これまでに読んだ本を日付が分かるものは日記形式に、分からないものは適当に、感想を添えつつ紹介しようと思います。
Last Update 1997,6,20
3年前に単行本が出された(幻冬舎刊)。このときのタイトルは「マリカの永い夜/バリ夢日記」。「マリカの永い夜」はちょっと中途半端な感じがして、私は「バリ夢日記」の方が好きだった。著者自身も納得がいかなかったのか、ばななさんは大幅に書き直し、タイトルも変えて幻冬舎文庫創刊の1冊に加えたそうです。こういう、作家の魂を削るような作業をぎりぎりまで許してくれるから、幻冬舎の社長さんは作家さん達に愛されるのでしょうねえ。
設定が大幅に変わって最初はびっくりしましたが、こっちの方が話にすうっと入っていけました。4年前のバリ旅行がようやく消化されたという感じです。
友達にちょっと読ませてもらって、面白くて自分でも買ってしまった。本屋さんのバイトを始めて怖いのは、この手の誘惑である。「1ページに1回」は笑えませんでしたが、いろいろ知ることが出来て面白かったです。「12人の優しい日本人」や、「振り返れば奴がいる」などの作品が三谷さんの脚本だったとは。そして、エッセイの中で著者はしつこいほど自分のことを普通の人だと言っているが、そのエッセイは著者の特異性を表していると思うし、見た目とその性格もマッチしてると思うのですけど・・・。
バイト中に表紙に惹かれて買ってしまった。中身としては今まで雑誌や単行本に書いてきた短編を収録したもの。だから、知っている話ばかりでちょっと悲しくなってしまった。しかし一冊にまとまって分かる部分もあるので、その点はいいんだけど・・。
この本を持って杜真琴が挿し絵を辞めるらしい。そして次から挿し絵を担当するのが「こ」で始まり「ん」で終わる名前の漫画家だ。うおー、仲がいいからって、あの人に挿し絵を描かせないでくれっ。下手だし、なにより漫画描いてよぅ、と思っているこの漫画家のファンは世の中に何千人もいるにちがいない。そして杜真琴の忍様がもう見れないかと思うと、大変悲しいです。ちなみにこの本には挿し絵が一切ありません。表紙だけ書き下ろしという悲しい事態なのでした。
私の祖母はもうそろそろ80歳だが、たいへん元気である。目も達者なので、本もたくさん読む。一時期はシドニィ・シェルダンにはまり、今は北陸中日新聞に連載中の「尾張春風伝」(清水義範著)を毎朝欠かさず読んでいるらしい。しかし、自分は本屋さんに行かないのだ。いつも人に頼んで買ってきてもらうのだ。
そんな祖母に「本屋さんでバイトを始めたんだー」と言ったら、「え、じゃあ、『毛利元就』って、あの、NHKのドラマの、本出てるかなあ。買ってきてよ」。買ってきてよって・・・。かくして私は中巻の発売日の翌日、バイトがてらに上・中巻を買って家に帰ったのであった。まあいいや。プレゼントして喜んでもらおっと。
そして昨日は日曜でもちろん私も「毛利元就」を見たのだけど、続きが気になってしかたがない。心の中でおばあちゃんごめんねーと思いつつ、中巻だけ一気に読んだのであった。
本はドラマよりも解説や時代背景が丁寧に描かれているので、分かりやすく面白いです。ドラマも面白いんだけど、ドラマには無いシーンもたくさんあるようですし。面白い歴史小説は登場人物がいきいきとしていて、作者の愛情も感じられるんですね。ただあったことのみを出来事として書くのでは、面白くなくて当たり前なのかもー、と、ちょっと文芸部の読書会みたいなことを考えてしまいました。
友人Aには「あまりおもしろくないかもー」と、言われ、余り期待しないで読んだらとってもおもしろかった。長かったけど。まるで千夜一夜物語を読んでいるかのようでした。たくさんお話があって、贅沢な作りになっていると思う。「スティル・ライフ」で突き放されてしまった私としては、大変分かりやすいお話だったです。ラストもよいし。しかし長くかかってしまった。だって読み始めたのは3月の終わりだもの。授業中読む用で持ち歩いていたせいもあるんだけど。私の中ではなかなかグッなお話でした。
喫茶店でのバイトの最中にちょっと読んだ。店が余りに暇だったからだ。どれくらい暇だったかと言うと、本を読んでいる私を見た店長が、私が暇の余り半分寝ていると思って、わざわざコーヒーを入れてくれたくらいである。機械(コーヒーメーカー)ではなく手でいれたコーヒーは大変おいしい。
と、いうわけで余りに面白かったので借りて帰ってきた。映画が好きな人にはおすすめエッセイだ。著者も「マドンナのスーザンを探して」が好きなんだって!この映画については王久保(くぼの「く」という字は本人の作字らしい。出ません)キリコも自著で書いてます。映画の話の他にも青春時代の話、家族の話など、おかしく切ないエッセイでいっぱいです。さあ、君も竹中ワールドへGO!
最近気になってた本。運良く貸してもらえたのです。しののさんありがとう!近ごろの私は親父ギャグに弱い。この「くっすん大黒」では最初の1ページにどうしょもない親父ギャグがちりばめられている。わたしはそこでもうはまってしまった・・・。
文も設定もとても乱暴でいかにも「書きなぐった」というような文章展開の中で、じつは主人公が大変な常識人(真面目なのではない)と言うのが面白かった。だからいろいろ世間体も気にするし、何よりも女房に逃げられたのも「俺の顔は酒の飲み過ぎで膨れ上がってしまった」からだと思っている。友人の家に転がり込んでも掃除とかやっちゃうし。破天荒な文章と主人公の性格のミスマッチぶりが面白かった。こんな小説を読んだのはずいぶん久しぶりな気がする。
装丁に惹かれて買った本。こういう賭的な買い方は3度目である。いい加減癖になりそうなので、それがこわい。
話としてはよくあるような話だった。個人的な感想としては宮本輝の「ここに地終わり海始まる」に似ているとおもう。双葉社の本です。一番素敵だと思ったところが”装丁”なのはちょっと悲しすぎますね。もっと年齢が深まってから読み直すと感慨が出るかもしれない・・かな?という本でした。
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