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環境影響評価審査会が報告書提出
〜移転そのものへの疑問や、公害道路の全線地下化など
抜本的な環境対策には触れず〜 |

小手先の「改善」でしかない
今年4月、学識経験者らによるアセスの審査会から報告書が提出されました。議事録を読むと、先生方は、吹田の環境を守るために努力されたことは分かるのですが、結果として「(梅田貨物駅の)吹田への移転は見直すべきだ」とか「(公害道路を)全部地下にするべきだ」などの抜本的な改善策は提起されておらず、「出入りするトラックは低公害車とすること」「トンネル部分へのアプローチ部分は傾斜を緩めること」など小手先の改善を提言するにとどまっています。
JRは前回の質問に答えていない
アセスのスケジュールで言いますと、今後審査会から市長宛に答申が出て、阪口吹田市長が2回目の意見書を書きます。その市長意見書に対して「整備支援機構」(旧鉄建公団)が評価書を提出します。私たちは、この評価書を読んで意見書を書くことになります。
前回、私たちは1万1014通の意見書を提出しました。そのほとんどが移転に反対の意見でした。中には様々な質問が含まれていました。例えば、@梅田貨物駅の売却益はいくらで、吹田への移転工事費はいくらなのか?
A閣議で決まったというが、吹田への移転という文言はどこに書いてあるのか?Bトラック1日1000台の担保は?C環境が悪化した場合、誰がその責任を取るのか?D円滑な住民合意とはどのような状態をさすのか?Eなぜ全線地下にできないのか?などについて、旧鉄建公団は何ら回答せずに、「環境に与える影響は軽微だ」としただけです。
やはり最後は市民世論しかない
私たちにとっては3回目で最後の意見書。あきらめずに、たくさんの反対意見書を提出しましょう。
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やはり吹田市南部の子どもに喘息児童が多い。
大きな原因の一つは排気ガス。早急に排ガス対策を
昨年吹田市が行った定期健康診断の結果が出ました。小中学校の喘息児童の比率は下記の表の通りです。全体としては「悪いまま一定」の状態。吹田の喘息児童は、全国平均の2倍弱です。とりわけ吹田市南部の小学校に多いのが特徴です。
今でもこんなにひどい、吹田の公害(最新版)

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イラクには昨年の11月と今年の4月に行った。バグダッド市内を中心に車で取材していたのだが、3日もいると喉がかすれ、セキが出てくる。バグダッドを走る車、特にディーゼル車の排ガスがひどくて、喉をやられてしまうのだ。特に米軍とゲリラ兵との戦闘があった翌日などは、各地で道路が封鎖され、交通渋滞を起こしているので、町に真っ黒な排ガスが充満することになる。日本のような「排ガス規制車」ではないので、黒い煙を吐き出し放題。またイラクの人々の多くは「チェーンスモーカー」なので、車内の内と外から「煙攻撃」にあってしまう。
砂ぼこりが舞うバグダッド市内にあって、ほっとするのがチグリス川河畔。緑が生い茂り、そよ風が心地よい。おそらく河畔は1〜2℃気温が低いのではなかろうか。イラクやヨルダンを旅すると、人間にとって水がいかに大事かと感じるとともに、バグダッド、つまりチグリス・ユーフラテスで文明が栄えたのもうなずける。
そのイラクでアメリカ企業が空前の荒稼ぎをしている。ハリバートンという石油掘削機会社が80億ドル稼いだらしいが、これはチェイニー副大統領の会社である。無理やりイラクを空爆し、石油を掘り出し、地球環境を一方的に悪化させているのが今のアメリカである。アメリカは劣化ウラン弾やクラスター爆弾なども使用し、中東の自然を取り返しのつかないほどに汚してしまった。
なぜ現地の人々をそこまで苦しめるのか、と感じるが、権力者はそうした痛みを感じないものだ。小泉首相はじめ永田町の政治家や国土交通省、JRの官僚たちには、吹田や百済の人々の生活が見えないのと同じ構図なのだろう。
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