昨日、ズミの木を見たあと、そのまま草原を抜け、林を歩きました。目的は一つ、先日ご紹介したハシリドコロの芽、その気になる成長を見ることでした。林を抜け、沢沿いの道から少し下りたところ、日当たりの良いやや湿った斜面に、前回とはかなり姿が変わっているその植物を見つけました。なんと、赤紫色の花が咲いていました。 先日見たものでは、紫色をした芽がとても印象的でした。写真に入っていない根元の部分には、この紫色の覆いが残っていましたが、今では大きく伸びた緑色の葉が大部分を占めています。その葉に包まれるように、花が一輪咲いています。花びらの外側は赤紫、内側は白となっていおり、写真は逆光ぎみに映っているせいか、光が透けて薄いピンク色に見えています。 芽吹いてすぐに花を咲かせるのですね。そのタイミングになんとか間に合いました。‥‥見に行ったかいがあったというものです。
春になり、久しぶりに気になる植物を見に行きました。昨年から何度もご紹介した、アカマツです。これまで何度か観察してきたものと同じ枝なのですが、写真右から中央に伸びている枝の先端から、上方に向かって三本の茶色い芽が顕著に伸びています。鱗のような覆いの一部がそれぞれ外側に突き出ていて、それらが日ざしを浴びてキラキラと光っている様は、力強さを感じさせてくれます。根元を同じくして若いマツボックリが、こちらは以前から変わらずにそこについています。わずかばかり大きくなったせいか、鱗状の表皮のあいだの溝が緑色に色づいています‥‥春を迎え、立派なマツボックリとなるべく内側から勢い良く膨らみ始めているのか、力強さを感じさせてくれます。 今後、これらの成長が楽しみになりました。
河川敷の土手にやってきました。今日はソフトボールの練習がこの河川敷グラウンドであるため、集合時間より少し早めにやってきて付近を散歩しました。土手の緑の中には様々な花があちこちに散りばめられていました。‥‥しかし、すがすがしい陽気にはほど遠く、残念ながら練習前にもかかわらず、さっそくポツポツと雨が降りだしてきてしまいました。なんとか降り出す前に撮影できた写真は、タンポポにとまるミツバチ、そしてそれらの後方にはアブラナも映っています。色あざやかなこれらの花を、こうして間近に見ているぶんには、不思議と天候も気にならないものです。このあと、雨は時間とともに本格的となり、せっかくの練習はメニューが始まって間もなく、お好み焼き屋にその会場を移すことになりました。
今日は身近な芽吹きを探すべく、草原の脇の林を歩いてみました。期待通り、いろいろな木々が若葉を出し始めている場面に出会うことができました。こちらはカエデの仲間の芽吹きです。枝先でまさに広がろうとしているこれらの葉を良く見ると、手のひらのような形を垣間見ることができるのではないでしょうか。 その若葉にとまっている昆虫がいます。ハチのようですね。折り曲げた腹部の先端からは、体長の半分ほどもある長い棒のようなものが後方に伸びています。これは「産卵管」と呼ばれる構造で、卵を狭い隙間や植物・動物組織の中に産みつけるのにうまく適応した形をしています。何に卵を産みつける、どういうハチなのかまでは分からないのですが、この写真のハチがメスであることは、これで分かっていただけると思います。
こちらも昨日の散策で見つけた新芽です。なんだか不思議な形をしています。また、新芽にびっしり生えている透明で短い毛が不思議な質感をかもし出しています。画面奥から差しこむ日光にさからってフラッシュをたいたせいか、その質感が一層際立って見えます。これはわたしたちが普通に口にするクルミにとても近いオニグルミの芽です。芽の根元付近など、枝のあちこちにマツボックリのような緑色のモノがついていますね。これは房状に開花する雄花の、いわば「つぼみ」なのだそうです。ちなみに、雌花は芽の先端に位置しているそうです。さらにもう一つ、こちらはカラマツです。手前の方で上に伸びている枝を見ると、数十本の葉が束になって生えているのが分かりますね。この束のように見えるのは、「短い枝に密生している状態」として解釈するそうです。また、あの短くてツンツンとした葉も、生えたてのものは色も手触りもとても柔らかく、しっとりとしています。このまさに新緑の時期、どうやら目だけでなく手触りでも楽しめるようです。
先日ご紹介した新芽散策、その後で車を走らせ、近くのスキー場に向かいました。天気があまりにも良いので、雪解け後のゲレンデを歩き、春を見つけてみようと思い立ったのでした。冬はスキーを履いて気持ちよく滑っている斜面も、いざ歩いて登ってみると、かなりの急勾配であることをつくづく実感します。日当たりの良い南向きの斜面を歩くと、堆積した前年のススキなどの枯れ草が一面に広がる中、あちこちで花が咲いているのを見つけることができました。今回はその中で黄色い花に注目しました‥‥同時に昆虫を見ることができたからです。 細長くてカミキリムシのような形をした虫です。後ろ足の「太もも」の部分ががとても太いことが分かるでしょうか?図鑑で調べた名前は「モモブトカミキリモドキ」‥‥見たままの名前であったことには驚かされました。また、幼虫はススキを食べるそうで、まさに夏から秋にかけてススキが繁茂するこの場所は、彼らにとっての最適の生育場所となっているのでしょう。 この黄色い花はキジムシロというバラ科の植物です。同じバラ科のイチゴと、花や葉のカタチが似ていませんか?先ほどのモモブトカミキリモドキは、この花に集まって頭を突っ込んでいる姿をよく目にしました。きっと、成虫の好物なのでしょうね。
普段生活している建物の周囲には、レンゲツツジが植栽されています。今年も開花のシーズンを迎えているようで、いよいよつぼみが膨らみ、赤く色づいてきました。開花したレンゲツツジはとても華やかで、僕にとっては、それらが持つ迫力に圧倒されてしまう印象があります。しかしこのように、ほんのりと先端が色づいたつぼみの状態は、開花を期待させつつもそれ自体の落ち着いた美しさに、立ち止まってゆっくりと眺めたい気持ちにさせてくれます。花の期間よりも短いあいだの楽しみという点でも、贅沢な鑑賞なのかもしれませんね。
近くの山に採集に行きました。今回の目当ては「ガロアムシ」‥‥写真の昆虫です。少し高い山の林の中、湿り気のある地面の石などの下で生息している、体長二センチ近くの翅(はね)のない昆虫です。この写真のものは幼虫で、成虫よりもひと回りほど小さく白っぽい色をしていますが、成虫では体色が茶色くなります。光の当たらない地中での生活のためでしょうか、触角のほかにも、体の後方(写真左方)にも触角のような長い「尾毛(びもう)」が伸びています。石をおこすとサッと逃げられてしまうのですが、今回は運良くジッとしてもらえました。今回の採集では雄の成虫を手に入れたかったのですが、どうやら、この時期はまだ現れないようです‥‥幼虫や雌の成虫しか見つかりませんでした。また採集の機会があった際には、成虫の写真なども撮ることができれば、と思います。 |