洗足池・小池(大田区)

作者が東京の西のはずれにすんでいることもあって,23区の池はこれまであまり紹介してきませんでした。今週からは,23区の池を重点的に紹介しようかな,なんて思っています。どこまで続くかは不明ですが。
23区の池をあまり紹介してこなかったのは,遠いということ以外に,有名な池が多いからなのです。このさいとは「目立たなくて味のある」池を紹介するさいとなので, 有名な池を紹介するのはあまり主意ではないんです。これからがんばって,このさいとで紹介できる目立たない池を探してきます。
さて,今日は大田区の洗足池(写真上)を紹介します。と言いたいところですが,「何だ,有名じゃないか」という批判を受けそうなので,ちゃんと目立たない池を見つけてきました。「小池」という名前でいいと思うのですが,洗足池から徒歩10分くらいのところにあるつりぼりの池です(写真中)。池の名前をはっきり示す看板などがなくてわからないのですが,つりぼりの名前も「小池」ということなので,たぶん正しいでしょう。
これだけまわりを住宅に囲まれて,よくここだけつりぼりとして残ったものです。池のほとりに立つとわかるのですが,ここは四方から来る坂の下で,深いくぼ地になっています。そこに水がたまったか,地下水がわき出たのがこの池ということでしょう。宅地開発をしようにも水がじゃまでできなかったのでしょうか。洗足池よりも標高はやや低い所にあるので,おそらく洗足池の水が地下を伝ってここにも流れ込んでいるのではないでしょうか。「小池」という名前も,洗足池(大池)に対する小さい方の池,ということだと思います。
それにしても,住宅地とこの池との対照が,見事というか,本当に「すごい」の一言です。たまたま池を訪れた日がつりぼりの休業日で,撮影許可などは特に得ていませんが,夢中でシャッターを押してしまいました。何がつれる池なのでしょう。つりぼりの感じからしてヘラブナかと思いますが,この池の歴史も含めて,ぜひ管理人の方に聞いてみたかったですね。
写真をとって帰ろうとすると,池の岸辺にこんなものが(写真下)。つりぼりの休業日で人がいないので,久しぶりに地上に出てきてコウラぼしをしている風でした。作者が写真をとるとすぐに水の中にもぐってしまいましたが,神社仏閣や公園の池ではない普通の池に,野生のカメがコウラぼしをしている姿ははじめてみました。しかもここは東京都心。なかなか貴重な写真ではないでしょうか。
駅から近い一等住宅地で,維持管理も大変なことだと思います。釣り代も1日2500〜3200円と,ほかのつりぼりと比べてやや高めのようでした。それでも,このすばらしい風景はぜひ残していってほしいものです。作者も今度はぜひ釣り道具を持って来たいところです。
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