公害道路いらない、梅田貨物駅移転

反対吹田市民連絡会 ニュース      

200210月号 No15   吹田市泉町1−21−4 п@0661927033

吹田市へ抗議&要望書提出

署名いただいた自治会長のみなさん、ありがとうございました

 去る10月16日、別紙に示すように5項目にわたる、緊急抗議&要望書を、吹田市へ提出しました。吹田市が10月1日付の「市報すいた」で、突然「吹田操車場跡地のまちづくり」について2ページ見開きで発表しました。これに対する抗議と、吹田市長との面談、今後予定されている公聴会への要望などを、緊急で書面提出したわけです。33もの自治会長、14住民団体の責任者の連名による今回の要望書。かつてない規模での要望について、吹田市が誠実に対応するかどうか注目されているところです。

市民に誤解を広げるような吹田市報

 「な、何やこの市報は?」。市報すいた10月1日号を見てビックリされた方も多かったのではないでしょうか。市民からの反対意見書が1万1千通も出たことや、吹田市議会でも慎重に議論されていることなどを一切報道せず、すでに梅田貨物駅の吹田への移転が決まったかのような記事が「唐突に」掲載されました。「新しいまちづくりに取り組んでいきます」と題して、操車場跡地開発後の「美しいイメージ図」が掲載されていますが、1日1000台もの大型トラックが通るトラック専用道路(市民は公害道路と呼んでいます)のことは地図にも入れていません。「南北地域の分断を解消」「JR岸辺駅の橋上化」などについては報道するものの、操車場跡地から遺跡が発掘されたことや、環境悪化を防ぐ具体的な方策については、何ら触れられていません。
 環境アセスを行なっている大事なこの時期に、あえてこのような報道をすること自体、吹田市の姿勢が厳しく問われるところです。

一体どっちの味方なの?

 市長は常々「開かれた市政」「環境を守りたい」「安心で安全なまちづくり」と言います。しかしこのような「開発者に都合の良い情報」のみを公開し、先に受け入れありきのような姿勢では、「一体どちらの味方なんや、JRか住民か」(JR沿線自治会長ら)という疑問の声が上がるのも当然です。吹田市には市民の健康と安全を守る責務があります。「市長さんキッパリ反対してください」という市民の切実な声に、今一度誠実に耳を傾けてほしいものです。

33もの自治会長が連名で

 「今回の要望書は地域の方々の連名で提出しよう」と連絡会の世話人が提唱したのが、10月7日。わずか1週間で多くの自治会の賛同を得ることが出来ました。1万1千通を超える意見書が出たことと合わせて、この「貨物駅移転問題」では、多くの地域で不安が広がり、『アカンもんはアカン』『市長さん、頑張って』という住民の声が、ますます強くなっていることが改めて示されました。

公聴会の日程が発表される前に

 11月には公聴会が開かれる予定となっています。スケジュールが「粛々と」こなされて行きますが、この問題で、吹田市長と地域代表の懇談は、ただの1度も開かれていません。この緊急要望書の文書回答期限は10月21日と設定していますが、遅くとも10月中に誠意ある回答を求めて行きます。回答については次号ニュースでお知らせします。

見解書は重さ6キロ超

 JR鉄建公団から見解書が出たのが、八月26日。市民への縦覧は9月26日から14日間行なわれました。市民からの1万1014通に及ぶ意見書に対して、「見解」を述べる、という形式になっているため、今回の見解書は写真に見るように、3分冊、厚さ11センチ、重さ6キロ超の代物。「近畿ではおそらくこんなに出たのは初めて」(環境省)というように、改めて1万1千通の重みを感じます。

「子どもが喘息で苦しんでいます。これ以上空気を汚さないでください」「ようちえんのこどももはんたいしています」など、市民からの切実な訴えに対し、JR鉄建公団側の「見解」は、
「不要なアイドリングを止めるよう指導する」「将来低公害車が実用された時には、それを導入する」…など環境悪化をちゃんと防ぐような具体的な方策を、持ち合わせていないことが明らかになりました。今後予定されている公聴会に地域ぐるみで参加し、そこで意見を言いましょう。  

                       

大阪市と「国際コンペに限って」交渉しました

 9月30日、「梅田貨物駅北ヤード再開発に伴う国際コンペ」に限って、大阪市と交渉を行ないました。梅田貨物駅の移転が決まっていないのに、あたかも「梅田北ヤードが更地になった」かのような前提で行なわれる国際コンペに対し、厳しい批判の声が集中しました。交渉の席上、大阪市への「2分の1問題」についても尋ねましたが、「大阪市は5者協定に入っていないので」「まだ百済とも安治川とも決まっていない」など、不誠実な返答がありました。交渉の最後に以下の点について確認しました。
@ 国際コンペは梅田貨物駅の移転が決まっていない状態で行なわれる。
A コンペの応募要領には、この点については記載していない。
B 大阪市が残り半分を受け入れることが前提となったコンペではない。
C 結果的にコンペの応募者をダマすことになるかもしれないという指摘があった。
D 税金を使ってコンペをやることは大阪市として無責任である、という指摘があった。
E このコンペをやることで、市民の間に梅田貨物の移転が決まったことであるかのような誤解が生じる、という指摘があった。
 懸案の大阪市の残り半分の受け入れ先も決まっていないことが明かになりました。百済については、杭全交差点のすぐ横にある、という立地条件で、今でも1日数万台の自動車が行き交う地域。その上にさらにトラックを受け入れる余地はないこと、安治川についてもUSJのすぐ横に位置し、取りつけ道路である北港道路も現在トラックの通行がはげしく、住民の反対運動が強いところ。「結局吹田に全部持ってくるつもりやろ」という私たちの指摘にまともに答えられませんでした。

吹田市職員労働組合が市民新聞製作中
操車場問題取り上げ、全戸配布予定

 吹田市役所の職員で構成する「吹田市職員労働組合」が、今の吹田市政に関わる諸問題を、わかりやすくレポートした「市民新聞」を製作しています。
 タブロイド版4ページで、2面目に梅田貨物駅移転問題を大きく取り上げた新聞で、わかりやすいイラスト地図を配置し、「市長さんキッパリ反対を」というメッセージを送っています。10月末に完成予定で、11月頃から配られます。期待できそうです。

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