040129
先日の公園散策の紹介、三回目の今日が最後です。今回は林内を歩いていて見つけた、虫こぶの紹介をしたいと思います。
スギやヒノキと並んで立っている高木が、遊歩道の上二メートルくらいの高さまで枝を下ろしていました。青々としてツヤのある葉からして、昨日のアオキと同じく「照葉樹」であることが分かります。しかし、その中の何枚かの葉には、小さな「こぶ」がビッシリとできており、そのいくぶん衝撃的な姿に目を奪われました。
葉の表側には高さ数ミリ、富士山のような形をした突起が見られます。先端部にゆくにしたがって色素が薄くなっているのでしょうか、黄緑色を経て茶色くなっています。表と対称的に白くツヤのない裏側を見ると、それぞれボタンのような、黄緑色の低い隆起を形づくっています。
この木が「シロダモ」という名前であることが分かったので、調べてみました。どうやら、シロダモの葉だけに寄生するハエによって作られる、シロダモハコブフシというそうです。幼虫はこの中で一年くらい過ごすそうです。冬に昆虫を見つけることは、なかなか難しいのですが、虫こぶを通して、昆虫の冬の暮らしぶりを垣間見ることもできそうですね。
040128
昨日公園で見てきたもの、その紹介の続きです。杉の林立する歩道を歩いてゆくと、やがて左右に茂みが現れました。二メートル前後の高さで、観葉植物のようなツヤのある濃い緑色の葉、を茂らせています。普段は寒冷地に住んでいるので、このような「照葉樹(常緑広葉樹の一種)」はとても新鮮で、長野の高地に負けないくらい寒い関東の朝の公園の中で、これらに囲まれているのがとても不思議な気持ちになりました。近くの看板には「アオキ」とありました‥‥確かに名前通りの色をした木だな、と思いました。
そんな青々と茂った葉も十分に目をひくのですが、それ以上にこの植物に興味を持たせていたのは、その鮮やかに赤く色づいた実でした。長さ二センチ弱、ちょうど昨日ご紹介したドングリのような感じです。ゼリービーンズのような、といえばイメージされる方もいらっしゃるでしょうか? 枝から分かれた柄にいくつもの実が付いているのですが、どれも赤いわけではなく、あるものはまさに緑色から黄色を経て赤く色づく途上にあったり、濃い緑色でヒョウタンみたいに先端が細かったりと、様々な発達段階が見られます。
並んでいる木々を見ていて、気がついたことがありました。それは実のなっていない木もあることでした。別の植物かと思いましたが、全体や葉の形、幹の模様からして、とてもよく似ています。看板には「雌雄異株」、つまり実の有・無は雌・雄の違いだったことが分かりました。実以外で雌雄の違いを探してみたところ、枝の先端、新しく枝を伸ばして花を付ける花芽と思われる部分が、雄では大きく膨らみ、雌では細長いことが分かりました。
帰ってから調べてみると、実は冬の間に色づくこと、そして開花時期は春であることを知りました。春頃にもう一度足を運ぶと、このアオキの赤々とした多くの実と、見たこともない花が見られることでしょう。ぜひともまた訪れたくなりました。
040127
大学のゼミに出席するため、茨城に行ってきました。発表して帰ってくるだけではもったいないと思い、少し早起きして近くの大きな公園で散策してきました。普段は雪に囲まれているので、雪のない、緑の多い雑木林はとても新鮮でした。とは言え、肌にピリピリと感じる寒さはさすがに真冬です。一時間もしないうちに車に戻ってきてしまいました。
写真は霜柱とドングリです。高さ二センチ近くになる霜柱は、この日の寒さをよく表していると思われます。見渡す限りでは、池の周囲の湿った地面にしかありませんでした‥‥適度な湿り気が重要なのかもしれませんね。ドングリは日当たりの良い広場の一角に落ちていました。集めてみると、どれも長さ二センチ弱の細長いドングリで、「環」が幾重にも重なったようなカサを被っています。これまで見慣れたミズナラのドングリとは、形もカサも違います。見上げると、木には「シラカシ」という看板がついていました。
普段暮らしている長野県の高原では、地面は雪に埋もれて霜柱が見られませんし、シラカシのような常緑樹もお目にかかれません。とても楽しい散策になりました。まだまだいくつか紹介したいモノがありましたので、明日以降もぜひお楽しみに。
040109
刺すような寒さの中を雪が舞っていた夜から一転して、今朝はとても良く晴れました。地面や木々の真っ白な雪とその向こうの真っ青な空がとても美しく感じます。木々は枝の先までがきれいに真っ白になっています。見慣れたシラカバの木も、より一層「美白」が進んで、今朝はとても綺麗です。そのとなり、アカマツの木では細長い葉の一本一本が白くなっていました。青い空をバックに葉の緑色が、朝日をうけてキラキラと輝く雪の層を透けて見えます。アカマツの木も、積もった雪も、いずれも普段見慣れているものですが、こんな風に組み合わさることで新しい美しさを気づかせてくれました。
雪が作り出す変わった風景、これからも見つけてご紹介できたらいいな、と思います。
040107
最近の夜の冷え込みはとても厳しいです。昨晩はマイナス 12 ℃を記録したようです。そんな寒い夜にだけ見られる光景があります。今日はそれをご紹介しようと思います。
夕方に降り積もった雪の表面が、吐く息も凍るような寒さの中、外灯の光を反射してまばらに光り輝いています。氷の粒の乱反射は、見る者が移動することで次々とその位置を変えます。静止した写真ではその様子を全て伝えることができないのですが、歩きながら見ることにより、辺りは「雪原に散りばめられた満天の星空」のごとく、光の粒が一斉に瞬(またた)くのです。
この美しい「雪原の星空」にはヒミツがあります。それは降り積もった雪の粒‥‥直径3ミリほどの大きな結晶に由来します。大きめの魚のウロコのような結晶が、その広い面で光を反射する。そのため、まばらで、しかし一つひとつの光の強い反射光を生み出しているのです。
寒さ対策の重装備をしているとはいえ、夜中にカメラと三脚を持ってジッと構えているのは、やはり厳しいですね。すぐに部屋に戻ってきてしまいました。‥‥暖かい部屋や安らぐ場所などがあってこそ、雪の楽しさや美しさが味わえるのかもしれません。そう考えると「雪」は、シンプルながら贅沢な情趣なのかもしれませんね。
040105
明けましておめでとうございます。本年も「雑記」および当サイト、よろしくごひいきの程お願い申し上げます。
さて、新年最初にご紹介するのは、建物から下がった長い「つらら」。休暇明けの今日、長さ130センチに達する勢いで、玄関脇を飾っていました。年末年始はこのあたりは良い天気が続きました。溶けては冷え、また溶けて固まり‥‥を繰り返すうちに、こんなに立派なつららになったようです。
もう少し見て楽しもうと思っていたのですが、危険防止のためでしょうか、午後には取り除かれてしまいました。残念ですが、まだ冬は続くので、もっと大きなつららになることを期待したいと思います。
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