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1月11日JRが評価書を提出 意見書は3月25日まで
いよいよ山場。説明会に参加し、
前回上回る反対意見書を提出しよう |
今年1月11日、JR整備機構が吹田市に対し環境影響評価書を提出しました。この概要は2月1日号の市報すいたで発表され、10日から縦覧が始まります。15日からはいよいよ住民説明会がスタートし、私たちは3月25日まで反対意見書を提出することができます。
「公害道路いらない」という私たちの運動も、いよいよ最後の山場を迎えました。「子や孫にきれいな空気を残したい」という私たち住民の、当たり前の願いを実現させましょう。
2月15日から住民説明会
上記、別表のとおり、JRが11か所で住民説明会を行います。思い出すのは3年前、同じ説明会で、住民側の真剣な問いかけに「木で鼻をくくったような」回答に終始したJR。今回こそは、まともに答えて、納得できる説明をしてほしいものです。「なぜ住宅密集地に貨物駅なのか」「全線地下にできないのはなぜか」など、住民として聞きたいこと、いいたいことは山ほどあります。ぜひどれかに参加してあなたの意見を。
なぜ沿線だけ?
吹田市全体の問題ではないの?
前回同様、説明会はニュータウンや山田などの「北部地域」では行われません。トラックが吹田全体を走り回る計画ですニュータウンや山田・千里丘などその他地域の人たちにも呼びかけ 、吹田全体の問題にしましょう
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ここが問題 JRの評価書
大気汚染、騒音、振動。
常に悩まされるのは私たち住民
3万通を越える意見書を提出し
公害道路にストップを |
超分厚い評価書
今回提出された評価書は、前回と同じく、厚さ 、総ページ数 という代物。私たち一般市民にとって全部読み通して理解できるようなものではありません。そこで事務局の文責で、以下ダイジェストで問題点を列記します。
1 大気汚染
・JRは公害道路を走る大型トラックについて、またも「低公害車の使用を求めていく」としています。大型トラックは、ディーゼル車がほとんどであり、大気汚染の主たる原因は、ディーゼル車からの排ガスであることが明らかになった今、「天然ガス車しか走らせない」などの具体的な決意がない限り、「低公害車でもディーゼルである以上、公害は撒き散らかされる」のです。。また貨物駅で稼働するフォークリフトについても「排ガスの少ないものを採用する」というだけで、今より空気が汚れてしまうのはさけられません。
・2か所のトンネル部分について、JRは「傾斜をゆるやかにする」といいますが、「地下部分を延ばす」とはいいません。傾斜をゆるくしたところで、トンネル内の排ガスは出口から出てくるわけで、抜本的な改善になりません。加えて、トンネル出口には吹田第6小学校や保育園があり、子どもたちへの健康被害が懸念されます。
・JRは「公害道路に光触媒を塗装する」といいますが、光触媒は排ガスと触れてはじめて効果を発揮するのであって、開放型の道路では、排ガスは上部に逃げるので、その効果は疑問です。公害道路をドームで覆い、排気口に光触媒を通す、ようなことにならないと汚染は防げません。
・貨物列車はすべて電気機関車とすること、という市長の要望に対し、JRは「一部ディーゼル機関車を使う」といいます。これなどはJRの努力ですべて電気にできる問題で、そのような予算がないから導入しないだけで、JRの誠意が問われるところです。
2 騒音・振動
・右記と同じ理由で、騒音・振動の大きいディーゼル機関車を入れ替え作業で使用する、といいます。現状でも貨物列車の騒音に悩まされている地域に、貨物駅の騒音・振動が加わるのです。JRは最後まで電気機関車の使用を追求すべきです。
・「吹田市役所付近で、住宅と公害道路の離隔を最大3.5メートル広げました」とJRはいいますが、それでも住宅と公害道路は メートルほどしか離れておらず、これら地域は今まで以上に「排ガスが降りそそぎ、振動で家が揺れる」状態になります。これら地域こそ、「道路を地下に潜らせる」べきです。因みに地下に潜る部分の多くは、工場地帯です。
・5年にわたる工事期間中、すさまじい工事騒音が発生すると予想されますが、JRは「夜間工事も予定している」といいます。鉄道沿線住居に対し、窓を2重サッシに変えたり、エアコンを整備したり、具体的な「騒音・大気汚染対策」なしには、「住めない」地域になってしまうかも知れません。
3 その他
・「貨物列車の騒音対策としてロングレール化を行う」とJRはいいますが、これなどはもっと早期に改善すべきもので、貨物駅移転の受け入れ条件になるものではありません。沿線では早朝4時に90デシベルを越える騒音に悩まされており、「今すぐにでも改善すべき問題」です。客車はロングレール化できて、貨物ができないはずがありません。「儲からない貨物は改善しない」と、今まで住民無視を貫いきたJRの姿勢こそが問題です。
・「十三高槻線に左折しないようチェックする」とJRはいいますが、果たして1年365日、24時間、それは可能でしょうか?「違反車には厳正に対処する」といいますが、罰金も何もありません。「トラックは1日1000台以内」という協定についても、これが違反されてもチェックできず、まして処罰の対象にもならないのですから、実際には「左折もできるし、1000台も越える」事態になることが予想されます。
以上、大気汚染、騒音、その他と、3点にわたって、今回の評価書を「評価」したわけですが、結論は、「やっぱり環境は悪くなる」し、「何でこのような無駄な公共工事が必要なのか」疑問ですし、「梅田をそのままにしておくのが、財政上も、環境上も、住民のため」だということがいっそう明らかになりました。正義と道理は住民の側にあります。最後まであきらめず、粘り強くがんばりましょう。
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2月の連絡会議は14日(月)夜7時から、場所は連絡会事務所で
いよいよ山場を迎え、連絡会も気を引き締めて、この評価書に取り組みます。ぜひ会議にも参加してください |
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この間の歴史と問題点が一目でわかる
学習会でスライドを上映しましょう
各地の学習会で使用しているスライドが好評です。写真、地図、グラフ、絵を使った「操車場問題早分かり」とでもいうべきスライドです。
CDにまとめていますので、パソコンがあれば、どこでも見ることができます。地域の学習会などでぜひ利用してください。ご希望の方にCDをお渡しします。
連絡会まで(6192−7033)ご連絡ください |
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百済&吹田で交流しましょう
残り半分の行き先、大阪市東住吉区の百済でも、反対運動がわき起こっています。吹田がいやなものは百済でもダメ。「梅田は梅田のままで」と連帯し、共同で反対していきましょう。
とき:2月25日(金)午後7時から
場所:吹田市民会館1F大集会室
市民連絡会小西和人会長の講演と、スライド、各団体からの決意表明など |
平米33万円、梅田全体で800億円?
昨年末、日経新聞に梅田北ヤードの「先行開発区域」がはじめて「売れそうだ」という記事が掲載されました。それによると、売れる段取りがついたのは、地図Bの部分で、将来は「ナレッジキャピタル」としてロボットなどの先端産業が入る予定。報道によるとJRは、ここをu当たり33万円で売却するとか。u33万とすると、北ヤード24ヘクタール全体で、約800億円となります。JRは今まで北ヤードの売却益を公表しませんでした。一説には1000億円ともいわれていましたが、土地下落 はすさまじく、1000億円を割り込むことがほぼ明らかに。
全部売れても移転工事費でマイナスか?
一方で梅田貨物を吹田へ移転させる工事費は推定で、約400億円とも言われます。残り半分を百済に持っていく工事費を仮に同額だとすると、合計800億円。「梅田貨物を売却して旧国鉄の赤字解消に充てる」という大義名分は、完全に吹き飛び、下手したら「赤字を増やす」ことにもなりかねません。
また、先行開発区域は仮に売れたとしても、残りの区域は売れる見込みは立っていません。また北ヤードに巨大ビルが建ちますと、新大阪や江坂などのテナントがこちらへ移動し、江坂やJR吹田駅前などのビルは、さらに空き事務所が増えると言うようなことになり、地元産業にとっても大きな打撃となります。
開発より住民の健康が優先される時代
マスコミなどの報道を見ますと、「梅田貨物駅の売却は、すでに決定した」かのように思われます。でも実際は違います。貨物駅の受け入れ先の住民である、吹田市民や百済の市民が反対すれば、そう簡単には行かないのです。例えば、意見書の提出の後、私たちは「貨物駅移転の是非を問う住民投票」を行なうこともできます。尼崎や西淀川の裁判にも見られるように、開発より住民の健康が重視される時代になったのです。新年から大きな山場を迎えた、公害道路いらない、という運動を大きく盛り上げ、世論の力で押し返しましょう。
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