んでみようかな・・・、ということで初めて読みました。
今2冊目、読んでいます(笑)。でも推理ものはやっぱり苦手かも(苦笑)。
本屋さんでのバイト中にお客さんから注文された本を連絡したりなどの事務処理をしていたとき、おもしろそーだなーと思った本。・・それまでは読んだことがないと思っていたんですよ。それでそのときはその本が乱丁でもう一度取り寄せなくてはいけなくなって、「この本が乱丁のため半額!!とかだったら買うのになー」と思っていました。それが10月に文庫化され、嬉々として読んでみたら何となく知ってる話が多い。これはバイト中に立ち読みしたからかなー?それとも私が林望のエッセイをたくさん読んでるからかなー?とか思いながら読了しました。その数日後、部屋の大掃除をしたら、・・・・。なんとでてきたではありませんか。大学の図書館で借りた「書薮巡歴」が!!!!そっかー、これを4月に借りてたのねー。これぞ巡り会ひ。・・・・・。
さて内容。アカデミックかつ書誌学の話が多くて、今卒研で図書学方面をさまよっている私にはオアシスのような、心安めのような、知識のたくさん詰まった本です。また林望が斯道文庫にまで勤めながらなぜ慶應大学に残らなかった(残れなかった)のかがよくわかります。そこらへんも好奇心旺盛なファンにはうれしいかも。(「イギリスはおいしい」を初めて読んだとき、私は高校生でこれから勉強するであろう書誌学について何も知らなかったこともありましたが、この人が書誌学の徒だとは思いもよらなかった。そのころは東横かどこかの音大で古文を教えていたんですもの)
この本を借りるときに「書誌学の回廊/林望著」も同じく借りたのですが、古文書の扱い方を只今勉強中の人にはこちらがおすすめです。ポイントがわかります。しかし目録規則がぼろくそに言われてるので、古文書整理法などで日本目録規則に沿ってしっかり勉強しちゃった人には苦笑いものです。